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【HB】人生を変えるきっかけの5冊(~8/21)

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殺人の門(角川文庫)

殺人の門 みんなのレビュー

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みんなのレビュー315件

みんなの評価3.5

評価内訳

315 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

親友か悪友かそれとも・・・悪魔か。

2006/07/10 16:59

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰にでも一人くらいは、生涯を通して付き合うような友達がいるもの。だけどそれが、いわゆる悪友だったらどうだろう。主人公和幸には、小学時代からの付き合いになる友人、倉持がいた。だけど倉持にに関るたびに悪い事が起きる。その度に、人生さえも変えてしまうような大事に発展してしまうのだ。どんどん人生が狂っていく中、和幸は倉持に対して殺意を芽生えさせる。いつかこの悪魔を、殺してやろうと心に誓うのだ。がしかし、もう一歩踏み込めない。殺人の門を、くぐってしまう事が出来ない。それは一体、ナゼなのだろう・・・。そう悩んでいるうちに、また次の不幸に巻き込まれてしまう。
派手な殺人事件が起こる訳では無い。もちろんトリックや密室、どんでん返しなんてものも無い。そういったものに翻弄される楽しさももちろん良いけれど、でもこの何も無い感はそれだけに、リアルに読み手を引き込んでいく。力の無い作者なら、「なんだこれ?」な物語になってしまうだろう。そこはさすがの東野圭吾。ものすごい筆力で読み手を引き付け離さない。派手なアクションがあるわけでも無い。でもなぜかドキドキハラハラが止まらない。あっという間の600ページ、であった。

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紙の本

何が足りないんだろう

2008/10/27 22:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:四月ねずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書の主人公は元々裕福な家に住み、没落し、何度もまともに暮らそうとしても坂道を転がるように生きてしまう。幸福と不幸の合間を漂っている。
 そういう人生にしたのが、もう一人の主人公「倉持修」主人公の幼馴染だ。
 彼は、歪んでいる。はっきりと歪んでいると思う。
 何より、主人公への感情がよくわからない。結局信頼したかったのか、不幸にしたかったのかわからない。
 主人公も彼に対して殺意を抱くも、友情を持っていたのか、憎悪を持っていたのかわからない。
 おそらくどちらもあて嵌る。

 本書を読んで、大きなテーマは「ヒトが殺人にいたるには何が必要なのか」だと感じた。

 主人公の周りには死が沢山ある。主人公はその一つ一つを分析し、自分が殺人に至れないのには何が足りないのか考える。
 「倉持修を殺そう」そう自覚した時も、まだ何かが足りない。
 その時の焦燥。
 読んでいて胸が苦しくなった。
 こんなにも憎いのに、こんなにも酷い目に合わされたのに、人生を返せ。そう同調しつつ、矢張り殺せない主人公に失望し、安堵した。
 
 それにしても倉持修の歪み方は面白い。最低だけどひきつけられてしまう。彼の所為で何人も不幸になっているというのに、読んでいて嫌悪感を感じてしまうのに、目が離せない。
 たぶん、歪んではいるけれど目的に対してはまっすぐだからなんだろう。
 ほんの少し羨ましく思う。
 それに、悪事を行なっても一番にはなれないタイプなのが愛嬌があると言うかなんというか…・・・。影で笑って満足してるのも、一つの「勝ち」なんだろうか?

 さて、後半にもなってくると、主人公に呆れてしまい、何故絶縁してしまわない? 何故苦しい方ばかり見る? そう思ってしまう。

――もう忘れたら良いのに。
 そう思う頃に唐突に物語りは終わってしまう。
 どんな終わり方かは明かせないけれど、あっけない。
 そして、泣けた。

「殺人の門」これを決して越えないで生きていくのは、存外難しいのかもしれない。
「殺人の門」これを越えてしまうのは、存外容易いのかもしれない。

 願わくば、誰かを殺す事の無い人生を。

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紙の本

本当に怖い

2007/04/08 19:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る

超が付く程“お人好し”な主人公にイライラしたり呆れたりしつつ、自分も騙され易い性質なので「分かるなぁ」と頻りに共感。
それだけに怖い作品でした。自分も何をきっかけに殺人願望が生まれるか分からないし、倉持のような人物に出くわしたらどうしよう?と。
散々な目に遭っても尚友人面をする倉持と、許してしまう主人公。
本当に怖い作品に出遭いました。

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紙の本

門をくぐる者とくぐれない者の違いは何なのか

2009/02/07 00:05

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読書は風呂場で - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラマチックな出来事が起こらない、こういうストーリーのときは、東野圭吾の巧みさが際立つ。

さっきまで殺意を持っていたのに、ふっと毒気が抜かれてしまったり、すごくありそうな人の気持ちのあやふやさが巧妙にちりばめられている。

殺人の門。
殺意を持っているだけではくぐれない。

きっと殺人だけでなく、人が道をふみはずすときって、「そうしてしまえ」という気持ちだけじゃなく、自分の外からの要因がいくつも重なってそれに後押しされてしまうというのが条件なのかもしれない。

ラスト、田島は門をくぐったんだろうか。

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紙の本

とても疲れる話。

2015/09/06 16:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

終始霧がたちこめているような、ものすごく疲れる物語でした。読み終わった後も、モヤモヤとしたものが残りました。疲れているときは読まない方がいいかも、とさえ感じました。

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2006/12/25 16:37

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2007/10/31 07:28

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2011/08/13 10:00

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2006/09/22 10:22

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2012/10/29 22:26

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2006/10/16 01:32

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2007/09/11 00:26

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2010/03/20 21:12

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2006/09/04 23:14

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2007/12/30 22:38

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