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帯だけ読めば、少女が女優になるまでのシンデレラストーリーなだけだが。寧ろ、その後の人生の成長物語がこの作品のウリだと思う。
芸能界という特殊な世界。どこまで本当か分からない世界が妙にリアルに描かれていると感じるのは、著者が芸能事務所の社長夫人でもあるからなのか⁉︎
そこで生きる人にしか分かり得ないような葛藤が共感を持って読む事が出来た。
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読みやすかった、女優の成長物語、両親との関係。女優さんも大変、オファーが減っても、忙しい時も不安になる。役に憑依する瞬間のあの恍惚をあと何回味わえるのだろう。不安はいっこうに亡くならない、だから走り続ける。こんな生き方を少しでも長く続けていきたい。
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堕ちていく、という感じではなかった。
手を替え品を替え、商魂たくましく芸能界で生きていく、そんな話で、なかなか面白かったと思う。売れるも売れないも、時代の流れと運次第、というのはよくわかる。
あとマネージャー次第なのかも。
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女優堕ちとあるが、「堕ち」という感じではなく、旅芸者出の主人公の経年でのスタイルの変え方が面白かった。スピード感を持って読める作品。