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子育ての哲学 主体的に生きる力を育む(ちくま新書)

子育ての哲学 主体的に生きる力を育む みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

2015/12/23 11:43

投稿元:ブクログ

タイトルほど衒学的な内容ではなく、哲学的な考察の仕方を採用しているだけで案外に実践的な子育て本。

幸せな子育てとは何かという問いに対し、
育児の目的は「子供の自由な生の実現」であると置く。
そのためには、子供には自分の感情に気付く力(「感情の主体」)、自分の欲望に気付く力(「欲望の主体」)、そのうえで、理性的に行動を選び取る力(「理性の主体」)を育む必要があると整理する。
この感情の自覚、欲望の自覚、理性の獲得は、通常子供の発達段階に沿っているため、親は各段階で適切にこれを伸ばすよう手助けしていくことが望ましいと説く。
そのためには何より、子供の心に寄り添い、子供の行動の奥に潜む心理を感じ取り、自分の言動を選んでいくことが大事であるようだ。

具体的なエピソードや、子供の行動の「なぜ?」も豊富に書いてあり、色々と気づきやためになることが多く書いてある。
きわめて真っ当な主張でもあるし、一読して損はないかも。

2015/07/03 21:38

投稿元:ブクログ

「子育ての哲学」山竹伸二
教育論。ベビーピンク。

一言で言うとよい子育てとは、「子供が自由に生きられるようにする」ということ。
この要旨を導くためにわれわれ自身が子育てに対して感じている不安、願望、現実を考察しながら、かつわれわれ自身が通って来た道である子供の心を洞察し、社会における子育てへの期待を検討して論を進める。

子育てというと多分に感情を挟んでしまうことが多く(理性で検討することそのものを感情で一律に排除してしまうきらいすらある)、「子供のため」という盲目的な没論理で自分も子供も追い詰めてしまうイメージがある。
本書ではそのような感情の存在自体を認めつつ、冷静に、現象として見たときの子育てから、現代の親はどう子供に向き合えばいいのかを明らかにする。

良書。(5)

2014/10/10 00:55

投稿元:ブクログ

竹田学派の”承認おとうさん”による子育て本。「認められる」ことを契機とした発達過程(=自由の獲得過程)の描写。

2014/09/02 09:58

投稿元:ブクログ

子どもが「よく」育つためには、感情の主体、欲望の主体、理性の主体であることが望ましい、というところは新鮮というか、説得力があった。
そのために、子どもに共感すること、行為をほめてあげること、価値の普遍性を考えさせること。
親が子どもにしてあげるべきことについて、筆者の言っていることは簡単そうで、とてもむずかしいことであるはず。
子どもが育っていくこと、それは尊いことやねんなぁと思った。

2016/11/04 20:25

投稿元:ブクログ

哲学してるかな、これ。断言的な文章が多くて、別に子どもが著者が想定している通りに動くとは限らないし、どっちかっていうと行動心理学とかのほうが近いのかな。

ピアジェとかワロンとか引用するなら、彼らの主張した成長段階は一応ふまえてもいいのでは。まぁ、踏まえてるけど。まるで私の意見ですよって感じで紹介されているのが残念。あと、ラカンだったりマーラーだったり、「そこ引用するのかよ」っていうツッコミもあったりする。と、いうか引用元怪しいと思うな。ちゃんと出典はあたるべきだとおもう。

「子育て入門」とかだと編集者や出版社の許可がおりなかったんだろうな。でもタイトルそっちのほうがいいかも。ちょっとした誤解を生んでしまうかも。

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