紙の本
天才児は努力を人何倍もしている
2015/10/22 22:12
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投稿者:ookini - この投稿者のレビュー一覧を見る
大川翔くんの現在の功績には、ご本人の努力もさることながら、ご両親の観察力と指導力が大いに影響している。表現力が豊かなのは語彙が豊富であるからだが、幼児期に行われた「読み聞かせ」のおかげではなかろうか。自学自習能力が高いのは公文式の効果もあるのだろう。学年にとらわれず学べ、伸びる子どもをサポートする環境が日本にも根付けば、と願う。
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子供の教育方針についていろいろとヒントになった。ピアノ、空手、読み聞かせ、公文…子育てに取り入れてみたい。
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「日本人」を認識する人々の中でも、国境を越えて生活する選択肢が日々広がり、既に「王道」というべき学歴など無きに等しいのかもしれない。
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著者は、父親の仕事の都合で5歳のときにカナダ移住し、9歳のときにカナダ政府に天才児(=ギフティッド)と認定され、14歳で同国の名門大学5校に合格したという大川翔くん。
ひたすら「へ~」と言うしかないようなその偉業を成し遂げるのに、どんな勉強法やその他の取り組みをしたのか。本人の記述を最後に母親が補足する形で解説していく。
興味深かったのは、生まれてすぐから親が「語りかけていた」ということ。赤ちゃん言葉などでなく、特に意味がなくてもいいからとにかく本人に言葉を聞かせ、脳を鍛えていたらしい。もちろん、日本にいるときにもカナダに渡ってからも、本を読み聞かせたり自分で読ませたりしたのはとても役立ったことだろう。
ギフティッドという言葉からつい連想してしまうが、彼はただIQのような才能に恵まれたのではない(もちろんそれも多分にあるだろうけれど)。翔くん本人の「努力できる才能」こそが授かりものなのだろうと思う。
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ここまで頭がいいと、鼻持ちならないと思われがちだけど、文章だけでも、彼の性格の良さがにじみでていて、頭だけでなく人柄も良いから、ここまで上がってこれたのだな、と感じた。お母様のこどもの教育に対する熱心さにも圧倒、我が身と思わず比べて愕然としてしまった。娘に、こんなお母さんでごめん、と言いたくなった。
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みるからにお利口そうな子。
内容も、とってもしっかりしてて、良い子なんだなと、かわいらしい。
うちの子もこんな風にならないかしら…なんて甘いこと考えてたら、ご両親の意気込み、取り組みが半端ないので、反省。
語りかけや、絵本読みとかやってきて、お勉強大好きな子だったけど、小学校行き始めてから、勉強嫌いになってきた我が子。
理由は「こんなの簡単すぎる!」「漢字は書いちゃだめって言われた」「テストで掛け算使って解いたらバツにされた」などなど…。(もちろん学校では、簡単だ!発言は絶対にするなと厳重注意をしています)
日本でも早くギフテッド教育を開始してほしい。
少なくとも、できる子をつぶす教育はいい加減やめてほしい。
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「学ぶことはまねることだ」という父からの教えに従ったというような記述が少し意外に感じた。飛び抜けて頭の良い人は人まねの必要なんてないという思いが頭のどこかにあったからだろう。偏見。自分もやってみよう。
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著者の両親は著者の小さいころから現在の著者の成長を思い描き、逆算して、脳によいことを実践している様子がうかがえました。以前「僕、9歳の大学生!」矢野祥さんの本も読みましたが格闘技をしているということ、ピアノなど、いわゆる勉強だけでなく習い事や家族との触れ合いを通して、心身ともに成長を促す取り組みがなされていたように思います。単なるガリ勉という感じはなく、とても効率のよい時間の使い方、習慣を身につけており、人生を凝縮して過ごしているという感じがします。著者の両親は著者が生まれる前から幼少期からの教育を見据えて、熱心に情報収集を行ったことがうかがえました。
人生は時間との勝負かもしれませんね。
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学歴至上主義のお受験を控えたママ用の本では決してなく、一人の人間を豊かに育てるためのアイデアをくれる1冊。著者はご両親にまず脳を鍛えられたとのこと。脳みその可能性を感じた。
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まぁ、フツーに面白かった。
吹きこぼれ児への対応。いいねぇカナダ。
って思った。
飛び級の是非はともかくとして、「スペシャル・ニードの生徒の方には注目が行くけれど、ギフティッドの方は放置されやすい」至言。それって本当に不幸な事だから、浮こうが落ちようが、どちらにせよ「教育」からこぼれる子が出ないようにフォローする事って凄く大事。
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・ギフティッドとは、贈り物を意味するgiftが語源で、神あるいは天から与えられし贈り物。その才能を社会のために還元しなさいという意味を含んでいる。
・3歳から公文に通い始めた(国語・算数)。親が忙しかったので教室の先生に相談して週1回通ったが毎日継続したらいつの間にか学年より先へと進んでいた。1日わずかな時間でも絶大な効果があった。
・武道は身体だけでなく、精神をも鍛える。呼吸法は集中力を高めるのに有効なスキル。
・母さんはリアル「ドラゴン桜」。3年以内に資本試験合格者を出して欲しいと言われ、引き受け本当に合格者を出した。父さん曰く「母さんがお前に勉強法を伝授するわけだ。まあ、勉強法に関しては、母さんの教えを守るこった。お前の勉強法は母さんからの文化が詰まっている。勉強ができるようになる奥義とは「うそを言うな、弱いものいじめをするな、五感を鍛えろ、そして早く寝ろ。」
・小学生の勉強は、親の目の届くところで。
・格言や名人、先人の言葉を声に出して気合を入れる。
例:タフでなければいきていけない。優しくなくては生きていく資格がないbyフィリップ・マーロー
僕の前に道はない、僕の後ろに道はできるby高村光太郎
我に七難八苦を与え給えby山中鹿之助
青年は決して安全な株を買ってはならないbyジャン・コクトー
・成功のカギはどれだけ多くの失敗をしたかにかかっている。
・いかに努力したとしても、すぐに結果が出るとは限らない。でも、ゴールは目前だったりする。
・18言語話せたシュリーマン勉強法・・・①非常に多く音読すること、②決して翻訳しないこと、③常に興味ある対象について作文を書く、④教師の指導によって訂正する、⑤前日直されたものを暗記して次の時間に暗誦する
とにかく人を相手に自分が学んだことを話す、ただそれだけ。
・人間、窮地におちいるのはよい。意外な方角に活路が見出せるからだ。だから、おれは困ったの一言は吐かないby高杉晋作
・ライバルが高みに連れて行く
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家庭での勉強方法を紹介した本。
カナダと日本で学校の教育課程、家での遊び方など色々な違いがあるようです。
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神に選ばれし天才のみに与えられる称号ギフティッド。
大川翔くんの事は、ニュースで見て知っていました。
数々の賞、奨学金を勝ち取り、14歳で有名大学にいくつも合格。
本書は、そんなご本人が執筆された1冊です。
翔くんのブログが元になっているそうですが、ブログをはじめた理由が、5歳でカナダに渡った翔くんが日本語の練習をしたかったから、だとか。
そんな超超超!天才の翔くんですが、文章を読んでみると、
「僕の勉強法は万人に通用するものではないかもしれない。けれども、なかには参考になるものがあるんじゃないかって思っている」など、年相応の少年らしさというか、可愛らしく謙虚な人間性が窺える。
すべて読んでみて思ったのが、こちらのご家庭ではご両親共働きで、両祖父母にヘルプは頼めない状態。だから、生後半年、保育園に預けるまでは、お父様が育児休暇を取って対応してきたため、朝から晩までお母様がみちちりついて勉強指導してきたわけではないんですね。でも、すごく会話の多い家庭だなと感じました。意味のわからないうちからの多くの読み聞かせ、英語の音を聴くことにこだわる、フルタイムで仕事をこなしながらの継続は大変だったろうと思いますが、元々の才能+正しい努力で、素晴らしい結果に結びついているのだと思います。
男性の育児を推奨しているのに日本の男子トイレにおむつの交換台がない事、カナダの学生は日本のように学校でお掃除する習慣がない事、日本で子守される年齢の子が、カナダで子守のアルバイトをしている事、シンプルでいいから前の晩に次の日の計画を立てて早く寝る事など、知らなかった文化や、考えさせられた事、参考になた事が沢山ありました。
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本人の幼少期等の回顧録みたいなところも多いです。
つまり、母親がこういうことをやってくれたから、今の自分があるのではないか?というところがあり、絶対これをやったから今の自分があるとは言い切れないところもあるのかなぁ?と個人的には感じます。
ただ、とても参考にはなるので、試してはみたいですね。
本人が体験して感じ、その部分をつづっているところはこんなに若いのに色んなことをしっかり考えて生きてるんだ!というところではとても関心してしまいます。
やはり親が色々やってくれたからというだけでは人間伸び続けませんよね。
自分自身が最終的には考え、行動しないとね。
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素直で賢い大川翔さん。彼のお母さんの本も購入してしまいました。どちらもためになる。働きながらきめ細かい育児をされたお母さんにも拍手を送りたい!相当の時間管理能力を持ったお母さんだと思う。尊敬。ただただ尊敬。