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「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学(NHKブックス)

「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学 みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.5

評価内訳

5 件中 1 件~ 5 件を表示

2014/08/11 09:50

投稿元:ブクログ

「なるほど」と「問いかけ」が生まれながら読める楽しみ。

検証可能性を追及する哲学の姿勢、そこから導き出される原理がすごい。その先の実践について今後に期待。

・「欲望・関心相関性」の原理
・「人間的欲望の本質は『自由』である」という原理
・各人の「自由」の根本条件としての、「自由の相互承認」という社会原理

・個人の「自由」を可能とするための、「欲望を下げる」「能力を上げる」そして「欲望を変える」
○欲望の中心点は動く。変えられる。これは人間の希望なのである。(168頁)
・欲望の中心点を見つけること。フックを持つこと。網を見つけること。そのための思考。

・承認しやすい環境づくり
・その上で諸規定性を乗り越えること
→しかし、時代や世界は複層的。

・検証可能性=問題範囲の限定。「問うべきは何か」

・諸規定性のある社会を泳ぐ、ヘーゲルのスタンスそのものも興味深い。

・自由の相互承認のための、法、教育、福祉ととらえる。

→諸規定性を乗り越えることが「自由」であれば、ある種社会はそのままでも良いのか、相互承認のための環境づくりは本質ではないのか。

・検証不可能な絶対不可侵なものに原理を置くのではない、ルールの哲学
→原理としての「自由」の可能性、それを目指す社会づくりは必要であるが、一方で、ルールの哲学において、「ルールを守らないもの」を織り込むことは必要ではないか。ルールは守られないこと前提とした原理が必要ではないのか(全てに守られて初めて機能する原理では脆弱ではないか)

2014/07/27 23:24

投稿元:ブクログ

ヘーゲル論あり、米国発、政治哲学批判(思考実験批判)あり。


自由の相互承認がキーワード。

自由を捨てて機械的に生きるほうが楽なのかもしれないが、それは幸福ではない。
幸福とは積極的に難問に向かうこと。

2015/02/27 17:07

投稿元:ブクログ

よく本を読む真面目な研究者だとは思うが、批判が尽くずっこける内容だった。批判としてはちょっと弱いものも多い。少なくともこの本での批判は、読解の甘さや粗雑さ(不誠実で不正確な読解)に基づくところがかなりある。
他に「事実と当為」の話を持ち出して批判しながら、自分で事実から当為を導き出したりしているのはちょっとさすがにひどい。あとがきに、「哲学デビューの本」とあるが、ちょっと批判に気張りすぎじゃないか。

「因果法則から自由」も、そういう表現でまとめるべきものではないと思う。
無駄に分厚い本。
著者の他の本はどうなんだろうか。

2015/07/29 07:41

投稿元:ブクログ

キーワードは、「自由の相互承認」。様々な哲学理論を検証しながら丁寧に説く本書は、自由が生きる上でどれほど大切で、いかに可能であるかを考える上で重要なテキストになると思う。

2016/11/21 16:57

投稿元:ブクログ

おもしろかった。終始論理的で、語られている内容が難しいにも関わらず、少しずつ納得しながら読み進めることができた。
「自由」をここまで徹底的に考え抜いている本はこれが初めてで、自由のイメージを脱して本質を攻めていく過程が非常におもしろかった。

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