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2014/07/23 08:16

投稿元:ブクログ

啄木のイメージ一新。。。

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http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookfind/?type=g&c=20000&word=シンソウバン+ボッチャンノジダイ

2015/03/12 23:09

投稿元:ブクログ

この巻は石川啄木。

私は本以外にはあまり物欲がないというか、逆に買い物してお金を使うのがストレスになるところがあるので、石川啄木の金銭感覚は全く理解できない。

函館の友人のところに預けている母、妻、子どもを東京に呼ぶためのお金がない。
何度会社に給料の前借をしようと、手当たり次第の友だちから借りようと、北海道時代の昔なじみの芸者からまでお金を借りても、手元にお金が残らない。
なぜだ?

それは、使うからさ。
手元にお金があればあるだけ使う。
会社をさぼって映画を観、酒を飲み、友だちに奢り、女を買い、いらないものまで買って、すっからかんになる。
お金が無くなれば、会社をさぼる。

凄く破綻した生活だけれど、それはそれでやって行けてたのだからすごい。
結局誰かがお金を貸してくれるのである。
面と向かって頼んでも、手紙で懇願しても、結局誰かが貸してくれる。
多分言葉に力があるんだ。
そして啄木はそれを自覚している。

まだ若く、自分のことを天才と信じていた頃ならお金を借りることに後ろめたさはないかもしれない。
けれど啄木は、自分の才能に疑いを持ち始めても、生活を立て直すことができなかった。

身近にいた人に片っ端からお金を借りていた啄木だが、金田一京助の献身ぶりが淒じい。
蔵書を全部売り払って啄木のためにお金を作る。
自分は文学の才能に見切りをつけたので、文学書はいらないのです。これからはアイヌ語の研究に一生を捧げます。そう言って。
しかしそれは、啄木のためになることだったのかな。

自我とは“戦後(日露戦争)の病気だ。いや 現代という時代のもたらした必然の病気だ。これから日本も 日本人も 悩むための悩みに溺れ 苦しみ そのあまり 心中ごっこだかなんだか知らないが ともかく 破局へ向かって 一目散ということになるだろう。残念ながら それが われわれの現に生きている 時代の実相なのだ”

小説家になりたかったのに小説を完成させることがどうしてもできず。
ただ口から出てくる短歌をノートに書き写す啄木。
物語を作ることではなく、思いの丈を言葉に込めることこそが、啄木の才能の在り処だったのだろう。

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