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イスラム飲酒紀行(講談社文庫)

イスラム飲酒紀行 みんなのレビュー

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みんなのレビュー24件

みんなの評価4.1

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24 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

酒を求めてイスラム諸国の本音をルポ

2016/10/30 09:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

世界の辺境をルポし続ける高野秀行がイスラム諸国で酒を求めて悪戦苦闘する様子を記したもの。「休肝日はない」と豪語するアルコールフリーク(「アル中」という言葉は、彼らにとって悲しい言葉のようなので)の高野氏。しかし、イスラムでは酒は禁じられている。本当に飲んでいないのか?かの地での飲酒事情は・・・
実際には結構飲んでいるのである。しかも、飲んでいる場だからこそ聞けるかの地の人々の本音、政治体制に対する不満が引き出される。
酒を求めて右往左往する「爆笑」ルポルタージュだが、結構イスラム諸国の本音をルポするところはさすがだ。

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2015/06/14 06:04

投稿元:ブクログ

私はお酒を飲ま(め)ないので、酒飲みの楽しさとは無縁だが、高野さんの地元の人々との交流はいつも楽しそうである。

2014/07/28 00:28

投稿元:ブクログ

~私は酒飲みである。休肝日はまだない。~
そんな冒頭からはじめるほ酒飲みの高野氏が旅先で酒を求める奮闘記!?
しかも旅先は酒を禁じるイスラム諸国。
密造、密輸、幻の地酒!?を探しながら出会う人々。そして知ることとなる意外なイスラムの飲酒事情とは!!

2015/02/18 22:01

投稿元:ブクログ

社会人にもなって急性アル中で救急車のお世話になった私ですが、上には上(もしくは下には下)がいる!著者はほぼ慢性アル中一歩手前。
仕事で訪れたイスラム圏の国々で、彼は一杯の酒を求めて奔走する。宗教上は禁酒とされているにも関わらず。その執念たるや。
でも、やっぱりある所にはあるんですよね。

そして著者も読者も、「飲酒」という窓からリアルな国際事情を覗くことになる。彼はただ酒を飲みたい一心で彷徨ってるんだけど、酒のあるところを探せば必然的に、イスラム社会の深部にたどり着くという。これがもう、べらぼうに面白くて!
「酒から読み解くイスラム史」的な研究書にもなり得る位、興味深い視点でした。おすすめ。

2015/08/10 23:55

投稿元:ブクログ

イスラム圏で飲みたくなる。少数民族の地酒とか、とても不味そうではあるが、そこには酒の本質があるのでしょう

仏教国こそ禁酒がブッダの教えとして明確に規定されているのに、何故禁止しないのか、という根本の問いは、なにか奥行きがある気がするとても意義のある問いだと思うのだ。確かにそうだ。なぜだろう?答えは東アジアだから、だろうか?

2014/10/21 09:54

投稿元:ブクログ

本来宗教上禁酒である世界各地のイスラム国家に、酒を飲みに行く話。飲みたくなる気持ちはよくわかるが、そこまでしてもという気にはなれない。まだ、私はほんとうの酒飲みではないのかと思ってしまう。まあ、上には上がいるということで安心して飲んでいてもいけないのだが。

2014/08/30 18:59

投稿元:ブクログ

最高! はじめは酒が禁忌となっている国で酒を求める精神に不快さを感じたが、一ページ読んだだけで意識が改まった。
通常なら飛び込めない(飛び込まない)いかにも危険そうな誘いに、ホイホイ乗ってしまう著者。そして、イスラム教国民の驚くような裏の顔を見つけてくれる。
人間って、そうだよなって。イスラム教徒を身近に感じて好きになる一冊。

2016/04/15 13:43

投稿元:ブクログ

高野さんのクレイジーさがよく現れている一冊。ずっと積読状態でしたが、仕事を休んで電車に揺られながら、飲んではいけないところで酒を探しまわる高野さんのはなしを読みふける優雅な休日。お酒が大好きなわけではなくても、酒とは何か考えてしまう。わたしも少しは飲むけど、お酒禁止になろうとも廃止になろうとも別に生きていけると思うけど、大丈夫じゃない人が世界にはたくさんいるんだなあ。

2015/06/20 10:31

投稿元:ブクログ

イスラム教の見方が変わる本。
世界を旅している気分にもなれる。
ノンフィクションの中で一番面白かったかも。

2015/09/07 13:31

投稿元:ブクログ

私もお酒は好きで、休肝日はまだない状態なので、高野さんの「酒が飲みたい!」という気持ちはよくわかります。

イスラム圏でも、意外とお酒は飲めるんだなあ。
そして、イスラム圏の人でも、意外とお酒、みんな飲んでるんだなあ。

2014/07/29 21:41

投稿元:ブクログ

イスラム教というと聖典で飲酒が禁酒されていて、原理主義者たちがテロを起こしてまでも教義を周りに強要してるような、厳格で怖いイメージが強いのかな、って思います。

でも、この本を読むとそんなイメージは多少なりとも変わるんじゃないでしょうか。

表向きは禁酒だとか、女性は肌の露出を極限まで控えろと言われてますが、本音は意外なほど違ってる…というようなお話がたくさん収録されてます。特に酒関係に至っては、コーランは誤訳されてるんじゃないかと思うほど、イスラム圏の人たちのお酒好きエピソードがいっぱい書かれてて驚き。

毎回「私は酒飲みである。休肝日はまだない。」から始まる本作。自分も同じくらい酒を飲みますし、そして酒好きなので、イスラム圏の方々に親近感を覚えるようになりました。いつか、宗教や国境を越えて、皆で笑いながら酒を飲める日がくると良いなぁ…

2016/05/02 21:31

投稿元:ブクログ

基本的に「非合法」的なものに興味をそそられる傾向が強く、イスラム教の人々がお酒を飲むという、何となく、ただの違法行為よりもさらに罪深そうな行為とそのテーマを設定した作者のセンスに思わず手を出した。日本ではお酒は禁止されておらず、どこでも飲め、私自身も日曜日、コンビニで買った缶ビールを家まで我慢できずにコンビニの前で飲んでしまう事がよくあったりするが、そういう時間が悪くなかったりする。しかし他の国ではそんなことしたら逮捕される。日本ではマリファナを吸ったら逮捕されるがそれ自体が産業になり文化として根付いている国もある。嗜好品に対しての解釈はそれぞれに委ねられていて、窮屈なことも多くあるが、そこが文化の違いで面白い。完全に欧米化されている日本から見るイスラム圏に対してのイメージからは想像できない現地の人たちの脱法。どこの国も背徳感から来る美味しさに代わりはないらしい。お酒に近づけば近づくほど現地の人から遠ざかる、と言いながら、現地の人との宴会を望み、地酒を探す作者の本物を見ようとするその姿勢には脱帽する。

酒には人格がない、と言っていたのは中島らもだが、なんでもそうなのだと思う。嗜好品にはどんな規制をかけていようとも、人格は当然なく、けっきょくは人間が人間としてどこまで生きていこうとするのか、どういう生き方をしようと思うのか、そういう問題なのだ。

2016/08/17 13:14

投稿元:ブクログ

その名の通りイスラム国家とされる国々でひたすら酒を探した紀行だったのだが、
酒に辿り着くまでの過程に各国異なるストーリーが見られ自然に現地の人々の風習や性格が描かれていた。
わざとらしくない自然な書き方は高野さんならではの書き方であり相変わらず面白くガハッと笑ってしまう一冊だった。
もっとも読み終わって印象に残ってるのは彼の酒に対する執着心の強さであるが…笑

2014/07/25 10:55

投稿元:ブクログ

日本人として長く韓国に住んでいたので過剰一般化としか言えない日韓両国の報道に接する度に国家なんてそんなに一枚岩的な存在じゃないよと毒づいてきた。然るに話がイスラムとなると知らず知らずにステレオタイプの罠に囚われていた。「郷に入れば郷に従え」と言う言葉があるが郷をイスラム圏に置き換えた時、果たして従うべき郷は存在するのであろうか?著者は飲酒と言うともすれば冒涜的な切り口でこの謎に迫る。当たり前と言えばそれまでだがイスラム世界にも本音と建前、プレ・イスラム文化の残照、非イスラム少数民族の暮らしがあった。乾杯!

2015/07/12 23:07

投稿元:ブクログ

イスラムの国々では聖典に従い飲酒が禁止されている。でも、それは表向きの話で実は裏で結構飲んでいるらしい、そんな実態を綴った高野秀行渾身のルポ作品。

一重にイスラム諸国と言っても、それぞれ国によって信仰の度合いは異なるという話は以前に聞いたことがあった。特に若者の間では、1日5回の礼拝なんてかったるくて無理というのが一般的らしい、日本のどこにでも多少素行が悪い少年や大人がいるのと同じ事なのだろう。

しかし、自身の嗜好と実益を兼ねつつそんな内情を次々と明らかにし、トルコの英雄であるアタテュルクの酒癖まで暴露してしまった高野氏。イスラム過激派から狙われないことを心より願う。

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