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所轄魂(徳間文庫)

所轄魂 みんなのレビュー

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

2015/08/15 11:41

投稿元:ブクログ

連続殺人事件捜査で所轄と本庁がいがみ合う。
犯人逮捕は手柄の争い合かと思うと虚しくなる。
真の犯罪を追求し、一般人の平和のために警察があるはずで、それが所轄魂の中にある、という事なのだろう。
そんな思いに一般人として救われる。

2014/06/12 18:37

投稿元:ブクログ

所轄刑事の父とキャリア管理官の息子が殺人の捜査本部で一緒になった。
父と子、所轄vs捜査一課、捜査のマネージメントの大変さ、色々盛りだくさん。
面映くなるセリフもいっぱいだけど、父子の関係が良い。息子に毒が全く見られず、今後キャリアでやっていけるのか心配になる。。
来月の新刊も楽しみ。

2014/06/14 00:19

投稿元:ブクログ

笹本稜平にしては少し斬れ味が足りないと感じた警察小説。

女性の惨殺事件で特別捜査本部が設置された所轄に着任した管理官は、所轄の係長・葛木邦彦の息子・俊史だった。面白い設定であるが、少し無理があると思った。キャリアとノンキャリアの確執、浮上する容疑者、怒りと焦りの中、葛木父子は…犯人の欲望の正体と事件の結末は…

シリーズ第一弾。

2014/08/04 19:52

投稿元:ブクログ

重層的多面的な展開に、読み応え抜群のエンターテイメント。
題名通り、所轄刑事の意地と刑事魂の物語であり、本庁と所轄刑事のぶつかり合う群像劇であり、警察を舞台とした父と子の物語でもあるし、100人以上の捜査本部を束ねるマネージメントを描く小説でもある。
何よりも、容疑者を、黒か、白かを決めかね、グレーの状態での判断をためらい、主人公たちがこれほど悩み続ける警察小説はかつてなかったのでは。
ここに、この小説の、他に際立つ魅力があり、主人公たちと一緒に、読者を思い悩ませ推理させる要素があるのではないか。
はやくも、シリーズ第2弾が出たらしいので、葛木倭文子の活躍、特に息子俊史の更なる成長を早速見てみたい。

2014/10/06 02:03

投稿元:ブクログ

なんだか出来過ぎた親子関係で、そのせいかストーリーも全体的に出来過ぎに感じてしまった。
事件の謎解きとしては面白くて、あっという間に読み終わってしまったけど、でも息子が優秀で、おまけに性格も良くて、なんだか出来過ぎなんだよな。と思ってしまうのはひねくれた性格だからか。

2015/11/11 11:33

投稿元:ブクログ

父親と息子が同じ現場で事件を解決するという設定が他の刑事小説にはなくて、面白そうだな。と思って購入。

結末はどんでん返しがあったり、衝撃の展開があったりと面白くて一気読みした。

ただ、事件が解決に向かって動き出すのはかなり後半の方なので、それまでが長くややスピードに欠ける(本当の事件のようにリアルさを追求した結果、こうなったのかもしれないが。。。)し、息子が現場の指揮を執るのが初めてなのだがそう思えないほど仕切っているので多少、出来過ぎなんじゃ?と感じてしまった。

著者の山岳作品がすごく面白かっただけに、こちらの小説はちょっと物足りないなあ〜。といった読後感だった。

2015/04/18 15:35

投稿元:ブクログ

息子が管理官として、親父が刑事をしている所轄で、連続殺人事件の指揮をとる。
様々な障害を親父と息子が、所轄の刑事達と乗り越えていく。
事件の見立てが二転三転して行く中で、個性的な刑事達の真摯な所轄魂が、気持ち良く描かれています。よかったです。

2016/09/19 08:08

投稿元:ブクログ

元捜査一課の腕利き刑事の父。今は妻を失い人生を見直し所轄の係長として地域警察として勤務している。そして父に憧れ、父を超えるキャリアとして警察庁に入庁した息子。
ある連続殺人事件の管理官と所轄として手を携えて苦境を乗り越え、真実に向かってひた走るのでありました。

ネタバレになりたくないのてあまり語りませんが、父と息子の心の交流、所轄のプライドと本庁のプライドとの激突。手に汗握るフィナーレ。これはかなりの力作です!

2017/03/24 08:13

投稿元:ブクログ

連続殺人事件を追う警察小説でありながら父と子の物語でもある。
刑事として捜査ひと筋に生きてきた葛木は息子に対して負い目を感じている。
父として遊んでやったこともどこかに連れて行ってやったこともほとんどない。
妻にばかり子育てを押つけて、まるで母子家庭のような環境に息子を置いてきたからだ。
息子が父の背中から何を学んだかはわからない。
キャリアとして警察庁に入り、いまやエリート警察官となった息子。
その息子が葛木たちの署に設置された捜査本部に管理官としてやってきた。
所轄の刑事たちを手足のように使い、手柄をひとり占めしようとする本庁捜査一課の山岡。
きっちりと筋を通す息子・俊史のやり方は山岡を苛立たせる。
捜査の目処が立たないまま犠牲者は増えていく。
あまりにも出来すぎた息子に少しだけ辟易したが、物語だと思えばあり得ない設定でもない。
刑事の勘というけれど、何かひっかかるような感覚をそう表すのだろうか。
葛木は自分自身の直感を信じ、仲間たちと協力しながら真犯人へとたどり着く。
所轄刑事の意地を感じた物語だった。
本庁に勤務する刑事たちからみれば所轄は道案内くらいにしか思わないかもしれない。
葛木自身にも経験のあることだった。
だからこそ、互いに協力することの大切さを知っているともいえる。
二転三転する捜査方針。
方向が決まってしまえば、他にどんなに有力な情報が出てきても排除されていく。
それは誰にも止められない。
本来、そんなことがあってはならないのだろうが、いかにもありそうで怖い気もしてくる。
読みやすいけれど読み応えがある。
そんな物語だった。

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