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ゆかいな仲間と子供だけの世界

2002/07/27 05:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミオメロディ - この投稿者のレビュー一覧を見る

6歳の娘はカロリーヌシリーズが大好き。本を開くと、少女カロリーヌと動物たち(みんな子供)のすばらしい世界が待っている。大人は脇役として存在するだけ。いつもトラブルが起こるが、それをみんなでうまく解決してまたハッピーになれる。みんなのいきいきした表情がとてもいい。この回では、フランスで1月に食べる“王様のケーキ(ガレット・ド・ロワ)”が紹介され、フランスらしさがよく出ている。

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フランスで絶大な人気を誇る絵本シリーズ。きわめてフランス的なヒロインの冒険物語。

2000/07/10 20:49

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投稿者:中条省平 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「カロリーヌ」の名前に接したのは、フランソワ・トリュフォー監督の『柔らかい肌』においてだった。出演する子供の愛読書として「カロリーヌ」の名前が引用されるのだが、実物が画面に映らないので、かえって興味を引かれて、フランス書を扱う本屋で調べてみた。そして、膨大なカロリーヌ・シリーズが出版されていることを知った。フランスの子供向け絵本のクラシックであり、1955年に発表以来、全部で31作が刊行され、今後も続刊が予定されている。

 その邦訳が、本書のシリーズである。恥ずかしながら、本書を目にするまで邦訳の存在を知らなかった。つい先日も、朝日新聞の「片岡義男さんの絵本箱」のコーナーで、カロリーヌ・シリーズが片岡氏の愛読書として紹介されていたが、氏が取りあげたのは、フランスのアシェット書店版の「Caroline」であって、邦訳についての言及はひと言もなされていなかった。

 児童文化はその国のもっとも深い根っこと結びついているため、なかなか他国に輸出されても根づかない(「ドラゴンボール」や「ポケモン」はいまや世界を完全に席巻しているが)。カロリーヌ・シリーズも同じで、まだまだ日本では知られていないだろう。だが、逆にいえば、だからこそフランス文化の深層をかいま見ることができるのである。その意味で、大人の読者にとっても興味深い。

 カロリーヌの顔つきは、日本の子供に比べて、ぐっとおしゃまで、白目の大きな吊りぎみの目はどこか意地悪な感じさえする。つまり、子供の無垢への自足を良しとする日本人の無意識にたいして、フランス人は、子供が大人の真似をし、大人の世界に飛びこんで成熟することを積極的に肯定しているのである。

 男っぽい、仕立てのしっかりした白いシャツに、赤の作業ズボンというカロリーヌの服装にも、子供らしさをファンタスティックに装うような印象はなく、子供が具体的な行動を通じて世界と接しはじめることへの奨励の意図がこめられている。

 とはいえ、カロリーヌの親しい友だちは、三匹の犬に二匹の猫、ライオンとクマとヒョウといった動物たちであり、現実と幻想すれすれの場所で、カロリーヌは日常生活の冒険へと乗りだすのだ。『カロリーヌとなぞのしま』では無人島生活、『カロリーヌとおうさまケーキ』ではケーキ作りが題材となっているが、基本線は、未知のできごとを前にして、カロリーヌと動物の仲間が力を合わせて、未知をコントロール可能な既知に変えてゆく過程が描かれている。

 その意味では、『カロリーヌとなぞのしま』で下敷きとなるロビンソン・クルーソーの冒険物語とも類似した構造が一貫しており、ロビンソン物語に見られる、勃興するブルジョワ階級の労働による金銭的成就をめざす精神性が、カロリーヌ物語にも反映しているといえよう。もちろん、子供たちの普遍的な冒険探求心に訴えるところが、このシリーズのフランスでの人気の持続の秘密であることは疑いないが。 (bk1ブックナビゲーター:中条省平/フランス文学者・学習院大学教授 2000.7.11)

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