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チェック項目14箇所。、リハビリは何のために行うのでしょうか、身体の機能を元に戻すため、社会復帰のため、人によってさまざまでしょう、しかし、ひとつ言えるのは、はっきりとした「目標」を持ってリハビリに取り組んでいる人は、意外に多くないということです。当事者が戦意喪失しては、治るものも治らなくなってしまいます、酷かもしれませんが、これから戦いがはじまろうとしているときに、ご家族の涙は禁物です。ポイントは「行けるに決まってる」ではなく「行くに決まってる」、前者は「行けないかもしれない」を連想させてしまうので避ける。イメージトレーニングは本当に地味な作業ですが、後に大きな効果を生む可能性があります、当事者の調子のいい時をみはからってぜひ提案してみてください。看護師さんはいつも「岡崎さん、どうですか?」と優しく声を掛けてくださいます、朝は「おはようございます。どうですか?」と聞いてくださいます、診察に行くと先生が「どうですか?」……「どう?」だらけの病院内、1日に何度も「どう?」と聞かれる当事者は、どう答えていいか考えてしまうのです。もし、自分の状態を悲観している当事者がいたら、ぜひ「生きていてくれてありがとう」と伝えてみてください、照れくさいかもしれません、でも、当事者は生きていることがどれだけ素晴らしいことなのかを考える余裕などないのです。はじめはつらかった着替えですが、後から考えると、かなり効果的だったのだと思います、まず、ひとりでしなければいけないので、身体に動かない部分があっても、何とか着替えようとします。着替えるだけで気分がガラリと変わります、終日パジャマでいたときと比べると、同じ1日なのにけじめができて、生活にメリハリが生まれました。回復期には極力休む日をつくらないほうが、後の回復によい影響が出ると思うのです、正直、つらいし痛いし、心が折れることもあります、でも、今なんです、回復期の今じゃなきゃダメなんです。当事者はがむしゃらにがんばる時期ですが、ご家族は緊張の連続で疲労困憊のはずでうs、1日くらい面会に行かなくても大丈夫、いろいろな不安が頭をよぎるでしょうが、熱いお風呂にゆっくりつかって、身体を休めて緊張をとくこともご家族の大切な仕事です。何でもかまわないので、毎日行なうこと(セルフリハビリ以外)を、当事者と話し合ってみましょう、生活すること自体がリハビリです。もし、当事者が動くことを嫌がった場合でも、長い間何もしないでいることは、あまりお勧めできません、当事者の調子を見計らい「ちょっと手伝って」と働きかけるのもひとつのほうほうです。当事者が、いざ行動しようと思ったときに「でもできないでしょう」と、心配を超えて甘やかしになっていないでしょうか?社会復帰に向けて外出が増えてきた時に、ほんの少し考えていただきたいことは、外出する時の服装や身なりのことです。