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hontoレビュー

猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷(徳間文庫)

猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷 みんなのレビュー

文庫

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みんなのレビュー27件

みんなの評価3.6

評価内訳

27 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

不思議なことが当たり前に起こる暮らし。

2015/09/11 09:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小路幸也の他の作品とはタッチが全く異なるので、少し驚いた。でもそれはいい意味での驚きだ。魍魎が出てきたり、不思議な事柄が次々起こったりして、主人公はそれに関わる。具体的には、魍魎をを開放したり封じたりする。そういった、自然の中の怪異現象をさらりと当たり前のように描いている。この「当たり前」というところが大事で、あまり大仰に書かれると白けてしまいそうなところをうまく補っている。
ただ、説明が足りないのでよくわからず、物足りない感じがするところもあった。その意味では、やや作者の自己満足的な部分も感じる。雰囲気は悪くないけれど、もうひとひねりほしいといったところ。

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2014/10/31 10:12

投稿元:ブクログ

あの世と浮き世の境にある村。その村人達が目立つ訳でもなく、かと言って他の日本人に認められない訳でもなく静かに妖(あやかし)を祓うお話。日本のどこかにあって欲しい村。いや、あるね。きっと。こういう柳田国男とか水木しげるとか民話のような話はやはり日本人にはしっくり来ます。いや、しかし、最近猫の表紙の本ばかり読んでる(笑)

2015/09/13 18:07

投稿元:ブクログ

ある日、若き研究者・和野和弥が帰宅が帰宅すると、妻が猫になっていた。じつは和弥は、古き時代から続く蘆野原一族の長筋の生まれで、人に災厄をもたらすモノを祓うことが出来る力を持つ。しかし妻はなぜ猫などに?そしてこれは、何かが起きる前触れなのか?同じ里の出で、事の見立てをする幼馴染の美津濃泉水らとともに、和弥は変わりゆく時代に起きる様々な禍に立ち向かっていく。

扉絵とタイトルがよくて購入しましたが、内容がいまいちでした。
もしかしてこれは何かの続編なんだろうか?という思いがあるのですがどうなんでしょう・・・というくらい
話がいきなり始まるのです。ほんと帰ってきたらいきなり妻が猫になっていて、その後知らない子もどこからともなく現れてそれも妻と同じように猫になってしまうし終わり間際に和弥さんと妻に子供ができるし・・・なとも突拍子もない話でした。
キャラクターは好きなんだけれどな。おすすめできるかといえばそうでもないかな~という感じです。

2014/04/08 00:42

投稿元:ブクログ

家に帰ると妻が猫になっていた、っていう設定からしてじわじわ来る。しかも妻が猫になったことを認めるまでが、1ページとちょっと。淡々とあるがままに受け入れてる。
次々に現れる怪異を鎮めていく話なんですが、派手なところはなく、静かにあるがままに受け入れて為すべきこと為す。そんな静かな物語でした。くどくどと説明がないことを良しとするか物足りないと感じるか。私は良しと感じました。

2014/07/07 16:38

投稿元:ブクログ

和風ファンタジーって言うか 奇譚って言うか。
恩田陸さんの「常野物語」の、光の側面って感じ。
個人的には好きなムードのお話。

2015/10/02 10:37

投稿元:ブクログ

猫と妻と暮らすオッサン(?)のエッセイか何かだと思ったんですよね。
全然違いました。

不思議系・・・・イキナリ唐突に、主人公が帰宅したら妻が「猫」になっちゃってんの。喋れるわけじゃなくて、本当に、猫。
妖怪・・・とも違うんだけど・・この世とあの世の境・・・んー、遠野物語?不気味さのない恒川光太郎?みたいな。
個人的には好き系ですが、インパクトが弱いというか、あまり作りこまれてない感じです。本の背景、詳細設定がない・・・不気味さがない分、ちょっと平坦な感じがします。
でも(何度も繰り返しますが)個人的に好き系な分野なので、この方が描いたほかの本を見つけたら、きっとまた読むと思います。

2014/04/20 21:36

投稿元:ブクログ

「猫になる妻」というとこだけで買ってしまった・・・。

なんとなく、「家守綺譚」を思い出した。
雰囲気というか、空気が似ているのか。

派手な事件が起きるわけではない。淡々とした日常の中でひっそりと小さな綻びを繕っていく。

2016/09/18 07:23

投稿元:ブクログ

「すべての神様の十月」が面白かったので別の本も読んでみました。

ちょっと不思議なお話ですが、ストーリに大きな盛り上がりがあるわけでもなくどんでん返しやオチがあるわけでもない。

でも・・・すごくいい!!

読んでいてとても気持ちよ良くひきこまれます。

こんな良い作家さん久しぶりです。

とはいえまだ2冊目なのでもう少し読んでいくつもり。

非常に楽しみです。

2014/11/26 09:35

投稿元:ブクログ

恩田陸の常野物語を思い出した。なんだろうなんだろうと疑問に思いつつも、するすると物語に引き込まれ楽しめた。詳細な説明などはないがほんわかし良い本だった。

2015/11/02 22:38

投稿元:ブクログ

一言でいえば、悪霊的なものを祓う現代に生きる祈祷師のような一族の話でしょうか。
恩田陸氏の常野物語シリーズに似た印象です。
細かく描写せずに雰囲気で済ませるところ、不思議な韻を踏む呪文の美しさ、全てをあるがままに受け入れる物静かな大らかさなど、日本的なところが好みです。この呪文は恐らく小路氏のオリジナルでしょうが、言葉のキレに類い稀なセンスを感じます。

2015/03/29 18:29

投稿元:ブクログ

小路幸也の猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷を読みました。

蘆野原という隠れ里はあの世に通じていると言われています。
蘆野原一族の長筋の生まれの和野和哉は厄災をもたらすモノを祓う力を持ち、見立ての力を持つ美津濃泉水とともに人々に禍を起こすモノに立ち向かっていきます。

和哉の妻優美子は和哉が厄災をもたらすモノと対峙するときに何故か猫になってしまい、猫の姿で和哉を助けることになるのでした。

穏やかな語り口で異能者の生活と禍との対峙が描かれています。
優美子は男性からみたちょっと古風な理想の女性像として描かれていて、ファンタジーとして楽しむことが出来ました。

2014/05/24 15:32

投稿元:ブクログ

家に帰ったら迎えてくれるはずの奥さんの代わりに猫が1匹、奥さんの名前を呼ぶとにゃあと鳴く猫。
最初の1ページで奥さんが猫になったことに気づき、それを受け入れる主人公。
今までに読んだことのない展開に驚き、期待をして購入しました。

この不思議な感性の主人公は、あの世とこの世とを繋ぐ土地の長筋で、この世のあれこれをその能力で解消することを定めとしている大学教官。
奥さんが突然猫になってもそこまで驚かない出自の方でした。

土地、血筋、運命、新しい時代。
郷を捨てたものの、いつも地元を想っています。

2014/05/18 14:15

投稿元:ブクログ

嫌いじゃない。嫌いじゃないけどスッキリしない。蘆野原ってなに?「古童?」「屋鬼?」「仮祇奴?」
伝承や民話、歴史に出てくる言葉なのかな?読み進めれば分かるかと思ったけど最後まで分からなかった。
まあ、分からないのは郷の者ではないからかも知れないけど。

2014/02/27 07:27

投稿元:ブクログ

祝文庫化!

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「昨年TVドラマ化された人気の『東京バンドワゴン』シリーズの著者が贈る、ちょっと懐かしい時代の不思議な世界。
大学で研究する和弥は、恩師の娘を嫁に貰った。ある日、帰宅すると妻が猫になっていた。実は和弥は、古き時代から妖(あやかし)に立ち向かう蘆野原(あしのはら)一族の若き長。幼馴染みで悪友の和泉と、猫になった娘とともに、文明開化の世に出没する数々の災厄を防いでいく。陰陽師や祓師のような力を持つ主人公と悪友との軽妙なやりとり、猫になったときの記憶がない美しい妻との叙情的な日常を、丹念な筆致で描く幻想小説。」

2016/07/18 21:49

投稿元:ブクログ

時代的には、戦前の日本を彷彿とさせられるような舞台設定か?
若き研究者・和野和弥は、古より続く蘆野原(あしのはら)一族の長筋。人に災難をもたらす厄を祓うのが主な務め。長でなく、長筋というところにも、意味がある。
ある日、帰宅すると妻が猫になっていた。厄の前触れには、何故か妻が猫になって、主人公・和弥を援護する。和弥の郷の幼馴染・泉水とともに。そうしたある日、猫になった妻が、子猫を連れてくる。子猫の正体とは一体?

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