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みんなのレビュー54件

みんなの評価3.8

評価内訳

54 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

映画からはいりました

2015/09/07 12:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画の宣伝を見て、とても興味を持ちました。
結局映画は見ることができませんでしたが、あらためて本を読んで、何かできるのに何もしなかった経験を思い出しました。

特に、主人公の息子と友人のお話で、「幸せなひとときがあった記憶が、それからの一生を支えてくれる。どんなに不幸なことがあったとしても、その記憶が自分を救ってくれる。」という文に心揺さぶられました。

私は娘たちにしあわせなひとときとしての記憶を持ってもらえているのだろうかと、かんがえされられました。

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紙の本

淡々と。

2015/08/17 21:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

誇張したり、大袈裟に取り扱ったりすることなく、淡々と物語が進んでいるような印象を受けました。その分、シリアスさがむしろ増しているように感じられます。

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2016/04/03 01:50

投稿元:ブクログ

旧年度と新年度の間、4月に入った春休みのこの時期このタイミングで、この本を読めたことが本当によかった。

「一枚のTシャツだって、一本の鉛筆だって、この子のためにだれかが用意してくれた。その人たちの思いが、この子たちひとりひとりにつまっている。」

「働きに出ていないとはいえ、役員の仕事に割く時間のやりくりはたいへんだと思う。彼女たちのおかげで、関心のない親たちのよせあつめのPTAも、なんとかやっていけている。」

「流す涙があるうちに、いっぱい泣いておきなさい。そのうち、涙も出なくなるほどに、からからにかわいてしまうんだから。」

そして、ひろやくんが言ったしあわせ、が胸に残った。

つらい立場、やりきれなさを完全になくして、助けてあげたり問題解決することはできないままだけど、誰かのほんの小さな救いになることはできるかもしれない。

2015/12/27 13:05

投稿元:ブクログ

君が叱られるのはきみのせいじゃない
誰かがそういってくれたら、毒親に育てられる苦痛も
少しは減らせるのに。

2014/07/20 23:53

投稿元:ブクログ

◆サンタさんの来ない家・・・大学を卒業して初めて赴任した桜ヶ丘小学校、そして初めて担任になった1年生。クラスに気になる子は複数いたが、その中でも神田さんの家は給食費も払わず、しかも本人は親に「5時までは帰ってくるな」と言われているらしい。
◆べっぴんさん・・・ママ友たちはみんな、子供が悪さをしてもニコニコと優しくやり過ごしている。でもみんなきっと。家に帰れば今とは違う。あたしがあやねに思わず手をあげてしまうように。
◆うそつき・・・みんなと同じようにできない息子の優介。何かと特別扱いされることも多く、はたから見れば浮いているようなこともあったが、転校してきただいちゃんには懐いていた。そして優介だけが、だいちゃんが話す家庭の事情を、嘘だと信じている。
◆こんにちは、さようなら・・・80をとうに過ぎ、家族もおらずひとり暮らしのわたし。唯一会話をかわすのは、家の前を通っていつも「こんにちは、さようなら」と声をかけてくれる男の子。ある日その子が、「かぎ、おとしました」とうろうろしているのを見つけた。
◆うばすて山・・・妹のみわから、3日だけでいいから認知症の母親の面倒を見てくれないかと言われたわたし。記憶の中の母はいつも怒っていて、私には虐待の記憶しかない。それなのに…母はわたしを「かよちゃん」と呼び、娘のことは何もかも忘れてしまったらしい。

以上5編の短編集。基本的には別の話だが、どれも児童虐待をテーマとしており、ちらっと他の話の登場人物について触れられている話もある。

◆べっぴんさん・・・人の前ではなんとかとりつくろいながらも心の内ではどす黒いものがどんどん湧き出てくる母親と、外でなら母親に怒られることはないとわかっていて好き勝手ふるまいながら、家に帰ったとたんおびえるようになる子供。きっと他のうちもそうに違いない・・・という母親の心理描写、そしてこの虐待がふと表に出てきてしまう瞬間、子供の反応。リアルだなぁ。
◆うばすて山・・・やられた方は決して忘れられない心の傷になっているのに、虐待をしていた方は認知症であっさりとそのことを忘れてしまうやりきれなさ。もし私がこのみよちゃんの立場だったら、3日間であれきっと引き取ることはできないだろう。このまま捨ててしまおうか・・・というみよちゃんの心の葛藤がよく描かれている。

2014/07/10 19:02

投稿元:ブクログ

書店に平積みになっていたので、何の前情報もなく購入。本屋大賞にノミネートされた作品だというのも、読後ネットを巡っていて知った。
ある町の、ある日の午後を舞台にした連作短編集。
児童書っぽい平易で柔らかな文章に導かれて最初は気軽に読み進めていたが、1章半ばで胃が重くなった。もしかして、と思いつつそのまま2章に入り、ようやくこの短編集のテーマを理解した。
正直前情報を知っていたら避けていたテーマだと思うので、そういう意味ではよかったのかもしれない。そもそも私は鈍いから気付かなかっただけで、このタイトルからすぐにぴんとくる人も多そうだしな。
重いテーマだし、内容として「面白い」とか「楽しめた」とかは感想としてまったく当たらないのだが、「読んでよかった」と思った。それにテーマの割に読後感は悪くない。それはどの作品も、僅かながら希望を見せた終わりだからだろう。
以下、印象に残ったものについて感想。

「べっぴんさん」
最初にがつんとやられた作品。
語り手の心理描写が読んでいる間中息苦しく、しかもその心理が納得はできないまでも理解できてしまうのが怖かった。
陰惨な気持ちを抱えた時の「澱んだ水がたまっていく」という感覚はとてもよく分かる。暗い気持ちになった時、みぞおちの辺りに水が溜まっているな、あの感覚。
結末はある程度予測できたけど、それでもほっとした。やたら彼女に反感を持っていたのは、惹かれているからこその裏返しだったのかもな。
「誰にでも言ってるんだ」という言葉に独占したい気持ちが垣間見えて、だからこそ結末はよかったなと思えた。
これから28年間のローンの間に、彼女と一緒にいることで変わっていけるよう祈る。

「春がくるみたいに」
一番結末が爽やかな作品だと思う。
所謂「ピンポンダッシュ」に対する語り手の感慨が素敵でいいなと思った。その子供への視線の優しさが、彼女自身の孤独を強く意識させるのが切なかったのだが。
彼女が終盤ひろくんの母親に向けた言葉には、泣きこそしなかったものの、私もぐっと胸を衝かれた。

「うばすて山」
正直子供の頃を振り返ると、親に対していい思い出ばかりあるわけではない。勿論愛情を注がれた記憶の方が多いし、感謝こそすれ恨む気持ちはない。
だがつぶさに振り返れば、理不尽な怒りを向けられたこともあるし、こちらが期待した反応を返してくれず悲しんだこともある。
今考えると親も一人の人間なのだから仕方ないと思えるが、それでもあの時受けた痛みが消えるわけではない。
この作品を読んでいて、ふとそんな風に過去の断片を思い出した。
語り手の抱える痛みは私の想像などとても及ばない。だがあまたの痛みの記憶があるのに、曖昧な思い出ひとつで少し救われてしまったことが、とても切なく思えた。
第三者の私からするとそんなので帳消しにならないと思えるささやかな思い出なのに、それで心が少しほどけてしまうくらい、彼女は母の愛情に飢えていたんだと。
そんなことで彼女の母親のしたことが許されるわけではないし、許さなくていい。だがその記憶が今後の彼女を��しでも救ってくれるといいな。

2015/08/29 21:51

投稿元:ブクログ

借りたもの。
フィクションとして読めない生々しさ。
現代のどこかの街のどこかの家庭で起こっている児童虐待、トラウマ、そして介護の問題……
5つの物語は違う物語であるが、相互に関連性、別の視点から見た物語のように見受けられる。

連綿と受け継がれた親子の負の遺産だろうか……
子供は「認めてもらいたい」「愛されたい」と叫んでいる。
親はその余裕が無い。子供の頃にそんな経験が無かったから――

この本に円満な解決は描かれない。ただ、ほんの少しの希望の光が差す。
それが傷ついた子供も大人も救う力になり得る。

ほんの少し抱きしめたり、認められればそれで人は仕合わせになれる。
それは同情ではない。良い面を素直に受け止める/受け止められることでもたらされる。

2014/04/17 20:32

投稿元:ブクログ

虐待っていうテーマと分かっていたけれど
やっぱりやりきれなさすぎる。かなしい。
あんなに小さな小さな手を、体を、
どうやったら傷つけることができるんだろうと
何も分からない私にはただただかなしかった。
呪文のように自分のことを悪い子という子どもたち。
みんなほんとうは「いい子」なんだよ。
きみはいい子なんだよ。きみはいい子。

サンタさんの来ない家がいちばんずしんときた。
他の短編も淡々と描かれている分、現実味があって、
もー色々とやりきれなかったです。
負の連鎖を断つのは人の愛情ややさしさや温もりだと思うから、
みんな、ランプみたいな温かい人に出会えますように。

2016/01/28 21:32

投稿元:ブクログ

胸にじんわりと染みいってくる優しい短編5編。

クラスを学級崩壊させてしまった先生、
自分の子を虐待してしまうお母さん、
などなど、書かれている内容は重いんだけど、小さな、もしかしたら、受け取った子にとってはものすごく大きな光になるようなやさしいやさしい言葉が用意されていて、胸がじんわり温かくなって泣けてしまうのです。

母親に虐待された子に、在日朝鮮人のおばあちゃんがあげた「べっぴんさん」という言葉も、
「こんにちは、さようなら」に出てくるおばあちゃんが、一年生の子たちがピンポンダッシュのイタズラしに来るのを、迷惑なものじゃなくて、春が来た、とらえてる心の有り様とかも、ああ、素敵だな、あったかいな、と思いました。

2015/07/03 12:21

投稿元:ブクログ

子どもと親に関する5編の短編集
いずれも、どこかでつながりがある。

「抱きしめられたいのは、子どもだけじゃない。
かって子どもだった、すべての人に~」

サンタさんの来ない家
べっぴんさん
うそつき
こんにちは、さようなら
うばすて山

桜が丘小学校の新任教師岡野匡(おかのただし)と神田くん

あやねちゃんとママ、ひかるくんとはなちゃんママ
P139
「だって、そうでしょ。自分で自分がかわいいと思えなくて、こどもがかわいいって思えるわけないよ」
「おばあちゃんがね、いつもあたしに言ってくれたの、会うたんびに。あたしを見るたんびに。べっぴんさんって。」
「だから、あたしも言ってあげたいの。べっぴんさんって。だから、べっぴんさんって言うの。自分にも、言うの。おばあちゃんが言ってくれたから。ベッピンさんって。あたしはべっぴんさんだって。

土地家屋調査士杉山と妻のミキ、4月1日生まれの優介、美咲
優介とだいちゃんこと山崎大貴
たっちゃんともっちゃん(父親が黒人のアメリカ兵)

あきこさんと櫻井ひろやくん

かよ みわ 二人の母ふうちゃん

親のひとつの言葉、行動がどれだけも子どもに影響するのか、あらためて恐ろしく、思い返された。
自分も叩かれて育っていたので、普通に叩いていた。
自分がされたことしか、わからないし、嫌だったと思いながらも、そのことがいけないことと気づかずにいた。

子どもには、何らかの理由があるーという文章があったが、そこは「人」と言い換えられるし、すべてのことには何らかの理由があるのだと思う。

2014/08/03 00:06

投稿元:ブクログ

とても重たくて苦しい。
分からなくてもきっとみんな
何かを抱えているんだと思った。
苦しくて苦しくて
登場人物たちにどうか光が射しますように
そう願いながら読んだ。

2016/03/20 11:40

投稿元:ブクログ

サンタさんの来ない家/べっぴんさん/うそつき/こんにちは、さようなら/うばすて山

映画がよかったので…。最後にほんのり光があって救われます。うそつきの話が好き。

2015/08/02 18:15

投稿元:ブクログ

家庭に潜む確かな闇であっても、正直向き合っていけば、前に進めるはず、という本。

もっとポジティブな話かと思いきや、短編の一作目から家庭内虐待という重たさ。でも帯に「心揺さぶる」とあるようjに、嫌なドキドキを感じつつも前向きな気持ちになれる部分はないかと探していける。
うそつき、が一番よかった。

紀伊国屋新宿南口で購入。

2014/08/24 18:17

投稿元:ブクログ

単行本のときに読んでみたいと思っていた本が、気づくと文庫になっていた。「虐待」をめぐる短編集、ともいえる。ある町に暮らす子どもやおとなの姿。それぞれのつらい経験が封じこめられている。

いつも給食をおかわりして食べるのに、やせっぽちで、いつも同じ服を着ていた神田さんの「おかしさ」に気づけなかった、教師になって2年目の「ぼく」。

「神田さんは、わるい子じゃないよ」「先生は知ってる」「神田さんは、いい子だよ」。
▼本当は、ぼくではないだれかがすべきこと。神田さんが本当に望んでいるのは、ぼくではない。だれか。
 でも。
 そのだれかから、どんなに望んでも、与えられないとしたら。(p.70)

ぼくは、神田さんがおびえないように、だきしめた。全然だめな教師のぼくだけど、「この子のためにだけでも、がんばりたい」(p.71)と思う。「明日も、学校に来よう。この子のために、来よう」(p.71)と思う。

虐待された娘である「あたし」。ママになって、嘘が上手になった。周りのママも、きっと同じように嘘をついているはず。見えない家の中では、みんな同じことをしてるはず。あたしだけじゃないはず。

子どもの言動に、心が波立つ。あたしの中の澱んだ水があふれてこぼれそうになる。「こどもならたたいてでも言うことをきかせられるのに、他人はなにひとつ思い通りにできないのがもどかしい。」(p.131)

鈍いと思っていたはなちゃんママは、鈍くなかった。あたしが、同じように被虐待の子どもだったことを分かっていた。はなちゃんママにも、あたしと同じような傷跡がある。

▼自分の体に刻まれたそのしるしを見るたびに、自分は、親に嫌われている、世界で一番わるい子だと思い知る。いくつになっても消えない、世界で一番わるい子のしるし。(p.137)

はなちゃんママは、近所の在日朝鮮人のおばあちゃんが、会うたんびにいつも言ってくれた「べっぴんさん」ということばを、あたしにも言ってあげたかったのだと話す。そのおばあちゃんが「べっぴんさん」「べっぴんさん」と言ってくれなかったら、親に外へ放り出されるたびにかばってくれなかったら、自分も虐待してたと思う、こどもがかわいいなんて思えなかったと思う、「だって、そうでしょ。自分で自分がかわいいと思えなくて、こどもがかわいいって思えるわけないよ」(p.139)と話してくれた。

収録作5篇はどれも、それなりにキツい話だけれど、小さな光を感じられた。もしかしたら生きる支えになってくれる言葉や思い出が、「家」や「親子」という枠の外に、ナナメの関係のなかに、あるのかもしれないと思う。

(8/10了)

2014/07/14 21:00

投稿元:ブクログ

虐待をテーマにした短編集。綺麗にまとめられめいて読みやすい。なにひとつ解決しないまま描かれていくのがよかった。よかったんだけど、なんか足りないなあと思ってしまって、なんだか分からないんだけど、もう読み返さないような気がしてる作品。

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