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八番筋カウンシル(朝日文庫)

八番筋カウンシル みんなのレビュー

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

2014/07/17 21:22

投稿元:ブクログ

衰退しつつある商店街の中にある店の家で育った同級生たちを今と過去で織り成す物語。
事件や揉め事をベースにした人間模様は面白いです。主な登場人物がそれぞれ家庭に問題を抱えているという設定もしっくりきますね。
解説が小籔さんが書かれていて、それも面白いですよ。私が思っていることを文章にしてくれてる感じがします。

2014/09/12 13:37

投稿元:ブクログ

商店街のおっさんおばはんのどろどろに疲れた。でも、それよりもカヤナの方がよっぽど気持ち悪かった。程度の差はあれ、ああいう女性はどこにでも必ずいる。

2014/05/27 21:56

投稿元:ブクログ

先輩にごちそうになった本。面白かったです。先輩、ありがとうございます。
田舎の商店街に実家がある男女数人のそれぞれの生活が描かれる。読みながら何度も思考が脱線して、そういや中学の時こんなことあったなあとか、初恋かーー、とかそういうのを思い出させられた。いい気持ちに脱線。ほんとにありそうな、生きてそうな人たちの物語で、肉感と臭いがあった。よかった。

2016/09/17 10:00

投稿元:ブクログ

 12冊目。小説で賞を取り、その後体調を崩して仕事を辞めた三十路の男が主人公。久々に帰った地元では大型ショッピングモールの建設話が持ち上がり、商店街が巣を突かれたハチの巣のように慌てふためいている。
 田舎の閉鎖性の犠牲になったカジオ、友人ホカリを中心として、現在と過去(高校時代)を行き来しながら物語が進んでゆく。田舎独特の噎せ返るような濃度と臭いの人間関係と、そこそこに爽やかな読後感の共存は、津村記久子っぽいなぁという感じ。

 他の小説でも感じたことだが、子供であることの無力感を悔やむ心境と、その成長が知らず知らずのうちに物語として描かれている感じが素晴らしい。
 やはりというか、やたらと毒づいた会話やト書きの部分も多いので、嫌な人には嫌な小説ではあるが、それでいて誠実な感じのする主人公は嫌いではない。

 しいていえば、過去と現在に行ったりきたりで、作者の表現せんとしていることにうまく付いていけないような感じがした。その意味で、他の小説のほうが自分は好きかも。

2016/03/15 17:44

投稿元:ブクログ

<内容>
30歳を目前に会社を辞めたタケヤス。実家に戻り友人と再会するも、地元の八番筋商店街は近郊に巨大モール建設のためカウンシル(青年団)の面々が騒がしい。そんな中、ある噂をきっかけに転向したカジオと再会し・・・・・・。人生の岐路を迎えた男女を描く物語。≪解説・小藪千豊≫(カバーあらすじより)

<感想>
どんな集団にも、外から見た違和感みたいなものはあるのだろうと思う。かつては村の掟みたいなものだっただろうし、現在では職場の集団だったり、サークル活動だったり、ママ友グループみたいなものだったりにその違和感は見出される気がする。物語の舞台である八番街カウンシルにも、闇とまではいかないまでも、入ってみないとわからない歪な論理や、中の人間たちの駆け引き、共同幻想などが渦巻いている。
作者の津村さんは個人的・社会的な閉塞感を描くのがうまいと思っていたが、今作では地方集団や家庭に潜む閉塞感みたいなものまでがテーマとしてあるように思えた。カウンシルとの距離、父親との距離、従姉妹(友人)との距離、そういったものと不器用に向き合い、葛藤するという重苦しくなりがちなテーマでさえ、ややライトに、サラッと書いてしまうのは、やはりさすがだと思う。
外に出ないと気づかない世界の狭さがあり、中にいないと気づかない世界の広がりもある。少年期をその狭くて広い世界で過ごし、一度抜け出した主人公たちが、そういう場面に対峙したときに何を思い、何を選び取るのか。「自分だったらどう思っただろう」「この感覚なんか覚えてる」、作者の淡々とした語り口のなかでそういう思いが何度も喚起された。

2015/05/22 09:25

投稿元:ブクログ

ううう、ちょっと読むの疲れた。

この人特有の文章で、商店街のことをダラダラと書かれた感じ。
やっぱり女性が主人公で会社ものの方が好きかな。

商店街ものでは、宮本輝さんの「夢見通りの人々」がワタシ的ベストです。

2014/07/01 21:31

投稿元:ブクログ

―――わたしらが思うことなんて、おとなにはどうでもいいんです。―――

八番筋商店街をとりまく大人や子どもの話。
14歳だったタケヤスたちは30歳目前になり、商店街の近くに建設予定の巨大モールに賛成か反対かの会議に出ることになる。
その話を持ち込んできたのが、商店街を追い出された一家の息子であり、タケヤスの同級生だったカジオだった。

構成と、心の機微を描くことに長けている。
解説で小籔が述べるとおり、「心を複雑にごそごそされる」。こういう感覚って、いちど癖になってしまうとやめられないとまらない。
複雑な家庭の子どもたちは大人になって、また違う複雑さを抱えていく。津村さんは悪いことは悪い、とそれなりにこちらがもやもやしない解決策をとってくれるから好きだ。がんばることが阿呆らしいと思わずに済む救いがある。それは今回も然りだ。
タケヤスが幼いころ父親からの電話にめんどうくさいと対応してしたシーンと、謎解きのようなヨシズミのじいさんの死の真相がインパクトあった。
男どもはカヤナが好きだろうけど
わたしはホカリのが断然好きだな。

2014/03/24 07:46

投稿元:ブクログ

う~ん、PR読むんじゃなかった、、、

朝日新聞出版のPR(単行本)
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10146

2016/01/04 15:41

投稿元:ブクログ

 仕事に疲れ地元商店街に戻ると,どことなく似た同世代がそれぞれの生活をしていた。古くから商店街に棲む商売人達は「ただの大人」から「自身の生活と思惑を抱える,面倒でもつき合わねばならぬ壮年期の人および高齢者」に変わっていた。閉塞的な地域コミュニティに関わる新参の若手世代を主軸に描いた群像劇。
 イラッとすることや理不尽なことを描かせると秀逸だなーといつも思います(同世代だからだろうか)。作中のカヤナは日常でもたまに見かけるタイプ,“外見の高評価を知ってそれを活用すること以外の努力を一切しない女性”を象徴的に表現してて。作者はカヤナの対局にいるような人なんだろうなーと想いを馳せるばかりなのでした(※ちょう失礼)。

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