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あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

あつあつを召し上がれ みんなのレビュー

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みんなのレビュー66件

みんなの評価3.9

評価内訳

66 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

食卓が目に浮かぶよう

2015/02/01 22:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶろっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

小川糸さんの料理にまつわる小説を集めた短編集。作者の描く食卓はどれもリアルで文章越しに美味しそうな料理の数々が目に浮かぶようだ。この本の中ではそれらの料理を囲んで、ときにほっこりと温かく、ときにほろりとさせられる7つの物語が繰り広げられる。
どの短編も面白かったが、中でも『こーちゃんのおみそ汁』は、旅行雑誌に掲載されていたときに偶然目にして涙してしまった一編。料理を教わることでこーちゃんが成長していく姿に心を打たれずにはいられない。
料理の裏には料理をつくる人が食べる人の健康を祈る気持ちがこもっていると知り、料理について深く考えさせられた一冊だった。

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2015/05/04 22:09

投稿元:ブクログ

あつあつなのにまずかき氷で、その後加速する感じ。前にペットを食べる話だったからなんとなく苦手だったけど、これは平気だった。
わたしは美味しいものを食べてる時も、嫌なこと、苦しいことは忘れない。忘れなくておいしく食べる。

2014/08/06 19:41

投稿元:ブクログ

この人の本はこれで二冊目。この人の話は「生(性)」と「死」と「食」が絡まり合って、独特の深みを増している。食欲をそそられる表現はいうまでもないが、人生の悲哀、諦観、そういうものをエグみなく、淡々と描いているところが好き。登場人物の誰にでも感情移入できて、各話涙がこみ上げてきた。いい話が多かったと思う。

2014/05/16 08:16

投稿元:ブクログ

小川糸さんの食べ物に関する描写が
たまらなく好きです。
前に読んだ『食堂かたつむり』では冒頭のぬかの描写だけで
ぬか漬けが食べたくてしかたないほどだったし(笑)

本作も『食堂かたつむり』に負けないほど
おいしそうな食べ物の連続で
立ち上る湯気まで本当に見えるくらい。
味覚を刺激する食べ物にまつわるお話が
たっぷり集められた短編集です。

わたしたちの生活が食と密接にかかわっていること
でもそれだけじゃなくて
想い出も記憶も感情も
人とのかかわりも
ありとあらゆるものに繋がっていることを実感します。

読んでいるとよだれがおちそうになるけど(笑)
いつの間にか目尻からもこぼれ落ちそうになって
ずっとじんわりあたたかい気持ちで
読み進めることができました。

この本、おすすめです。
大切な誰かへの贈り物にそっと添えたくなるような
ホッとする一冊でした。

2014/05/10 22:59

投稿元:ブクログ

丁寧に作られた料理は人の記憶に残り、幸せな気分にさせてくれる、そう気づかせてくれる短編集。
人の思い出に残るような料理を私も作っていきたいと思いました。

2014/09/13 22:00

投稿元:ブクログ

短編集ですが、全てのお話にぶれがなく、もっと読みたい気持ちで一冊読み終えました。泣けるお話がいくつかありました。
きりたんぽ鍋はせつないけど、面白かった。ぞうきん味の鍋を供えられたお父さん・・・。

2016/04/18 09:46

投稿元:ブクログ

ご飯にまつわるお話いろいろ。後半ちょっと意味のわからない、すっきりしないお話が2つ。後味の良いお話で終わってほしかったなぁ…

2015/02/28 16:51

投稿元:ブクログ

食べ物をテーマにした、7編の短編集。

小川さんの描く食べ物はどれも本当においしそう。
一番食べてみたいのは、2編目の「ぶたばら飯」。
こんな彼氏がいてくれたらいいなぁ。
「生きることは食べること」だと思うから、大切な人と一緒に食事をするということは、とても素敵なことだと思う。
でも、楽しいときばかりじゃない。
辛いとき、悲しいときの食事もある。
食べているときだけでも、楽しい気分になれたら、幸せなのかもしれない。

2014/06/25 19:10

投稿元:ブクログ

食べ物をめぐる短編7本。
人生の節目に味わった印象的な食べ物とは。

同棲して10年の恋人と、予約しておいた旅行が、お別れ旅行になってしまった。
奥能登の旅館で食べる最高の食事。

ぼけてきた祖母が、何も口にしなくなった。
必死で看病する母。
孫は、祖母が思い出したらしいカキ氷を求めに走る。

結婚前の娘が作るお味噌汁。
早く亡くなった母が、まだ幼い娘に教え込んだ味噌汁の味とは。泣かされます。

夫のショー造さんと、いつものパーラーへ食事に行く老婦人。
店やメニューが何か変わったと思いつつ、懐かしむ思い出は‥

豚のポルクを愛人にしている男。
ある絶望からパリへ、最後の晩餐を味わいに出かける。
え、愛豚を最後に食べる話か?と思ったら‥
醜くて美しい男の愛人の話。

きりたんぽにはうるさかった亡き父のため、母と娘は二人できりたんぽを作ることにしたのだが、その味が‥?

生きることは、食べること。
泣きながらでも、生きるには食べるしかない。
ふとしたことで深まる、切ない味わい。
香りが立ちのぼるような描写が、とても美味しそう。
ちょっとタイトルの印象と内容には、ずれがありますが。
具体的に出てくる食べ物も印象的ですが、ひとつひとつ作品の味わいが違うのが、何とも面白かったです。

2016/05/26 23:59

投稿元:ブクログ

忘れられない味がある。
思い出の料理がある。
そこには、その人にしかわからない思いがある。
かき氷、味噌汁、きりたんぽ鍋などが、
それぞれの思いにのせて
あったかいエピソードを運んでくれた。
そんな短篇集でした。

2014/05/06 22:09

投稿元:ブクログ

あっという間に読み終わりましたが、
思わず風呂の中で泣いてしまう話も。

こーちゃんのみそ汁なんて……ずるいでしょ。

2015/08/01 16:23

投稿元:ブクログ

食べ物、食卓を軸にした7つの物語です。
切ない話やぶっ飛んだ話、ほっとする話などが書かれてます。何よりも食べ物の描写がすごい。食べて見たくなります。作者が『食堂かたつむり』の人と知り、納得しました。
さあ、あなたも、あつあつを召し上がれ♪

2014/09/19 12:47

投稿元:ブクログ

 心が温まるご飯の話!と思って飛びついた一冊でした。
 ……が、ダメでした。

 人生の節目のようなタイミングでの食事風景を書いた短編集。どれも、「死」や「別れ」に繋がっています。
 「死」は扱い次第で、読者の涙を容易に誘うことができる。感動的な作品なんだろうな、と思います。
 でも、わたしとしては、温かくて美味しいご飯にいらぬ水を差された感じでイヤでした。

 きっと、もっと年齢を重ねて、「死」や「別れ」とちゃんと向き合えるようになったら、また感想が変わってくるんだろうな、と思います。
 なので、本棚で少し休ませてみようかな。

 一編だけ、「親父のぶたばら飯」は、出てくるご飯の描写がどれも本当に美味しそうで、かつ、唯一前向きなお話なので大好きです!
 真夜中に読んでいたので、登場人物が実に美味しそうに食べていてちょっと涙目でした(笑)

2014/05/03 13:16

投稿元:ブクログ

ふだんは読まないけど何か1冊選んで、と求められたら強力おすすめします。薄くて読みやすい。だけど内容は薄くない。食べ物の描写が素晴らしいし、人物描写も素敵、ちなみに女子力も結構あります。


私は著者の作品は三作目。あと、ずっと積んどいてる「ファミリーツリー」を読み終えたらひとまず終了しようかな。はじめて読んだ「食堂かたつむり」は今でも大好きだし、これには全く感じなかったんだけど、他のは「女くささ」が強くて少々苦手…。食べ物の匂いと混じってちょっと…

2016/09/02 23:00

投稿元:ブクログ

いのちは食べることと密接に繋がっている。なんてことを意識させられるような短編の数々。人の生死が少なからず話に絡んでくるのが7作中6作だったので、つい。
この人の作品は初めてだけど、夜に読んじゃダメだ……お腹空いた。

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