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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.4

評価内訳

8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

日本の貧困化・・・。

2016/10/29 17:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の貧困による悲劇は、良くも悪くも人間どうしのつながりが切れ、制度に依存しているところから発生している。国全体が貧困から脱することができたはずなのに、皮肉にもそれがさらなる格差を生み、切り捨てられてしまった人間どうしのつながりが低所得者に苦痛を及ぼしているのだ。

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紙の本

途上国ラブ(無意味な絶対貧困と相対貧困の比較)

2014/08/08 21:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、いきなり「日本は先進国のなかで、世界第三の貧困大国(3ページ)」と読者を驚かした上で、絶対貧困(発展途上国の貧困)と相対貧困(日本の貧困)を8つの視点(住居、路上生活、教育、労働、結婚、犯罪、食事、病と死)で比較し、日本の貧困を考えるという内容でした。途上国の貧困の実情が良くまとまっていて、勉強になりました。
 
 ただし、経済環境・生活環境・社会情勢等があまりにも異なる途上国との比較で、日本の貧困を論じる手法は、はなはだ疑問です。日本のセーフティネット等を考察するには、米国やヨーロッパ諸国をはじめとした先進諸国との比較の方が、遥かに意味があると思います。残念ながら、本書では先進諸国の貧困には全く触れられていません。
 また石井氏は、おわりにで「どっちが良い悪いというつもりは一切ない(264ページ)」としていますが、そんなことはありません。読めば分かりますが、途上国の貧困者の方が日本の貧困者よりずっと心豊かであり、希望もあると主張しています。確かに日本の貧困政策は問題が多いでしょう。しかし、貧困対策もなく無法状態ゆえにコミュニティを作って自主防衛せざるをえない途上国の貧困者との比較により、日本社会を批判するのは無理があります。
 さらに、散々日本社会は駄目だと石井氏は主張する一方、具体的な貧困対策は示していません。「発展途上国や敗戦直後の日本のように、ドヤ街やスラム街を作って、貧困者は支えあって生きていくべき」とでも言いたいのでしょうか。とにかく石井氏に対して、「ダメ出しばかりしているが、あなた自身は具体的にどうすれば良いと考えているの?」と聞いてみたいです。

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2016/04/07 16:46

投稿元:ブクログ

絶対貧困とは「1日に1.25ドル以下での暮らし。この金額以下で暮らしている人は世界で6人に1人いる。この人たちが貧困なのはよく分かる。しかし、日本は世界で第3位の貧困大国だと言われると。ピンとこない。これを理解するには相対貧困という概念が必要になる。
相対貧乏とは「等価可処分所得が全人口の中央値の半分未満の世帯員」とされる。日本の場合国民の約16パーセント、つまり6人に1人が相対貧困となっている。日本が貧困大国だと言われるのは、他の先進国に比べてこの相対貧困率が高いためだ。
絶対貧困には生活するためにいろいろな制限や苦労がある。と同時に相対貧困にも絶対貧困とは違う問題がある。
多くの人に読んでほしい本だ。

2014/05/17 09:22

投稿元:ブクログ

日本は先進国の中で3番めの貧困大国だという。1日1.25ドル以下で暮らす「絶対貧困」に対して、相対的に可処分所得が少ない層「相対貧困」が日本の貧困の正体だ。
絶対貧困と相対貧困、それぞれの状態を、住居、教育、結婚、食事などの面から比較してみる、という試み。絶対貧困では住居が特定の場所に集まる(スラム)に対して、日本では同じ地域に貧困が混在してくる。絶対貧困者にはセーフティネットの種類が少ないが、逆に強固なセーフティネットがある。日本のセーフティネットは、一度その網から落ちてしまうと這い上がるのが困難だ。グレーを許容することで吸収している社会と、シロクロハッキリさせることで、大抵の貧困はクロに行かざるをえない日本社会。絶対貧困の決定的な貧しさは凄惨でありながら、日本にはないコミュニティが救いにもなっている。総じて日本の貧困は絶対的ではないものの、やさしさのかけらもないようだ。とはいえ、貧困がすすめば教育も消え、話し合う、理解する、ということ自体ができなくなる、とも。さて、日本は本当に恵まれているか? 話し合いや理解ができているか? 不安です。不安ですよ。

2015/03/07 11:08

投稿元:ブクログ

石井光太"世界「比較貧困学」入門"を読む。

日本が先進国中第3位の貧困国とされた、という一見信じかねる事実を元に、途上国の「絶対貧困」と先進国の国内における「相対貧困」との構造を比較研究したもの。

著者は日大芸術卒の途上国ライター。"物乞う仏陀"が一時話題になりました。

路上生活、教育、結婚、犯罪などのテーマごとに「絶対」「相対」の観点からそれぞれ言及がなされます。

中でも妊娠中絶の話は興味深く。中絶理由の20%は経済的理由とされています。著者はこの相対貧困の構造を「子どもがいては生きていけない社会」と表現。

ひどい社会だ、と脊髄反射してしまいたいところですが、これこそ自然状態なのかもしれません。

歴史上でも農家の次男以下は子どもを残せず、富農や貴族の血統ばかりが繁殖。数代のちには没落した子弟が貧農となり子を為さず、かくして世には名家の子孫ばかりがあふれたという話もあります。

2014/06/25 20:28

投稿元:ブクログ

これは、貧困についての本のなかでもかなり内容があった。
日本と途上国での貧困を比較して、両者の特徴を書いている。内容が詰まっていて、すごく示唆的な内容が多かった。
貧困である、ということが人間にとってどうしてこんなに不利な状況を呼んでしまうのか。
石井光太さんの本には、ほんとうにはずれがない。大好きです。

2014/07/17 17:32

投稿元:ブクログ

■低所得者だから不健康なのではなく,
 不健康だから低所得者なのでは?
 因果関係が逆転している。
■脚色されている部分も多いとは思うが,
 面白かったです。
 と,同時に切なかった…。
■この人の文章はうまいし,読ませる。
 だからこそなんだろうけど,胡散臭さも感じてしまう。

2016/02/04 19:40

投稿元:ブクログ

日本のような相対的貧困と途上国のような絶対的貧困の違いが分かりやすく書かれています。平易な言葉で書かれているので、入門書としては最適だと思います。予備知識がないと難しく感じるところもあるかもしれませんが、そこを調べながら読むといい学習になると思います。

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