紙の本
スルーされない技術は簡単だ。
2016/04/02 23:58
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投稿者:照月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
プライベートにおいても職場の企画においても
スルーされない技術がまとめられています。
著者石田章洋氏は、放送作家としてご活躍。主にテレビ番組の放送作家をやっています。
放送作家というのは「ほとんどの方がフリー」だそうです、企画を採用されないと文字通り生きていけません。その中を30年活躍して来ました。
スルーされない技術は、意外と簡単です。
例えば、
「今日は、〇〇という映画を見て感動した」
と言うより
「感動した! 今日は〇〇という映画を見たんだ」
と言った方が心に引っ掛かります。
ちょっとした気配りなのです。
スルーされない、というと
「話がうまくないと」
「面白いネタがある人でないと」
と尻込みしてしまう人が多いでしょう。
しかし、会話のセンスや話題の豊富さは必要ありません。
ちょっとした言葉の使い方で、相手への印象が変わるのです。
ただ「プライベートでもスルーされる悲しいでしょ」
ということが書いてありましたが、これは4人で出かけなければ解決できることです。
4人ぐらいで話をすると、自分が提供した話題をあっさり交わされたりします。
2人で出かければありえない話です。
それに、敢えて「聞き役」に回るという手もあります。また、こういう人は重宝されます。
仕事とプライベートは別です。
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チェック項目11箇所。スルーされる理由の90%までは、伝え方に問題があります、ほとんどの場合、ただ、伝え方が悪いのです。本書では、「スルーされない伝え方」について、わかりやすく、すぐに役立つように書いていきます。スルーされる人に共通することは何でしょう? それは「言葉の温度が低い」ことです、「温度が低い」というのはテレビ業界でよく使う言葉ですが、「言葉が軽い」といい換えるとわかりやすいかもしれません、温度が低くなる最大の原因は、一度に多くのことをいおうと話を詰め込みすぎてしまうことです。会社の会議で発言するときにも「いいたいことを1つだけ」に絞る、あれもこれもと思っていると、必然的に話が長くなってしまいます。話をするときには、自分が当たり前だとわかっていることでも、相手にとってはわかりにくいこと、わからないことがあるという意識を忘れてはいけないということです、「どこまでならついてこられて、どこからついてこられなくなるか」を見極めながら、相手に合わせて話すことができる人なのです。映画や本の感想に限らず誰かを評価する際にも常にネガティブな側面を取り上げる人がいます、そういう人はかなりの確率で「スルーされる人」になっています、口を開くといつも「グチ」という人も同じ。言葉を”放つ”ときには慎重なうえにも慎重に、いうか、いわないか迷うようなことはいわないほうが絶対にいい、と心に刻み込んでおきましょう。たとえば、誰かの話に「いいお話でした」とストレートな感想を述べるより、「心に刺さりました(触覚)」「心に響きました(聴覚)」「光が射したように心が明るくなりました(視覚)」など、五感に置き換える習慣をつければイメージが膨らみます。人が最高にうれしいことは、人を喜ばせたり、幸せにすることなのです、だから、誰に、どんなことを「伝える」場合でも、最後は笑い、笑いは絶対にスルーされません。
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サクッと読める。
これだけ簡単に書いとけば、買った後にスルーされないなー。
自分が言いたいことを伝えるには、これぐらいは知っておかないと。
って言うか、逆にコレだけ知ってれば充分。
〝あとがき〟がいい。
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著者の石田章洋氏は放送作家。石田氏の著作は、先の「企画は、ひと言。」に続いて2作目になります。
「スルーされない技術」というタイトルですが、これは、「自分の言いたいことを伝える技術」という意味でもあります。その点では、本書で紹介されている豊富なアドバイスは、会話や会議などに止まらずプレゼンテーションを行う場合にも大いに参考になりますね。
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わかりやすく参考になることも多いハウツー本
【R+】レビュー:「スルーされない技術」石田章洋 | 御経塚通信 http://okyouduka.com/201408/books/6764.html
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つかみのルール
①"リード"から始める
冒頭で、全体を凝縮したり、結論を伝える原稿
②そこはかとない不安を煽って始める
③訴求ポイントで始める
④訴求ポイントで始める
人の基本的な興味・関心
収入を増やす
お金を節約する
もっと健康に
医療対策
老後の安心
喜び
家族をもっと楽に
快適さ
脂肪をもっと減らす
心配から開放される
④共感を得て始める
相手が共感するネタを使う
⑤サプライズで始める
逆説的な切り口を使う
⑥サイレントから始める
⑦"謎"で始める
⑧相手の名前を呼んで始める
引き寄せテクニック
①わかりやすく例えて伝える
②イメージが拡がるように伝える
相手の五感に訴えかけるように伝える
③描写して伝える
④レトリックを駆使して伝える
擬人法、偽物法、誇張法
⑤ストーリーを意識して伝える
⑥ザイガニック効果を利用する
未完結な情報や中断された情報は記憶に残りやすく、反対に完結している情報は忘れやすい
⑦?→!
フックをかけ続ける
なぜダ・ヴィンチはモナリザを2枚書いたのか?実は、そこには...
スルーされない伝え型
①共感してもらえる型
体験・出来事→感想・印象→視点・分析
②謝って許してもらう型
事実&謝罪→想像→過去→現在→未来
③時系列を超えたストーリーの型
④伝えたいテーマにフォーカスさせる型
大状況→中状況→小状況
⑤起承転結
⑥説明・説得する話の型
事実の報告→問題提起→解答(結論)→説明(調査)
⑦ナナヘソナスの法則
なに!→なぜ?→へえ、そう、なるほど→すっきり
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★読む目的 !
スルーされないぞ!
★INPUT
・スルーされやすい人
①伝わらないのは説明不足だと思っている。
②バカと思われたくない
③観た映画や読んだ本を批判しがち
④自分に劣等感を持っている
⑤自分自身の言葉にこだわっている
⑥お世辞が嫌いなので、他人をほめることがない
・相手の心にも確実に届き、絶対に無視さない言葉
それは『ほめ言葉』。誰でも、最も関心のあるのは『自分自身』。誰でも、人にどう見られているのか、気になって仕方がない。他人をほめることが苦手であれば、何かをしてもらったときに『いつもありがとう』と感謝の言葉を伝えるだけでも、同じ効果あり!
・最も大事なのは『つかみ』
最初に、聞き手をギュッとつかまないと、その先のコミュニケーションが成立しない。プレゼンやスピーチの最高のつかみは、課題になっていることの要点を最初にズバリと言ってしまうこと!
・ 不安を煽る
不安に訴えれば、相手の関心は非常に強く、こちらの一言一句聞いてくれる。『決して他人事じゃないですよ!』という切口を大事にすること。不安を煽って相手の心をつかみ、安心で落とす。これが鉄則!
・サプライズで始める
最もポピュラーなのは『逆説から切り込む方法』。常識では信じされないようなことをいって『エッ!?』と思わせる。人は、自分の常識をくつがえされるとストレスを感じ、そのストレスを解消しようと行動に出る心理あり!
★ウガンダの感想
R+さんからの献本です!いつもありがとうございます。松本人志さんが和田アキ子さんに『え!?保母さんになりたかった?ジャングルジムじゃなくて?』と言ったり、193cmのコブクロ黒田さんに『これ以上いったらもう高山病になってしまうよね』と例えて表現します!最近周りの人の返事がなかったり、スルーされることが多いので参考になりますわ~
★一言で言うなら
『聞き流すなよ!スピードラーニングか!』
★OUTPUT
・伝えたい思いは1センテンス1つが鉄則
一度にたくさんのことを伝えようとすると、言葉のエネルギーが低くなり結果的に、何も伝わらない。聞いている人は『何がいいたいの?』と突っ込みたくなり、面倒臭いためスルーされてしまう。!
・ネガティブな言葉は使わない
スルーされない人の共通点は、ネガティブな言葉を使わない。ポジティブな言葉を最後に持ってくる!最後を『笑い』で締めくくれたら、それが最高のクロージング!
・ 描写して伝える
『 よかった』『衝撃を受けた』『感動した』『怒った』『がっかりした』というのではなく、『しばらく席を立てなかった』『握りしめた拳が震えた』『思わず飛び上がった』『しばらく顔を上げることができなかった』と自分なりの感性で映像が浮かび上がるよう描写する!
・トークや共感をもう一度レビューしてから、話を締める
記憶を定着させるには、忘れていまわないうちに記憶を再生し、記憶の上書きを行うことがベスト!話の最後が、鮮や���記憶や満足感であれば、誰でももう一度こんな時間を持ちたいと思うから!
・主婦が関心を寄せるテーマ(どんな時代にも通用する、人の基本的な興味・関心ごと)
①収入を増やす
②お金を節約する
③もっと健康に
④医療対策
⑤老後の安心
⑥喜び
⑦家事をもっと楽に
⑧快適さ
⑨脂肪をもっと減らす
⑩心配から解放される
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前半は割と良かった。
言葉を放つときには慎重なうえにも慎重に。
いうか、いわないか迷うなことはいわないほうが絶対いい、と心に刻み込んでおきましょう。(p96)
ここらへんはそのとおりだなと。
しかし、下手にこの本の「テクニック」を多様するのは、聞く方をうんざりさせるだろうな、と思う。
また、テレビ放送作家、という方がかいているが、cmまたぎの際の結論を隠す「フック」、わざとらしい「リアクション」、「笑い声(の演出)」などなど、視聴者がウンザリする仕組み。
誰がああいうのを是としているのかわからなすぎる。
なのに、「テレビでは」といってそういうことに近いようなことまで「テクニック」として紹介している。
そうした見方からいうと。
ちょっとどうかな、と思わなくもない。