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偽恋愛小説家

偽恋愛小説家 みんなのレビュー

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みんなのレビュー32件

みんなの評価3.7

評価内訳

32 件中 1 件~ 15 件を表示

2014/10/02 00:32

投稿元:ブクログ

主人公の新人編集者・月子とこれまたデビューしたての恋愛小説家・夢センセが、おとぎ話(シンデレラ、眠り姫、人魚姫、美女と野獣)がモチーフの謎解きをする話。最終的にはデビュー小説「彼女」をめぐる1つの謎に繋がる。

おとぎ話の解釈が成る程と思った。最後のトリックは見抜けなかったので少し驚かされたが…それ以下でもそれ以上でもなかった感じ。

2015/01/30 00:00

投稿元:ブクログ

面白い。恋愛小説でもミステリーでもない。でもどちらの要素もある。ハイブリッド小説。
今まで考えたことがない視点でおとぎ話を解体していくから、ハッとしたりニヤリとしたり唸ったり。
そしてミステリーや美学のなかに散りばめられたロマンティックさが、この方の小説の愛しいところだなぁ…なんて思ったり。

2014/11/24 23:35

投稿元:ブクログ

新人編集者・月子とデビューしたての恋愛小説家・夢宮宇多が、おとぎ話(シンデレラ、眠り姫、人魚姫、美女と野獣)をモチーフに謎解きをすると同時に、夢宮宇多のデビュー作「彼女」は亡くなった幼馴染みが書いたのではないかという疑惑も語られる。
わりとコミカルな作りで、普通の謎解き集だった。

ところで、本の奥付の著者名2ヵ所にシールが貼られている。本編と連動した仕掛けかと期待したが、どうやら校正ミスらしい。残念。
(図書館)

2014/07/16 10:32

投稿元:ブクログ

4編の短編を通じて最後にはより大きな謎が解き明かされるというパターンのミステリなんですけど、一つ一つの短編の謎解きがちょっとアクロバティックで説得力に欠けます。

2015/08/10 13:41

投稿元:ブクログ

筆名からして作者は男性だと思って読み始めたら女性っぽい感じがして調べたら女性の読者が多い話を書かれている方でした。
夢センセがかっこよくて好きです。

話の大筋は一つのミステリーなのですが、途中途中に有名な童話の「夢センセ」なりの解釈が挟まる。
シンデレラのガラスの靴は、魔女(実は悪い人)が城に入り込むためのキーアイテムで、シンデレラは利用されていただとか
眠り姫の、コールドスリープによる子孫と先祖の入れ替わり、および実父とのタブー説。
「人魚姫はおバカなお人よし」「美女と野獣の野獣が最後に王子様でしたというオチはご都合主義的すぎる」という身も蓋もないツッコミ。
どれも面白かったです。

肝心のミステリー要素。
毒を入れたトリックは拍子抜けするほど単純明快でよかったですが、作中作の部分だけで叙述トリックと言うには少し苦しいかなと思いました。もう少し叙述トリックの部分を読み解きたかった。

とにかく、夢センセのキャラがすごくいい。
主人公月子とのじりじりした感じに心を掴まれ、最後まで一気に読めました。
続編も期待したいところ。

余談ですが、初版を読んでいたら最後の作者紹介の作者名のところに訂正テープが貼ってあったんですけど、誤植でしょうか。
一つ一つテープ貼るの大変だと思ったのですが、さすがに誤植が作者名だとこういう風に訂正されるんですね。

2014/12/02 23:37

投稿元:ブクログ

「第一回晴雲ラブンガク大賞」を受賞して、華々しく文壇にデビューした恋愛小説家・夢宮宇多。その勢いを買われてか、恋愛小説のようにロマンティックな体験談を持つ女性を実際に訪ねて話を聞く、というネットテレビ番組のホスト役の仕事が入ってくる。担当編集・井上月子の説得で仕事を受けることとなったのだが、そこで出会った女性はまさに現代のシンデレラのようなエピソードをもつ女性であった。しかし、夢宮宇多は話を聞くうちにエピソードの隠された真実に気付いていく。
その一方で、夢宮宇多の受賞作は亡くなった彼の幼馴染みが書いたのではないか、という疑惑が浮上し、物語は意外な展開を見せるが……。

イケメンどS恋愛小説家と新人編集者・月子のドタバタブラックミステリー。シンデレラ、眠れる森の美女、人魚姫、美女と野獣の物語を絡めた連作短編集。ノリは黒猫シリーズと一緒。絡め方とかブラックなオチとかわりと丁寧で面白いし、先生のキャラも好きなんだけど、どうしても月子が好きになれなくてつらかった。下衆の勘繰りが過ぎる気がして、思い込みも強いし、猪突猛進だし編集者としてどうなの?と思ってしまって……。もうちょい地道に関係を重ねてラストにたどり着いてほしかったかな。黒猫より題材が親しみやすくて解体も面白いから、続編は楽しみだけれど……。

2016/11/24 22:20

投稿元:ブクログ

 恋愛小説家の夢宮先生が童話の新解釈をする、ていうのがこの本のメインなんだけれど、夢宮先生はそういう新解釈の本を書いている人というわけでなく、語り部である担当編集者の井上さんが口にした童話を、その直後に2人で係わった出来事になぜかわざわざ重ね合せて話を始めて、そこでその新解釈を言う、ていうスタイル。
 で、またその直後に、その係わった出来事が事件に発展して、しかもそれが、夢宮先生の新解釈寄りの展開を見せるという、小説とはいえ、あまりに都合よすぎる展開。ちょっと笑えてくる。
 そんな…何でもかんでも童話に結び付けて考えるとか、頭の中メルヘンすぎる。

 ただ、プロローグの時点で、その夢宮先生が偽恋愛小説家じゃないかと他社の編集者から追及されるところから始まってるから、エピローグでその部分の真相が分かるんだろうな、て想像できて、4章から成る本編は全部伏線なんだな、て思えて白けちゃう、私は。
 キャラに魅力がないことも相俟って、プロローグの後、1章と2章だけザーッと流し読みして、インターローグとエピローグを読んで終わった。
 じっくり読み込もうという気にはちょっとならなかったな。

 それにしても、プロローグとインターローグで他社の編集者である鈴村女史(女史て言い方もどうなの。普通に使うの、心の中の声とはいえ)が、夢宮先生が偽物だとものすごく糾弾して来るのに、エピローグで全然出て来ないの。
 インターローグまで挟んだのは一体何だったのかと思う。

 あと、この本(お話の中の本でなく、実際の実物のこの本)、奥付の著者名のところに上から森晶麿さんの名前がシールで貼り直されてるんだけれど、これはこの本の内容に合わせてこういうことにしたの? そういう演出? それとも単純な誤植?
 もし誤植だったら、著者の名前を間違えるとか、相当失礼だよね。

2014/08/14 11:52

投稿元:ブクログ

恋愛小説「彼女」に隠された殺人事件の謎を中心に、恋愛を巡って綴られる連作ミステリ。短編としての個々の物語も魅力的だけれど。恋愛小説家・夢宮宇多は殺人犯なのか、そして本物の恋愛小説家なのかというメインの謎に一番惹きつけられました。
恋愛小説にはいっさい興味がないのですが。「偽恋愛小説」なら読みたいなあ。「彼女」に隠されたもうひとつの謎もとっても魅力的でした。夢宮先生、どんどん書いちゃってください(笑)。

2015/02/21 00:16

投稿元:ブクログ

センスが好き。童話とからめた解釈もいいし、偽の意味もいい。作中作の恋愛小説には興味ないけど偽のほうは気になる。

2015/03/23 11:46

投稿元:ブクログ

面白かったです。
とりあえず、初版が奥付の著者名誤植してただろうってことはわかりました。

ミステリですね、これは。
恋愛小説っぽい皮を被った。
まさに作中作の作中。
何言ってるか自分でもよくわかりませんが。

童話モチーフの話については、本当は○○なグリム童話、とか読んだことがあったのでなんとなく記憶にあったりなかったり。
そういえば、美女と野獣の実際の話読んだことないなあと思い出しました。

とりあえず人間って怖いですね。

2014/11/09 12:57

投稿元:ブクログ

黒猫シリーズを思い出させる構造だった。シンデレラ、人魚姫、眠り姫などなどに対する独特な解釈はなかなか面白かった。

2016/03/05 21:31

投稿元:ブクログ

恋愛小説家デビューした夢センセと、その新人担当の月子が、有名な童話に結びつけられる事件に関わる短編集。センセと月子の関係が気になるところですが、鮮やかに童話になぞらえて事件を解決するセンセはさすが偽恋愛小説家。続きも出るようなので、楽しみです。

2014/07/07 22:53

投稿元:ブクログ

ラブンガク賞を受賞した夢センセと編集者の月子。夢センセの担当となった間に巻き込まれたトラブルを、夢センセは、おとぎ話の解釈をしながら、謎解きに迫る。自分が偽物だったらどうする?とつぶやく夢センセ。そして、夢センセ自身が偽物なのではないかという疑惑が持ち上がり...。
解釈の仕方も面白かった。いつもは口だけの調子のよい大人の男である夢センセが何気に月子を守るところも読んでてちょっと気になるところ。そして、夢センセ自身が書いた作品の内容を読んでいて、何だか違和感を感じていたら、そういうことだったのかと最後は納得しました。
偽恋愛小説家の意味も考えると、この作者自身が実感していることなのかもしれない。夢センセと月子のその後も気になるので、できれば次巻があるといいな。

2015/06/29 18:20

投稿元:ブクログ

OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000025692

2015/01/10 20:19

投稿元:ブクログ

新米の編集者である月子が初めてついた小説家は恋愛小説の新人賞をとった作家本木。第2作目のプロットを出してもらうもののどれもこれも第一作とは全く違うミステリばかり。それどころかおとぎ話の王道恋愛もの(シンデレラ、眠れる森の美女、人魚姫etc.)の恋愛要素をこっぱみじんにする解釈で月子を翻弄。
そんな中、本木にニセモノ疑惑と殺人容疑。それと同時に本木は失踪する。はたして真実は・・・
「本当は怖いグリム童話」とかでおとぎ話の新解釈が一般にも知られるようになったけど、この小説の中のおとぎ話の新解釈はかなり衝撃的だった。いやではないけど、こんな風におとぎ話を「分析」しながら読む人ってどんな感じなんだろう・・・

何かこのニヒルな感じが何かに似ているなぁと思ったら、「黒猫の遊歩あるいは美学講座」と同じ人だったのね。

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