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笑う怪獣(実業之日本社文庫)

笑う怪獣 みんなのレビュー

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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.4

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

2014/06/11 17:21

投稿元:ブクログ

 西澤保彦さんという作家は、なかなかに掴みどころがないようだ。書店で見かけて何となく手に取った本作。過大な期待をしたわけではなく、気分的に軽めのものが読みたかったのだが…うーむ、実に評価に困る1作であった。

 ナンパ好きだが勝率は極めて低い3人組、アタル、京介、正太郎。彼らの行くところにはいつも怪物が現れて…。そう、怪物である。文字通り、人ならぬ怪物である。これ以上説明しようがない。SF風味、いや特撮風味のミステリーと言えばいいか。

 「怪獣は孤島に笑う」。おい、いきなり怪獣だよっ!!! 無人島で怪獣に捕らわれ、1人また1人と犠牲になり…と思ったら何だよそのオチはっ!!! 「怪獣は高原を転ぶ」。おい、また怪獣だよっ!!! どんなオチが…と思ったら普通に推理かよっ!!!

 「聖夜の宇宙人」。おい、宇宙人に誘拐されるのかっ!!! と思ったら、何だよその昔の某CMみたいなオチはっ!!! 最も短いが、最も笑える1編。「通りすがりの改造人間」。結論は、最後にある通り、人間の方が怖いってことですかね…。

 「怪獣は密室に踊る」。密室なんてしゃらくせえっ!!! 怪獣が密室をぶち壊すっ!!! 詳しくは書けないが、この怪獣って実は救世主??? 「書店、ときどき怪人」。正直、書店のおやじの気持ちもわからなくはない。正義はどっちだ。

 最後の「女子高生幽霊綺譚」。おい、最後に幽霊かよっ!!! なぜか3人には見える女子高生の幽霊。彼女が15年前に殺された真相は、とばっちりとしか言いようがなくて泣けてくる…。成仏できるかね。いや、する気がないのか???

 以上、設定だけならふざけている全7編。しかし、本格としてロジックにはこだわっているのが本作のセールスポイントなのだろう。そこは理解するのだが、必ずしもこの設定ならではの謎にはなっていないように感じた。例えば、怪獣が登場する3編中、最初の1編は唖然としたが、他の2編に怪獣は必要不可欠なのか?

 こういうおふざけ路線を否定はしない。むしろミステリー業界のためにどんどんやってほしい。ただ、どうせやるならもっと徹底的に弾けてはどうか。

2015/03/04 11:20

投稿元:ブクログ

タイトルの通り怪獣が登場するミステリー。
しかし、怪獣が本筋と交わることはほとんどない。
今作でも西澤作品に振り回されてとても悔しい。
……僕の頭が悪いだけだけど。

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