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ARMS 3 みんなのレビュー
- 皆川 亮二 (著), 七月 鏡一 (原案協力)
- 税込価格:825円(7pt)
- 出版社:小学館
- 発売日:2014/06/13
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紙の本
おかえりなさい、が待っている
2014/07/20 17:53
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投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る
4人目のARMS、久留間 恵、及び反エグリゴリ組織「ブルーメン」と出会う主人公達。
そして、その4人に超能力者部隊X-ARMY(エグザミィ)が襲い掛かかる所までが収録されている。
鐙沢村で幼馴染のカツミを失った主人公、高槻涼は、家に帰る事ができない。
それでもエグリゴリはサイボーグ兵士を送り込んでくる。
サイボーグ兵士達に怒りをぶつける高槻涼の姿は、友人の新宮隼人と巴武士がドン引きするほど。
そんな3人の前に女子高生、久留間 恵が現れる。
彼女こそ、4人目のARMS「ハートの女王(クイーン・オブ・ハート)」を持つ者。
そして、反エグリゴリ組織「ブルーメン」のメンバー。
主人公達は「ブルーメン」の本部で、「カツミは生きている」と聞かされる。
この情報自体、エグリゴリがわざと流した情報で、バレバレのワナであるが、わずかな希望に主人公達は活気付く。
カツミを救い出す!
そのために街を出る事を決意する3人。
だが、その前に、それぞれの家族と「ケジメ」をつけようとするが、そこにエグリゴリの超能力者部隊X-ARMY(エグザミィ)が現れる・・・。
高槻涼が家に帰った時、街に戻りながら、家に帰らなかった理由を話そうとするが、うまく話せない。
母親は、そんな姿を見て、何も問わず、ただ「おかえりなさい」と暖かく迎え入れるシーンが感動的。
高槻涼の母親は、以前、新宮隼人に「大ボケか、大人物かのどちらか」と評されていたが、大人物の方だった、というのが、この一事で分かる。
この母親(と父親も)が、実は元傭兵(しかもスゴ腕、というか半ば伝説と化している)で、事情を知った上で、高槻涼を子供として育てていた、というのは少し出来すぎ、という感じがしないでもない。
ただ、できた人物として描かれているので、あまり突っ込む気にはなれない。
ところで、X-ARMY(エグザミィ)との戦いでは、今後のエピソードでも、よく出てくるパターンが登場する。
それは、目の前にいる敵と戦うと共に、高槻涼は、自身の中にいるジャバウォックとも戦う、というものと、登場する敵は、その能力そのものが弱点になる、というもの。
この後、何度か、このパターンは出てくるが、こういう展開は割りと好み。
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