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江戸幕府と儒学者 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い(中公新書)

江戸幕府と儒学者 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い みんなのレビュー

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2014/07/07 22:31

投稿元:ブクログ

通俗的な日本史では、「曲学阿世」の代表と云われる林家について扱っています。林家をこのように評価したのは、政治的対立のあった新井白石などで、この本では、林家を肯定的に評価していて、胸がすかっとしました。
林家の膨大な著書は、現代の人の目に触れることは少ないです。私は、自分の研究で、林家の書き入れのある写本を読んでいた時、どちらかというと、好印象でした。古典に対して誠実に向き合い、現代でも有効な解釈が多いのです。
むしろ巷で云われる「曲学阿世」を苦々しく思っていました。だから味方を得たような気分です。
羅山・鵞峰・鳳岡の情熱と挫折がよく伝わってきます。
ただ著者が弁護すればするほど、やはりこれを「曲学阿世」というのではないかと思ってしまいました。肯定的な意味で。昨今の大学に比べれば、それでも誠実で、常識的なのです。

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