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宇宙人に会いたい! 天文学者が探る地球外生命のなぞ(科学ノンフィクション)

宇宙人に会いたい! 天文学者が探る地球外生命のなぞ みんなのレビュー

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1 件中 1 件~ 1 件を表示

2015/07/13 02:37

投稿元:ブクログ

この種の話題は例の某国政府と宇宙人の秘密協定でアヤシゲな人体実験云々的な話や、なんとか意識とかがチャネリングして地球の危機を訴えてくる的な説教譚が甚だ多いわけだが(私個人としては、ネタとして楽しむ分には三度の飯より好きなくらいだがw)、この本では当代一流の天文学者が既によく知られている知識と最新の研究をもとに、あくまで学問的な可能性として宇宙人が存在しうるかどうか検討している。
もちろん「そんなの知ったこっちゃない」が、とはいえ太陽系内には生命が誕生するに当たって必須と思われる必要条件のうち、少なくともいくつかを満たす星があること、太陽系以外の恒星系にも「惑星」が続々と見つかりつつあることなどから、「いてほしいな」から「いるんじゃないか?」ということをに匂わせる。またこれた系外惑星の検出方法であるドップラー法やトランジット法についても、子供にわかりやすいように実に巧みに解説している。更にその生命についても、地球における生命の起源から果たして地球にいるような生命だけが生命の形なのかという、たぶんに哲学的と思われるような議論にまで言及している。
示唆的なのは「ドレイクの方程式」である。これ自体は銀河系内の文明について考察するための一つの式だが、特徴的なのは「文明の長さ」についての項があることだ。文明を長く保つための議論は、それ自体で別に議論の対象になるのでここではあえて避ける。ただし、宇宙人について考えるということは、宇宙人が持っているであろう社会、経済、哲学、美的センス、宗教観、生死感などについても、将来的には当然に議論の対象となるであろう。そのことと含めて考えると、これまでに地球人がたどってきた歴史を背景に、人類の総力をかける学問になるんんじゃないだろうか。宇宙人について問うことは、我々自身について問うことのはずなのだろう。

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