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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.4

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

2014/10/22 21:16

投稿元:ブクログ

読まにゃいけんなあ、でも絶版だしなあ、古本高いしなあ、と逡巡してるうちに新版が出版された。これまで未訳だった第2版に大量の訳注をつけたかなり本気な一冊。なんとなく旧共産圏のプロパガンダポスターぽい字体と色づかいの装丁もかっこよし。
いずれにしても、古典中の古典が読めるようになったのは朗報。マーチ&サイモンといったら、サイアート&マーチとセットでどの文献でも真っ先に参照されてるもんね。
内容は、評判どおりに難しい。議論の抽象度が高いうえ、文章の交互の関連性もたかいので、気を抜いて読んでるととたんに迷子になる。もとが古いから、その後に開発されたいろいろな概念や道具立てを使ってないというのも、理解しにくい理由だろう。とはいえ、原典を知っておくという意味では避けては通れない一冊だと思うのでえんやこらと。
ついでにサイアート&マーチも出してくれないだろうか。

2016/02/10 15:54

投稿元:ブクログ

組織論の論文では,必ず出てくる本。一次文献もきちんと読まなければ・・という思いと,高橋先生の和訳がすばらしい!というレビューに後押しされて手に取った。がんばってレジュメにまとめながら読破したが,半分も理解できたとは思えない。それくらい難解。もう一度読まなければいけない。

2017/04/30 11:12

投稿元:ブクログ

"ドラッカーの古典「マネジメント」を読了した勢いを借りて、「組織論」の古典の「オーガニゼーションズ」(初版1958年、第2版1993年)を読んでみる。

著者のマーチとサイモンは、「限定合理性」とか、「意思決定論」とかの大御所というか、創始者みたいな人ですね。

この本は、何年か前に買ったんだけど、数ページで挫折した。今回は、分かろうが、分かるまいが、無理矢理、最後まで通読することを目指す。

組織に関して存在するさまざまな理論を単純化、モデル化して、検証可能なものに整理するという感じのことをやっている。本当、なんでもかんでも、モデル化、定量化して、実証しようという行動主義の見本みたいな本です。

個人的には、行動主義的なものはあまり好きではないが、社会的構築主義が大流行りの今読むと、結構、新鮮な感じもする。

やっぱ、定性的なところだけでなくて、定量化とか、実証可能性みたいなのを両立させるのが大事なんだよな〜、と思った。

が、この本は、既存の理論を実証可能な形にモデル化したというところまでで、必ずしも、そのあとの実証研究がなされているわけではないので、「だからどうした」感は残ります。

と分かったようなことを書いたけど、全体的に難しいです。とくに、後半は、「人間の認知の限界」とか「限定合理性」みたいな話で、結構、得意分野のはずなのだけど、ちょっと歯が立ちませんでした。

で、訳者の解説がなかなか面白い。訳者も最初にこの本を読んだときには全く理解できなかったそうです。今回、訳にあたって、細かく読むと、結構、記述に矛盾していところがある。また、参照文献の確認をすると、結構、雑な引用が多い。第2版を第1版と比較しながら訳をしたけど、第1版の間違いがほとんど修正されていない。ということは、「古典」と言いながら、「世界的に誰もこの本をちゃんと分かった人はいない」ということではないか?みたいな。。。

そうかもね〜。たしかに、いわゆる「組織論」をやっている人たちが、ここに書いてあるようなモデル化、定量化、実証をやっているのは、見たことないですね。。。多分、この研究が引き継がれたのは、経営学ではなくて、「組織の経済学」みたいな領域なのかな?

そっちのほうも、かなり前にミルグロム&ロバーツの「組織の経済学」を買ったけど、電話帳みたいな本で、これも積読中です。"

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