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思い出のマーニー(新潮文庫)

思い出のマーニー みんなのレビュー

文庫

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みんなのレビュー57件

みんなの評価3.8

評価内訳

57 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

自分の感性の限界

2015/02/06 14:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クロぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語はアンナがマーニーと出会う前半と、「湿地の家」に引っ越してきた子供たちと知り合いマーニーが何者かを知る後半に分かれます 。
前半はすごくいいんです。マーニーが何者なのか、時折感じる違和感はなんなのか、アンナじゃなくとも気になるし夢中になります。けれど後半、特に種明かし後マーニーとの思い出は結局なんだったのか私には分かりませんでした。

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2014/07/26 17:28

投稿元:ブクログ

夢と現実が交錯する不思議な世界。
前半はせつなく、後半は物語が一気に展開するので、ついていくのが大変なほど。
ひとりぼっちと思っていても、どこかには救いがある。人との出会いは人生を変える。
アンナの世界が開けていく過程に、ぐいぐい引き込まれる。

2014/10/01 20:06

投稿元:ブクログ

映画見てきて、その後に本を読みました。
本は、複数の出版社から出ています。ハードカバーの青い本が気になったけど、文庫本があるので断念。
こういう翻訳文学で、児童文学なら、新潮文庫が堅いかなということで、新潮文庫版をチョイスしました。
岩波版の「です・ます」調の翻訳にも、ちょっと引かれたのですが。

まずは、映画の感想ですが、すぐに原作本を購入して読んでいるのからわかるように、かなり気にいりました。

映画を見にいく数日前に、多分この映画のプロモーションとしてテレビで同じ監督の「借りぐらしのアリエッティ」をやっていて、そっちは、ものすごく「なにか足りない」感が多くて、これは、「マーニー」見にいくのやめた方がよいかもしれないなぁと思ったりしていたのですが。
「マーニー」は、「アリエッティ」とは、比べものにならない位の完成度でした。

「トトロ」は、びっくりするぐらい事件がほとんど何も起こっていないにもかかわらず、見入ってしまう映画でした。
「アリエッティ」は、逆に、いろんなことが起こっているわりに、感想が「それで?」みたいな感じの映画でした。人間関係や物語のなにかもかもが宙ぶらりんのまま、でも、アリエッティは引っ越しして終わりってどういうことよという思いが。まあ、それがリアルと言っちゃあリアルなのかもしれないし、あの小人がでてくるファンタジーでリアルさを感じるというのはある意味、すごいことなのかもしれませんが、なんか、もっとちゃんとしたお話に出来るだろう感が強かったのです。
で、「マーニー」ですが、動きだけでいったら、その「アリエッティ」よりも動かない映画です。でも、ドラマは、「アリエッティ」よりもあるのです。

まあそれは、こっちのストーリーが、わたしにとって好みのだというだけかもしれませんが。
基本、わたしの物語を読むって、感情移入なんだけど、それが、いきすぎちゃった感じ、引きずられすぎるぐらい引きずられる感じがあります。
映画を見ていて、あの画面に映っているのが、杏奈か自分かの見分けがつかなくなっちゃってる感じになりました。
だから、本当は、いい映画かどうかなんてわかんないんですよ。
でも、いい映画かどうかなんでどうでもいいぐらいに、自分の深いところに刺さったのは事実です。
だから、映画が、あのいい感じのところに、無難なところに着地してくれなかったら、今頃、うつになっているんじゃないかとすら思います。

魔法の輪の外側にいるって、わたしの中では、みんなの周りに輪があってそこに自分が入れていないイメージではなくて、自分の周りに輪があって、そこに自分しかいないイメージなんですよねぇ。
輪の中には自分しかいない。そして、ここが外側だ。意味わかんないかもしれないけれど。

まあでも、その輪の外側にいる感覚というのは、けっこう誰もが感じている普通の感覚という気もするんですけどね。

そして、輪の中に入るっていうのは、誰かの輪に入れてもらうことではなくて、実は、この自分に向かって閉じている自分の輪を少しだけ広くして、少しだけだれかを入れ��っていう事なんですよねぇ。
それが、わたしらにはどんだけ抵抗のあることかを思い知らせてくれる映画でもあります。
だから、最初は、そのわたしのいる(杏奈のいる)「外側」に入ってくるのは、たった1人だし、マーニーのような「秘密の友だち」であるのです。

その存在が事実や、生身の人間であったかどうかは問題ではないのです。
その時に、自分の全身全霊をかけて、「信頼にたる人と出会うことが出来た」という経験は、事実であろうとなかろうと、るその人のなかの真実なのですから。

まあ、いつ杏奈が、廃墟になった湿っ地屋敷で、白骨化したマーニーに出会うんだろうかとか、映画みている間は、ちょっと思ってもいましたが。

マーニーが何者であるのか?
孤独な少女が生み出したただの想像上の「秘密の友だち」なのか、それとも、実在の存在なのか。
そこは、「トトロ」同様、ものすごく上手にぼかされています。
どっちの解釈も、ものすごくしっかりとできる。
ある人は、これを本当に不思議な少女と過ごしたそういう物語として受け取るだろうし、また、ある人は、不安定な杏奈の心と記憶が生み出した幻の少女だと解釈するかもしれない。
そして、このどっちの解釈も可能なファンタジーというのは、けっこう大事なことなのではないかと思います。
ただのファンタジーは、ファンタジーを信じる人のためだけのものですが、こうやって、ファンタジーじゃない解釈をいれることで、ファンタジーなんだけれど、すべての人に起こりうる物語として形が作られています。

わたしは、わたしが好きと思っている人には、この映画見て欲しいと思います。
それで、どんな感想を持つのか話したいなぁと思います。特に不器用に生きている子たちと。

あと、プリシラ・アーンのあの歌がものすごくいいですよねぇ。
あれも、心に突き刺さる歌です。

というのが、映画の感想です。
ストーリーとかは、これ読んだだけではさっぱりわからないと思います。
アリエッティダメだった人も、見てみてね。

で、ここから本の感想です。

実は、映画は、ものすごい繊細なお話で、多分、本の方はそこまではないだろうなと思っていました。
それは、たしかにそのとおりだったのですが、本の方が明確に見えてくるものもあって、そこが面白いなぁと感じました。

その1つ目は、映画の杏奈と本のアンナの違い。
感じ方や、置かれた状況は、ほぼ同じなのですが、けっこうわしのなかで、印象が全然違いました。

実は、「思い出のマーニー」の本を読んでいる間、ずっとわたしのなかに、似たような印象の本として浮かんでいたのは、「自閉症だった私へ」なのでした。

そう考えて物語を読むと、アンナの人との接しにくさや、ワンタメニーとの関わり合い、マーニーとの関係、たくさんのこだわりが、なぜ彼女にとってマーニーが必要だったのか、ものすごく理解できる様に感じます。
「暗闇の速さはどれぐらい」も、そういう主人公の物語でした。

と思って、ねぇさんに、

「これって、『自閉症だった私へ』に似ていない?」

と聞いたら、

「えぇっ、あのレイプされたりひどいことされる話だよねぇ」

と言われてしまった。
えぇ、「自閉症だった私へ」って、そんな話だったっけ?それは、わたしの印象の中にはまったく残っていないのだけど。
まあでも、たしかに虐待の話とかはあったですが。
それよりは、自閉症スペクトラム障害を持った人同士が、自分と同じ感じを持つ人を見つけて理解し合って静かに過ごしている様子や、石の小さな差異がわかったりという部分が印象に残っているのですが。

そして、アンナが過敏な部分や、言葉をそのままストレートに受け止めてしまうところは、どこか、作者が自閉症スペクトラム障害を持った子どもをイメージして書いたのではないかなぁと感じたのでした。
もちろん、作者が、そういう障害のことをしっていたかどうかはわからないのですが、多分、その時にモデルになった人物や出来事の一部に、そういう人がいたのではないかなぁと思ったのでした。

多分、アンナとワンタメニーは、お互いが同じところがあるということを感じたのではないかと思うのです。
だから、お互いに気むずかしい感じ同士なのに、自然と接している。
少なくとも、そういう関係が成り立つということをリアルに知っていたのだろうなぁと思います。

そういう「理解しにくい人」をそれでも理解したいと思ったときに出来た物語が、この「思い出のマーニー」ではないかと思います。

自閉症スペクトラム障害を持った人を健常者は理解しにくいです。
基本的に、「心の機能」が理解しにくい自閉症スペクトラム障害といわれていますが、「自閉症」について書かれた本を読んでいると、けっして、他人の「心の機能」が理解できないのではなくて、おそらく別のルールで「心の機能」が動いていることがわかります。だから、同じ障害を持った人(同じルールで「心の機能」が動いている)同士なら理解し合えます。
実は「人の心がわからない自閉症の人」というのは、自閉症の人の心がわからない健常者という意味でもあります。

でも、理解できなくても、少しでも知ることや、想像することが出来たら、多分、その人の居場所をつくることができる。
それは、治療とは違う考え方として、一緒に生きていくことが出来るのではないかなぁと思います。

障害が、オープンになっていく過程で、その言葉なんかを侮蔑の言葉として使うことで自分の不安を解消しようとする人間というのは、いつも一定数はいるのですが、そこで止まってその言葉を禁止して終わるのではなくて、その「違い」こそを共同体の強みとしていくことは可能なんじゃないかなぁと思うのです。

実は、健常者、障害者といっても、スペクトラムって一続きの連続体で、どこかに明確な切れ目があるわけではありません。
だから、だれもがなんらかの偏りをもっていて、なんらかの生きにくさをもっています。自閉症スペクトラム障害の人は、その生きにくさが人よりも強い。
人よりも強いといっても、人同士でどれぐらい辛いのか心の中を比べることはできませんので、まあ、外から客観的に見て判断するしかないわけです。

多分、ある時代���「障害」と呼ばれなかった差異でも、時代と共に「障害」とよばれることもあると思います。
「障害」って呼ばれても、それはいいのかもしれないと思います。その差異を知ることこそが、第一歩で、みんな自分なで同じで、自分と同じように感じ考えると思うことが実は差別を生んでいるような気がします。ただ、その「障害」を排斥するための言葉として使わずに、一緒にお互いが楽しく暮らしていくためには、どうしたらいいのかということを考える言葉として使われて欲しいと感じます。

そして、少し自分よりスペクトラムの向こう側にいる人だがいるなと感じるときに、もしかしたら、その子は、こんな風な「マーニーのいる世界」を見ているのかもしれないと想像することは、多分、お互いに生きていく上でとても楽になる考え方だと思います。

映画の彩香は、ちょっとオタクの入ったアクティブな女の子でした。

でも、本の方のプリシラは、ちょっと気むずかしい女の子としてかかれています。プリシラもまた少しかたよったところがある女の子なのだと思います。
彼女の家族は、プリシラやアンナを、いてもいなくても同じように扱います。それがとても、アンナを安心させる。
そういえば、下宿のおじさん、おばさんもそうですね。
まあ、映画では見てて、あんまりにも気にしなさすぎだろうとか、思ったりはしたのですが。
でも、そこに愛情がないわけではない。
見守ってくれているという安心感はものすごくある。
それは、この家が、子だくさんの家だからという感じで本では書かれていて、それは、確かにそうだなぁと。
ある意味、手がいき届かないからこそ伝わる愛情もあるのかもしれないと思ったりしました。

映画と本とどっちが好きかといわれれば、断然、映画なのですが、原作本のマーニーも、いろいろと生きることを考えさせられる1冊でした。

ちなみに、今までで1番衝撃をうけた、原作と映画で違う物語は、「私の中あなた」です。

2014/08/15 08:49

投稿元:ブクログ

思っていたよりずっと複雑な構成のお話で大人にも充分読み応えが。
個人的にはすごく好きなタイプのハッピーエンドだったのでよかったです。
当時のイギリスをよく知らないので、映画でぜひ観てみたい。

2014/07/15 21:04

投稿元:ブクログ

複雑な家庭環境のせいで、心を閉ざしてしまったアンナが、ある日マーニーと出会いひと夏を過ごすことで、心が動き始め、感情豊かになっていく話。人は人とのコミュニケーションによって、こんなにも変われるんだよ、ってことがとってもよくわかるので、特に子ども達に読んでもらいたいな〜と思いました。途中まで、なんかよくわかんなくてモヤモヤしながら読んでたけど、後半は謎が解けていき、スッキリしたし、夢見る空想少女のアンナに感情移入できて、楽しく読めました。

2015/04/15 00:12

投稿元:ブクログ

アンナとマーニーの不思議な出会い。そして、ラストの展開。なかなか深読みしたくなります、「内側」と「外側」

2014/08/13 18:24

投稿元:ブクログ

外側 (孤独)の少女アンナ。
誰にも寄り添わず、打ち解けようともせず、“ 頑張らない ” 少女アンナ。
養父母の愛に素直になれず、心を閉ざしている少女が、養父母の元を離れ、湿地の街で過ごしたひと夏の物語。

大人なので、かなり早い段階で、有る程度の謎は分かってしまうのですが、それでも物語は、美しく切なく冒険の中、進んで行きます。

アンナとはまるで正反対の暮らしの中にあって、それでもアンナと同じ孤独を抱えた少女マーニーとの出会いが、アンナの心の扉を少しづつ開いて行きます。
「あなたは決して孤独ではない。」
「あなたは愛されている。」
マーニーはそれを伝えたかったのでしょう。

湿地の街へ来たことも、マーニーに出会ったことも、それはアンナにとっては必然でした。

日常生活において、劇的に不思議な出来事なんて、ほとんどないけれど、それでも、出会いも別れも出来事も…考えたらその全部が不思議なことに溢れていて、そしてその全部がきっと必然なこと…なのかな。

人ハ、ソレヲ運命ト、云フ

人生は悪くない。
心ひとつ。きっとね…。

2014/07/31 10:38

投稿元:ブクログ

内側と外側。未だに微妙に自分の居場所をみつけられず疎外感を感じることのある私には響く物語。きっともっと疎外感を感じているであろう思春期にぜひ読んで欲しい一冊。現実と非現実、過去と未来がいききする素敵なファンタジー。

2016/11/11 16:11

投稿元:ブクログ

誰かに愛して欲しい気持ちと、愛されてはいないという思い込みがこじれて世を拗ねてしまった少女アンナ。
療養先の田舎で出会った少女マーニーと、夢か現か境がはっきりしない日々を過ごすうち、アンナはマーニーを愛することで成長していく…その様子を読んでいくことは、過去の自分の細かな傷を癒すような体験でした。
子供時代を取り戻すなんて不可能だと思っていた私ですが、最近は様々な形で昔の自分をもう一度育て直すことが出来るのではないかと実感しています。
この物語も、そんな中のひとつの導きでした。

2015/04/11 12:04

投稿元:ブクログ

映画を先に見たので映画のイメージにかなり引っ張られました。映画にはなかったリンゼイ一家との出来事があったり、逆に小説には書かれていない出来事があったりで、面白かったです。

2015/03/24 00:39

投稿元:ブクログ

児童書というには少し複雑な物語。妖精の出てくるようなイギリスの海辺の村で、少女たちの現実と空想、過去と現在が交差する。映画のほうを先に見てしまったので、イメージが映画のアニメ的になってしまったのが少し残念。

2014/07/22 15:50

投稿元:ブクログ

2014年7月21日読了。
後半の展開が面白いとのことやったので、前半かなりの速さで読んだせいか、いまいち謎解きがしっくりこない。
映画の予告編を数回見ていたせいもあって、脳内映像がジブリになってしまう…舞台を日本にして、どうやって映画化されるのか気になるなー。

2014/09/11 02:09

投稿元:ブクログ

子供の頃、自分が孤立してると感じる時は、自分が「内側」で周囲の人間が「外側」だと思ってたな、ってことを思い出しました。
なので、疎外される自分が「外側」にいて、他の人たちを「内側」に一括りにまとめるアンナの心象が私とは正反対なのが面白かったなあ。
自分を中心にして考えてたって意味では、私の方が子供らしい可愛げあったんじゃないの~(笑)。

他人にどう見えるかを意識して表情を取り繕うところとか、大人の些細な言動を一つ一つ論うところとか、「ああ、こういうことが自分にもあったなあ」とノスタルジックな感傷に浸りながら読んでいくと、来ました、謎の金髪美少女、マーニー。

映画は見ていないのですが、予告版で見た映像と原作の世界観がかなりマッチしていたような気がしました。最初にあのビジュアルイメージが前提にあったからそう感じたのかな。そりゃそうなるか。
マーニーとアンナの脈絡のない会話や唐突な場面転換を、映画ではどう表現してるんだろう。と、ちょっと見たくなりました、映画。

ですが、不幸なのは私が既にネタバレを見てしまったことです。
ミステリアスなマーニーとの交流が描かれる前半と、
マーニーがいなくなった後で彼女とアンナの意外な接点が語られる後半という、
ファンタジーっていうよりこれ最早ミステリじゃないの~!というような作品のネタが既に割れていたという不幸…(ToT)うおー

ジャンル的にはミッシングリンクものかなあ。「何故、マーニーはアンナだけに見えていたのか?」という謎が、この秘められた繋がりの真相に辿り着いた途端に理解できるミステリです。
ジブリの宣伝にもあるように、「彼女」は「あの入江で、待ってい」たんですね…。

そして、アンナが亡き家族に対して抱いていた殺伐とした思いが、一気に氷解する謎解きのラスト。どうして私を置いていったの、という幼い頃からアンナが抱いていた悲しみが昇華していく様が心を震わせます。
アンナが最後に手に入れた未来への希望と、マーニーの辿った人生のコントラストに、悲しくも深い家族の愛を感じました。



親代わりのプレストン夫妻のはからいで、田舎で夏を過ごすことになったアンナ。そこで出会った少女マーニーと親友になったアンナは、ミステリアスでチャーミングな彼女に魅了されるが、やがて嵐の夜に2人の関係が一変する事件が起こり…。

2014/07/14 00:43

投稿元:ブクログ

「頑張ろうとしない子」そう言われ続けて、人と関わったり、愛想を振りまいたり、そういうことが不器用にもしなくなってしまったアンナ。
親を失い養子に引き取られているアンナは、みんなの中、普通の生活の中に入り込めない自分を外側の人間だと感じていた。
その頑なな少女は養父養母の計らいで、自然の豊かなノーフォークで一夏をすごす。
そのときの、不思議な少女マーニーとの出会い。
お互いに秘密を打ち明けあって、一緒に驚いたり笑ったり、駆け回ったり。
永久の友達よ。と言いあう二人の繊細なやりとりに心惹かれます。
そして明かされるアンナの過去、その過去との繋がりがわかったときには、胸が熱くなりました。
ずっとアンナに注がれていた愛に気がついたときに、じんわりとあたたかさと、そしてさみしさも覚えました。
アンナにとって、この一夏のことは、マーニーのことは、その胸に確かに愛と優しさ与えてくれる、そして、そっと心の奥にしまう宝物になるでしょう。
少女たちが、秘密を囁きあっている。
その無邪気で、まっすぐな不器用さがとても魅力的な作品です。

2015/12/19 19:37

投稿元:ブクログ

小学生の頃、公立なのに一人だけ学区外の小学校に行かされていたので、同じ団地に友達がいなくて、いつも窓からみんなが遊んでいるのを見ていた。団地の隣の中学校や大人が遊んでいるのを見るのも好きで、離れていたところからじっと見ていることもあった。鍵っ子で、一人でいるのに同情した近所の人が家に入れてテレビを見させてくれたりおやつをくれたりすると、神経質な母はすごく怒るので、一人でぼんやりと皆を見ながら想像遊びをすることが多かったことを思い出した。作中でつまらなそうな顔と表現されているけれど、私も無愛想な子だと家族からも近所の人から言われたものだった。

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