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あしたから出版社

あしたから出版社 みんなのレビュー

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みんなのレビュー56件

みんなの評価4.3

評価内訳

56 件中 1 件~ 15 件を表示

2014/07/16 12:56

投稿元:ブクログ

「あしたから出版社」というタイトルに惹かれて手に取ってみました。
著者は本屋図鑑でおなじみ吉祥寺の1人でやっている出版社として有名な夏葉社の社長である島田さん。

ライトな小さな出版社の奮闘記と思いきや、それとは真逆な出版社を始めた理由が描かれており、しょっぱなから頭を殴られたような感じになります。

本書では、島田さんの半生や本に対する思いがたくさん書かれており、知り合いが「これは文学である」と評していたのですが、まさにその通りだとおもいます。

また本書で島田さんが、本、出版という行為が社会に影響を与えるべきものだということを書いていた気がしましたが、本書の最後には究極的には1人の個人に寄り添うものなんだということを感じました。
出版業界という大変な時代ではありながら、小さいサイズで数千冊という本を世に出し、1人1人に人生に影響を与えることができるものに挑戦する島田さんの、のっりくらりとした姿がとても好感が持てて、レーベル名にもある「就職しないで生きる」について考えさせられる一冊でした。

2016/01/26 04:17

投稿元:ブクログ

一人で出版社をしてるのは単純に凄いと思うけど、この作者の恋愛話とかどうでもいいし、正直女性への思いがこの人の場合気持ち悪いって感じの印象が強い

2015/03/29 18:20

投稿元:ブクログ

いま、読んでる途中なんだけど、この本はすごくいい。というか、自分のこころにすごく響く。
誰のこころでも動かすという類の本じゃないだろうけど、本好きの人はなんらか感じるものがあるんじゃないかなと思う。
読み進めていくのがほんとに楽しみ。

2014/10/11 16:23

投稿元:ブクログ

☆5個までしか評価幅がないのでそれに従うが、本当は☆10個でも献上したい。
この本を読んでいるひととき、私は気心の知れた友人たちと親密な時間を、そしてかなしみを共有しているかのような気分になった。
すべての本好きの方々に読んで頂きたいと切に思う。

2015/05/12 23:17

投稿元:ブクログ

不覚にも泣けた。
今の時代に出版社おこしなんてこと自体が無謀なのに、この動機の純粋さはただごとではない。
ちょっとかなりオカシイひとだ。

2014/12/07 21:59

投稿元:ブクログ

ポジティブですごい上昇志向のギラギラした人が立ち上げた出版社だったら、私はそこまで興味を持たなかったと思うんだけど、島田さんの人柄と本への愛情を知って、夏葉社の本を読みたいと思いました。こんなに真摯に作られている本が素敵じゃないはずがない、と。本屋さんに行く楽しみが一つ増えた気がする。

2014/08/27 12:14

投稿元:ブクログ

とつとつとした語り口で、ときには胸をえぐられるような孤独感や挫折感が淡々と記され、また出版社を立ち上げてからの熱も、苦労も、なぜかほんわかしたものに感じられる。
ほんとうはとても美的感覚にすぐれた、すごい人なんだろうな~と思うのだけれど、なにか人をおじけづかせたりしない、ぼくとつとした人のよさがにじみ出ているのがすばらしい。
それにしてもやっぱり一人で出版社をやっていくのは大変なんだなあと思いました。

2016/02/15 20:55

投稿元:ブクログ

何にもできないけどベストセラーだけがいい本じゃなくて読まれるのを待ってる本があるはずっていう根拠のない自信にはぐっと来た。

2014/07/24 23:53

投稿元:ブクログ

大学の後輩らしい。どこかですれ違っていたかも。何となく地元の本屋で手にとって買った本。一気に読んで、ふんわりと共感した。不器用ながらも一直線の生き方が好感を持てたのか。いつか直接会って話してみたいと思った。

2015/05/23 17:49

投稿元:ブクログ

ポエムのような本は苦手だと、ずっと思ってきた。青臭い思いが芸術に昇華していなくて、深夜に突発的に書いた日記みたいな、そういう他者の垂れ流しが、ほんとうに恥ずかしいのだ。ああ、またこの手の本か、と少し思ったのだが、読んでいるうちに気持ちが変わってきた。一冊の本を作り上げた時の喜びの確かさを、感じたからだ。
わたしはそのうち、ベルトコンベア式に本を作っていくだろう。なんとなく所属し、なんとなく作業をし、おそろしく高度にシステム化された分業体制の中で、的確な業務を行うことで、一冊の本を生み出すかもしれない。その未来の一冊の本に対する思いと、この本の中に出てくる一冊の本に対する思い、そのあまりの落差に眩暈がしたのだ。全てをゼロから構築し、一番いいと思うものを追求し、人に助けを求めながらも一人ぼっちで作り上げたその本の気高さは、確かに、それを必要とする人の心を打つだろう。そもそもわたしは、そういうのが好きだったのだ。本のそういうところが好きだったのだ。今のわたし、これからのわたしを見て、前のわたしは何と言うだろう。システムにのっとって行う型通りの仕事にプライドを持ち始めたら、それは多分感性が死ぬ時であるとおもう。周囲に合わせながら、資本主義原理を呑み込みつつも、わたしはこの感覚を忘れてはいけないのだと強く思う。バランスを保ちながらも、絶対に忘れてはいけないものがあるのだ。

2014/08/13 23:46

投稿元:ブクログ

経済的には厳しいのだろうが、著者はすごく幸せそうに仕事をして、そして生きている。身の丈に合ったという意味ではなく、自分の色とサイズで生きて行くのが、実は幸せになる秘訣なのだろうとしみじみ思う。

2014/10/05 13:13

投稿元:ブクログ

この本を読みながらいろんなことを思い出しました。小学生の頃から今までのこと。私も地元の本屋によく行ってました。いろんな本を立ち読み、買いました。そしてその時を過ごした友人がいました。つい最近知り合いが亡くなったこともあり、この本を読んでいるといろんなことがオーバーラップしました。そして自分のやりたいことが少しわかりました。思い出しました。

2014/11/02 11:10

投稿元:ブクログ

夏葉社という「ひとりの作家のこころを、ひとりの読者に伝える」(p.12)心意気の出版社をつくった人が書いた本。夏葉社の本は、『本屋図鑑』と、『冬の本』を読んだことがある。

夏葉社をつくるのに著者の従兄の存在があったことは、なにかでちらっと読んでいたが、この本の冒頭にはその最愛の従兄・ケンが死んだ日のことが書かれている。著者は従兄の葬儀を終えて東京に戻り、仕事を探した。

▼ぼくは転職活動をしながら、どうすれば、叔父と叔母と、ひとりっ子になってしまったケンの弟のこころを再びあたためることができるだろう、と考えていた。…(略)
 日課としていた読書は、小説や評論ではなく、「家族をなくしたときに」とか、「大切な人の死をどう受け止めるか」とか、そうしたグリーフケア関連の本ばかりを選ぶようになった。
 ぼくは、自分の苦しみのことは忘れて、叔父叔母たちの苦しみの支えになりたかった。
 いま考えれば、それが、ぼくにとって、自分のかなしみから遠ざかる、もっとも有効な方法なのであった。(pp.25-26)

27歳まで作家志望だった著者は、アルバイトばかりしながら、本だけは人よりもたくさん読んでいた。履歴書の自己紹介欄には「仕事はしませんでしたが、その代わり、本は読みました。『失われた時を求めて』を読破しました」(p.26)などと書いていたそうだ。そこにくいついてくれる会社もなく、転職活動をはじめて8ヶ月で、計50社からお断りのメールがきた。

仕方がない、もういいやと、著者は社会の多くの人と同じような働き方はあきらめた。「なんでもやれそうな気がしたし、なにひとつやれない気もした」(p.39)自分が人生の転機にいることを感じたという。「叔父と叔母のためになにかをしよう」と決断し、なにができるかと考えた。

▼ぼくには、つまり、本しかなかったのだった。(p.43)

著者は、「たとえ、友だちと上手くいかなくても、きちんと仕事をしていなくても、真面目に本さえ読んでいれば、年をとったときには立派な成熟した人間になっている、とこころの底から信じていた」(p.43)という人なのだった。

寝る間も惜しんで、受験勉強をするように、今日はここまで、今月は何冊読むと計画をたてて読書に取り組んだ、と書いてあるのを読むと、ほんとうに真面目な人だと思う。私は(次の原稿ではどの本のことを書いたものか)と下心ありありで読むときはあるが、立派な人になろうとか、そういう風には思ったことがないなーと気づく。

ケンが亡くなったばかりの頃にグリーフケア関連の本を読んでいて著者が出会った一編の詩があった。叔父と叔母のために、あの一編の詩を本にしてプレゼントしようと著者は心に決める。そして、それを手がかりに未来を切り開いていきたいと考えた。

著者は、父にお金を借り、出版社をやっている知人に教わり、「いい本をつくるのだから、まず、ちゃんとした出版社をつくろう」と形から入って、事務所を借りて法人登記をした。

会社はできた。けれど、そこから「一編の詩で一冊の本をつくる」ために、何から手をつけていいのか、まったく分か��ないまま時間がすぎていく。年上の編集者・Sさんが少し仕事をまわしてくれたが、大きな額ではない。

▼当たり前のことだが、ぼくが運営しているのは出版社なので、本をつくって、それを本屋さんに卸さない限り、お金はどこまでも減っていくばかりなのだった。(p.60)

著者が、これを一冊の本にしたいと思っている詩は42行、ムリをしなくてもA4一枚におさまる分量で、それを一冊の本に仕立てたいというのは、「本という「物」に対する愛着ゆえ」(p.60)と書いている。著者のなかにイメージはある。「かなしんでいる人に、言葉を届けたいというのとはまた違った。むしろ、言葉では全然足りなかった。読まなくても、テーブルのうえに、ベッドの脇に、置いておくだけでいい。そんな本を、ぼくは、丁寧につくっていきたかった。」(pp.60-61)というのである。

だが、どうやってつくったらよいかも分からぬまま、時間はすぎていく。お金は減っていく。

▼本音をいえば、ぼくは、すぐにでも、お金がほしかった。それも、たくさん、たくさん、ほしかった。…(略)
 けれど、ぼくは、別にお金がほしくて出版社をはじめたわけではないのである。もちろん、会社を続けていくためには、相応の資金が必要なのだが、お金が目的となってしまっては、本末転倒になってしまうのである。…(略)
 だとすれば、たとえ全然売れなくても、自分にとって、意味のある本だけを出版すべきなのだ。…(略)
 それに、本当にまったく売れなかったとしたら、またアルバイトをすればいいじゃないか。アルバイト先の同僚をなんとか説得して、『レンブラントの帽子』を一冊ずつ、手売りすればいいじゃないか…。(pp.88-89)

一編の詩の本がすぐにはできそうにないので、そのあいだに著者は、絶版で入手が難しくなっているが、たくさんの人に読んでほしい文芸作品を復刊をしたいと考えた。そうして、夏葉社として最初につくった本が『レンブラントの帽子』だ。夏葉社は「ひとり出版社」だから、著者がみずから書店の営業にもまわる。

▼「わ! マラマッドが出るんですね! どーんと売りますよ! 30冊ください!」
 「小島信夫、浜本武雄の翻訳っていえば、あの名作、『ワインズバーグ・オハイオ』やないですか! 50冊ください!」
 「とにかくなんでもいいから、100冊ください!」
 ぼくは書店を訪ねる前に、そんな奇跡が起こることをよく夢想したが、そんなことは起こらなかった。(p.116)

私は本屋の営業にはわずかしか行ったことがないが、『We』ができると、ブログにあげ、メルマガを出し、あちこちの書けるサイトには書き込み、新しい号ができましたとメールをほうぼうへ出すと、(明日の朝メールを開けたら、どーんと注文が…!)とはよく夢想した。けれど、そんなことは滅多になく、1冊注文があれば有り難いというときのほうが多かった。ばかすかと注文がくる、てなことはないのだ。

人は、そう簡単に本や雑誌を買わないのだった(自分がどれだけ本を買うか、雑誌を買うかと考えれば、そうなのだ)。この本の巻末には、夏葉社がこれまで出した本が12冊紹介されている。「売れる、売れない、は問題ではなかった」(p.137)とか、「ぼくの仕事は、ぼくの好きな人の本をつくり、それをひとりひとりの読者に伝えることであった」(p.138)とか、著者が書いている話を読むほどに、ひとり食べるのが精一杯とはいえ、それで会社が続いていて、本を続けて出せているのは、ラッキーなのかなーと思う。そういうこころで一冊一冊の本をつくっている小さな会社が続いていることに、驚きもする。

▼いくら、ぼくがいいものをつくったと思っても、本が全然売れないのであれば、仕事はいつまで経っても終わらない。
 ぼくは、いつか、袋小路に入り込んで、だれもほしいと思わない本をつくってしまうような気がしている。たとえば、ある失敗を機にお金に困り、マーケティングなどといいだして、自分が必要としてはいない本を、これまで培ったノウハウで、ヒョイヒョとつくってしまうように思う。
 ほしいかほしくないかと聞かれたらそんなにほしくないけれど、でも、きっと、読者がほっしていると思うんだ。
 そんなことをいいはじめたら、ぼくの仕事は終わりだ。
 毎日、気持ちが、グラグラしている。(p.176)

正直な人やなあ、と思う。正直に仕事をしてる人やなあ、とも思う。まだ読んでいないが、著者が夏葉社をはじめたきっかけとなった、42行の詩を本にした『さよならのあとで』を、こんど読んでみたいと思う。

(10/20了)

2016/03/04 13:52

投稿元:ブクログ

毎日が一生懸命。こう誠実だと疲れてしまうだろうな、と思うけれど止められないのだろう。繊細な考え方に心がちょっと疲れる部分もあるけれど、とても良い本だった。
そんな人が出版した思い入れのある本を読んでみたいと思う。
つらいことも多いし、かなしいことも多いけど、いまがいちばん楽しい、そう思いながら私も生きたい。

2015/08/17 03:09

投稿元:ブクログ

夏葉社の島田潤一郎さんは、人が好きで、それ以上に本が好きな方なんだな~。
あと、ちょっぴり自虐的な方かもしれない。TSUTAYAでの恋バナのクダリなんか、ずっとニヤニヤしながら本めくってましたよ、私(笑)。恋多き男だったのね〜(笑)。ごめんなさい、ジュンク堂のトークセッションで初めて御本人を見た時は、「えー!そんな感じには見えないー!」ってのが第一印象でした…笑。

自分をありのままに表現することを躊躇わない感じの文章なんだよなー。それってすごく難しいことなんじゃないだろーか。
って、嫉妬半分、読み終わりました。残りの半分は何かなぁ(笑)。

僕には本しかない、っていうフレーズにはすごく痺れた。私の場合は、「私には本もある」って感じだから、こんな風に自分を追い詰める位に本のことを考えられるって、ちょっと怖いなあ、と思いながらも、やっぱり羨ましい気もする〜。

本を読むときの表現がすごく詩的!
活字の中に「暗さ」を感じたことはないなあ。行間に隠れた本音とか妖精は見たことあるけど(笑)。

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