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2014/06/27 01:38

投稿元:ブクログ

最近、ブラック企業がよく話題に上るが、本書のタイトルとなっている、ホワイト企業という呼び名は聞いたことがなかった。
ホワイト企業とは、本書をまとめた東洋経済の考えではあるが、社会的責任のみならず財務状況も合わせて評価し、どれだけ世の中から「信頼される会社」であるかということを判断指標にしている。
冒頭に、JALを取り上げ、かつてはCSR評価も高く、働きやすい企業であったが、財務体質が危機的状況で、経営再建に取り組まざるをえなくなった事例をあげている。
企業を評価するには、当然のことながら、財務状況とCSR的評価指標を合わせ見ないといけない。
通常は、財務状況が悪くてCSRに取り組めるはずもないので、この両者はあらかた比例の関係にあるのだと思う。
とはいえ、本書に詳しく紹介されている通り、CSRの守備範囲は広いので、企業や業界によって、進んでいる部分とそうでない部分が多々ある。
東洋経済では、CSRの評価項目として、人材活用38項目、環境26項目、企業統治34項目、社会性27項目。加えて、財務面で、成長性5項目、収益性5項目、安全性5項目、規模5項目と多岐にわたる評価項目を5段階で評価している。
2005年から、毎年「CSR調査」を実施し、ランキングを発表しているとのことで、豊富な事例から健全な企業を見分ける視点を提供してくれている。
企業の存在意義は、社会の持続可能な発展に寄与することであり、その責任であるので、日本の企業は、社会から信頼される会社として、多くの点で改善しなければならない課題が山積みである。
本書を読めば、優良な投資先や就職先選びなどに参考になると書いてあるが、何よりも経営者に読んでもらいたい1冊である。

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