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ジェントルマン(講談社文庫)

ジェントルマン みんなのレビュー

文庫 第65回野間文芸賞 受賞作品

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みんなのレビュー23件

みんなの評価3.3

評価内訳

23 件中 1 件~ 15 件を表示

2014/12/09 21:24

投稿元:ブクログ

大好きな山田詠美。
美しい文章。美しすぎて、溜め息が出る。

なのに、こんな終わり方はいやだ。
私は、このお話に出てくる人がきらい。圭子のことも、夢生のことも、路美のことも。
漱太郎のことは、もっときらい。

いやだ、いやだと思いつつ、私は多分、この本が好きだ。
好きよりも嫌いの方が、人を強く惹き付けるのかもね。


「欲しがれば欲しがるほど逃げて行くものが、この世の中にはたくさんある。」
本当にその通りで。
欲しがるのを辞めれたら、もっと簡単になるのに。
私が欲しくて欲しくてたまらないものは、いつの間にか遠くに行ってて、もう絶対に手に入らない。

2014/08/08 21:02

投稿元:ブクログ

見た目も中身も、誰もが羨む「ジェントルマン」が持つ裏側。
なかなか衝撃的な描写も多いので、のほほん系が好きな方は回れ右。

アブノーマルな世界を黒々と描きながら、話の筋としては分かり易すぎると思う。
結局、ああやっぱりそうなるか、という所から踏み出して欲しかったというのが本音。

2014/08/11 21:47

投稿元:ブクログ

読んでいる間ひたすらつまらなくてたまらなかった。モチーフ、テーマ、登場人物、何をとってもありきたりで、本当にプロの作品なの?と。特にそうたろうという悪の描きかたがしょぼかったなあ。
それでもやはりプロなのだと思う。文章上手だし、最初の伏線最後でうまく回収してるし。
好意的な捉え方をするなら、そうたろうを盲目的に愛する主人公のおかげで、陳腐な男がジェントルマンという特別な存在になっているのだと思う。

2014/10/05 23:33

投稿元:ブクログ

モラトリアム期の少年少女の描写が巧みな著者でも、それを持ち越しすぎた大人となると。愛は惜しみなく奪う、映画のサブタイトルが浮かんだ。愛は惜しみなく奪うものか与うものか。

2015/09/18 23:41

投稿元:ブクログ

エロくてエグくて、ぐぐぐ…ってなりながら読んだ。のだけど、ラスト4ページでこれまでの物語がひとつの芸術として、それこそ夢生の花として形になるのがめちゃ凄かった…。
まずタイトルから、そしてキャラクターとそれぞれの(自分から相手への、そして相手から自分への)愛、すべてが逆説的でここまで徹底した仕組みで書かれている小説、すごい、、!

星野智幸さんの解説の、「すっかり形式化して意味内容がなくなっているのに、まだ流通し続ける言葉を、静かに葬り、同時に新たな内実を注ぎ込んで更新してしまうのが、小説である。」って一文、他の読書の記憶でも思い当たるし、この本についてはまさにコレー!!となった。

漱太郎のサディスティックな行為はわたしには中々ショックが大きいものだったのだけど、それでも根底になぜか愛を感じてしまうのは、「ジェントルマン」な振る舞いが身についている漱太郎というキャラクターそのものの魅力と、彼にどうしようもなく惹かれている夢生の目というフィルターのせいだとおもう。
そして何よりも、山田詠美さん自身が、様々な形をとりながらも小説の中で「愛」を書き続けているからなんだとおもう。

なんだろう、すっごく好き!とか引き込まれる!とかじゃなかったのに、それでもこの充実した読後感。ほんとに芸術でした。

2014/08/30 07:30

投稿元:ブクログ

過去に何冊かこの作家の作品を読んだ事がある。
文章が何の違和感も無く気持ちに入ってくるという印象がある。この作品は従来の文章力に加えて、人の気持ちを何とも官能的に表現をしている。上手いな〜。
もう少し書き込んでもらいたい所もあるが、多少ぼかした方が良いのか、、、、

2016/05/02 22:50

投稿元:ブクログ

残酷なまでに美しい悪魔のような男と、その悪魔に魅せられて愛し従属した男の話。震えました。あの衝撃のラストは彼らにとったらメリーバッドエンドなのだろうか。漱太郎もユメなら仕方ないねって笑いそうな気もする。笑って犯した罪を告白する漱太郎と、それを許して受け入れるユメはある意味共犯者であり、そこで二人は唯一無二の相手として分かり合える、それは遥かに肉体関係を持つ事よりも深く結ばれている事なのだ。 殆どプラトニックでありながら、どんな関係よりも狂っていて歪んでいて背徳的。 これでおまえ、俺の奴隷だな、ユメ?という漱太郎の言葉が淫美な悪魔の囁きのようで恐ろしい(けど個人的に大好き)。

2014/05/30 08:29

投稿元:ブクログ

祝文庫化

講談社のPR(単行本)
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2173867
講談社BOOK倶楽部:ジェントルマン
http://bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/gentleman/

2015/01/25 16:12

投稿元:ブクログ

すべての人を惹きつける完璧な好青年の漱太郎を、夢生だけは距離を保ってただ眺めていた。しかし、高校二年のある日、思いがけず漱太郎の正体に触れ、その日から彼の虜となる…。
漱太郎と夢生との倒錯した関係を何とか受け入れようとしてみたけれど最後まで呑み込めず。
後半突如として現れる貴恵子のキャラクターにも面喰ってしまい、最後までもやもやした。
山田詠美ファンならこういうほうがドハマりするのだろうか。

2014/07/29 22:37

投稿元:ブクログ

爽太郎が如何にも山田詠美のモテる男だった。
夢生はあくまで懺悔室だったからイマイチ爽太郎がひどいことしてるのに極悪人とは思えなかった。
罪悪感を感じない人間の傍にいるとこんな感じになってしまうのかな。

2014/09/16 00:56

投稿元:ブクログ

山田詠美さんが書いたものを読んだのは久しぶりです。
相変わらず、表現力豊かなので言葉で綴られている情景が頭の中で再現出来ちゃう所は素晴らしいです。

同性愛。
否定する気持ちは全くなくて、好きになってしまったのならって感じです。
ただ、自分が本気で恋をしたことがないからか、それぞれの気持ちがなかなか理解出来なかったのでこの評価にしてしまいましたが。
理解できる人にはきちんと評価される作品だと思います。

自分にはまだ早かった。それだけです。

2014/10/21 23:11

投稿元:ブクログ

ジェントルマンのタイトルと裏表紙の解説だけでは到底予想できない内容でした。
ジェントルマンと言う響きをどこか胡散臭く、違和感を覚える主人公たち。ジェントルマンは紳士を示すが、ジェントルとは確か優しいという意味もあったと思う。
そうちゃん、は表面上優しくて、誰にでも好かれる人気者だが、裏の顔はとても醜い。。。表で振る舞う善人の反動か、ユメの前では本来の悪の顔を見せる。
主人公とその周りには同性愛や恋する者もいて切なさもあるが不快感や違和感もある。
ラストはとても悲しい。。。人間性。モラル。愛の形。色々と読みごたえのある作品でした。

2014/08/28 23:02

投稿元:ブクログ

再読。この小説を表すのにどの言葉を選ぶかによって、印象がガラリと変わるなあとみんなのレビューを読みながら考えた。裏扉の「切なくも残酷なピカレスク恋愛小説」がピッタリでしょう。BLとかヤオイとかヤンデレとかサイコパスとか、そういうことじゃないから。山田詠美さんの描く恋愛の苦しさを長年愛でてきたが、またひとつ違う世界に足を踏み入れた気がする。表現も、以前の粘性の高い皮膚感覚的なものから、原色あふれる視覚的な要素が増えたと思う。まだまだ恋愛モノを書き続けてほしいです。

2016/02/19 22:22

投稿元:ブクログ

美しく妖しかった。
最初の写真の話がもうインパクトあるので、山田さん自らが挿絵をつけたような感じがした。
倫理観も良心もないのに、表面上完璧に見えるなんて怖すぎる。怪物。
殺したことは誤算だったのか、もしくは殺した結果殺されることまで含めて希望通りだったのか、どうだろう。
いつかもう一度読もう。

2014/10/12 01:08

投稿元:ブクログ

完璧な漱太郎の本性を唯一知るユメ。そしてユメの漱太郎への究極愛。同性愛、レイプとハードな中に純愛がしっかり全編に感じられる。
シゲの恋に落ちた感情や、ユメの漱太郎への「自分だけに優しい人がいい」「そして、自分だけに冷たい人がいい」思い。
ラストの圭子の大事にしてきた思いも…。
誰にも言えない想い。切ない。

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