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終業式(角川文庫)

終業式 みんなのレビュー

文庫

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みんなのレビュー71件

みんなの評価3.9

評価内訳

71 件中 1 件~ 15 件を表示

おそらく、いつか誰しもが…

2005/01/27 02:39

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:からから - この投稿者のレビュー一覧を見る

 こんな風になってゆくのだろうな、とぼんやりながら感じました。
 主人公たちの若さにあてられ、思春期の頃のこと、「自分は特別だ」と信じて疑わなかった時のことを少し恥ずかしい思いでしみじみと思い出しました。主人公たちの高校生活を自分のそれと重ねながら羨ましく思い、バカなことしてたけど楽しかったなぁと懐かしんだり。そんなことをしながら読み進めては、意外な主人公たちの進路や行く末に、驚いたり頷いたり。
 高校生から、大学生、大学生から社会人へ。多くの人たちと関って、その人たちがまた他の誰かとつながってゆく。その人たちとの書簡のやり取りで構成されているお話ですが、手紙と手紙のその間に彼らに何が…?!と、勘ぐり、いえいえ、想像しながら読むのがすごく面白かったです。
 結局、人が生きるって事は、人間の出会いの繰り返しで、人間関係を築いていくことなんだなぁ、と改めて実感できたお話でした。何事も人との出会いからはじまっていく。この本を読んで、後日、少しだけ人と関る勇気が出ました。
 中学生でも、社会人でもない、20代の今読めてよかったなと思います。

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大人になるってこういうこと。

2004/07/18 23:03

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文庫本にしては厚い方なのですが読み始めるとあっという間に読めてしまいました。
全てが誰かが誰かに宛てた手紙やFAXで構成されているため会話などはありません。
しかしそれがとてもいい味を出していて、読んでいく内に人間関係が明らかになりとても楽しく読めました。
先生の悪口、好きな男の子やみんなに人気のある女の子、文化祭など高校生だからこその話題に始まり、大学、就職、そして結婚。
どこにでもいるような平凡な男女の大人になっていく姿がわくわくさせる形で描かれていてとても魅力的な一冊でした。
誰もが通ってき道を描いています。
こういう時が自分にもあったと懐かしくなる人、今まさにそのまっただなかにいる人、そしてこれから高校生活を送る人。
読む人によってそれぞれいろんな感じ方、受け取り方ができると思います。
しかしこの本を読み終わった後大切な誰かに手紙を書きたくなることは間違いなしです!!

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身近な友人の祝福を願うように、

2004/03/04 04:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:楊耽 - この投稿者のレビュー一覧を見る

浜松の高校同級生四人を中心にした恋愛小説です。
全編手紙、ハガキ、FAX、メモなどで綴られています。
さしずめ現代なら電子メールも入るところなのでしょうが、ラストが1995年なので、ギリギリ入りません。
そういう意味で、特殊な小説なのでしょうが、僕は他の小説と同じように、四人の七転八倒しながらの恋愛を楽しめました。
特に感情移入できたのは、男側の主人公都築宏と、女性側の準主役遠藤優子でした。
登場回数を数えると、主人公は明らかにスタート時点(高校二年生)で都築と同じクラスの八木悦子なのですが、ゴメンナサイ、悦子が僕が苦手なタイプ=あまりにも普通の女の子なので視点が遠藤優子に遷ってしまいました。
と、言うわけで、僕はずぅっと「都築と優子がうまく行くと良いのにな。」と思いながら読んでいました。

それにしても! それにしても! 都築の行き当たりバッタリがもどかしい事よ!
「チョコレートもらったら、気付よ!」
「そんな相談、彼女にするなよ!」
と彼に突っ込みを入れつつ、
しかし
「男ってのは、微妙な女心を解るまで時間が掛かるものなぁ」
と、自分を振り返り、リアリティーを感じてしまうのは、彼に対するもどかしさが、自分の生きてきた今までの、失敗だらけの男女交際人生へのもどかしさだと言うことに気付きます。
さらに振り返ると、
「彼女には悪いことしたなぁ。」
「あの娘の事が惜しく感じられるなぁ。」
と、反省ばかりが出てきてしまいます。
恋愛って、あとで考えると「こうすれば、良かった。」「あぁ言っておけば良かった。」反省ばかりが出てきてしまいますが、過去にこだわらず(さりとて、ないがしろにすることもなく)その時に出来ることに全力で(若干猪突猛進気味に)立ち向かう都築にエールを送りました。
そして、彼へのエールが、自分へも向かっていることに気付きます。
頑張れ>俺
そんな、小説でした。

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「あの頃」 が懐かしく切ない!

2015/04/04 22:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る

全編が手紙だけで構成されている。
いかにも読みにくそうで、読めるかなという危惧があったのだが
高校を卒業して、社会に出たあたりからは、かなりのめり込んでいた。
タイトルからすると、高校だけで終わるのかなと思ってもいたのだが
そこはかなりサラッと通過していくあたりも著者のセンスがピカリと
光っており、私の好みとも一致して心地よい。

かなりの、筆力、構成力、はたまた頭の良さがなければ、こんなふうな
物語は書けないであろうと思うほどに、手紙の書き方についても
お堅いものから、くだけたものまで範囲が広く、面白くもありながら
感心するほどに勉強になる。
特に、手紙とは縁が遠いところにいる私にとっては目新しかった。

著者と、そう歳が違わないだけに、著者の言われる「あの頃」
が懐かしく切なく、またそれだけでなくじめじめした厭な感情
さえも思い出されて、暫し時代を遡らせてもらった。

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2007/11/26 21:55

投稿元:ブクログ

大好き。久しぶりにずっと心に残った小説。手紙ってほんとうに素敵だな。いろいろな人が、いろいろな人生を経ていくようす、変わっていくようす、そしてそれでもどこかにあるようなないような郷愁。いつまでも読んでいたかった。

2005/07/15 02:31

投稿元:ブクログ

高校生活から20年もの間で特別な事なんか何も無い、誰もが経験するだろう生活、そんな青春と呼べる日々なんて誰にでも存在するものなんだと気付くことのできる作品。

人の繋がりの永遠的側面。

2006/06/01 21:34

投稿元:ブクログ

大好きな姫野カオルコ。今回は、書簡形式の小説。高校時代の教室でまわすような手紙から、大人の、結婚、離婚をしながらの手紙まで。青春の恋と、不倫と、自殺未遂と。なかなか面白かった。しかし、主人公を遠藤優子だと思っていた私。どうも、悦子が主人公らしいね。もう人波あっても良いような、さらっと流れる小説だったが、ま、それがリアリティ?途中レズビアンだとか、不倫だとかがでてきたところの文章は、とても姫野カオルコらしかった。やはり、信用できる小説家。姫野カオルコ

2005/08/15 13:49

投稿元:ブクログ

軽い気持ちで買った小説でしたが、読んでみて大当たり!とにかく、主人公たち4人のただの人生20年間をここまで惹き付ける話の妙に感心。生きることって一本の線じゃないよね。
ちなみに、全てが書簡形式な事にも才能を感じた。投函しかけて机にしまった手紙って、いままで、そんなの小説にしたところ、見たことが無いよ!

2014/04/07 18:53

投稿元:ブクログ

書店でPOPに惹かれて購入。この人の著作を読むのは「人呼んでミツコ」以来。
「ミツコ」はナンセンスで勢いがあり、読後すっきりしたなあ。特に年賀状に関するエピソードが爆笑ものだった。

私は昔から書簡体の小説や日記体の小説が好きだ。多分それは、手紙や日記には真実を記すとは限らないからだ。
と言っても何も意図的に嘘をつくという意味ではない。紙幅が限られ日々の全てを記すことができない以上、無意識の取捨選択の結果「記されないこと」が出てくる。そういった、作中で直接描かれない余白部分を想像するのが楽しい。
「信頼できない語り手」の一人称小説が好きなのもこれに通じるのかもしれない。

本作は複数の人間からなる書簡体の小説。青春時代から30代半ばまで、手紙や時にはFAX等を通して描く。読者は実際に手渡されたもの以外に「書きかけて破り捨てた手紙」や「投函されなかった手紙」も読むことができるという親切なつくり。そのため「相手に伝えなかった心情」を想像する余地はなかったが、その代わりその本音を「相手に伝えなかった」という事実に切なくなった。
1970代に学生だった人なら、もっとリアルに感じられ、共感できる部分も多いんだろうな。
ところで、途中から出てくる作家とその周囲の人々には驚いた。いや、彼女達のやりとりは楽しかったのだが、突然現れて、しかも中心人物に直接関係するわけではないので何故?という気持ちだ。それよりも島木について描いてほしかったな。高校時代の友達なのに影が薄すぎる。

2016/09/07 22:23

投稿元:ブクログ

角川文庫の読むべき100冊だか何だか、特集されてて、なんとなく目に留まったから買ってみた。
表紙にもひかれたのかもしれないな。

それで、開けてみてびっくり。
なんかおバカ風の手紙のやりとりが続く。
ぇ、これって今はやりの携帯小説みたいなやつ?
ぇ、なんか失敗した!!って思った。正直。
ちょっと読むの面倒くさくて、ぇぇ、、、って思ったけど電車の中だったしとりあえず読み続けた。

そしたら普通になったし、それなりに面白くなってきたから不思議なもんだね。
読み進めて、ほんっとに、全編手紙だけなんだ!!
ってわかった時は、ちょっとあんぐりしました。
やるなぁ。
まぁ確かに、自伝なんてそんなもんだし、手紙って相手から誰々って◎◎だよね、とか、●●したあのときさ~、とか、そういうのいくらでも自由に入れられるから、確かに何でも構成できるなぁという感じはした。

まぁ、特段何かにはっとしたり感銘を受けたり心が打ち震える感じはないけど、皆同じようなことを考え、悩み、生きてるんだなぁという感じはしました。

2014/08/21 01:35

投稿元:ブクログ

手紙、時々FAXの往復書簡形式。時代をわかりやすくするために当時の流行り言葉やニュースなどがちょこちょこ挟まれている。それが???となったりもしたけどまあストーリー上は問題ない。

行間に光や色が見えたり感情が見えたりして面白かった。ノスタルジック!
遠藤が幸せになってよかった。
遠藤と都築のなんともいえない関係性が好きです。

2015/02/12 15:20

投稿元:ブクログ

色んな人の手紙の文章のみで進みます。
はじめは読みにくいのかと思いましたが、気づけばサラサラとページをめくってしまいました。
色んな人の感情が詰め込まれて、それが手紙として表れていることが素敵だと思いました。

2007/04/05 15:54

投稿元:ブクログ

かけがえのない、高校生だった日々を共に過ごした四人の男女。テストにやきもきしたり、文化祭に全力投球したり、ほのかな恋心を抱いたり―。卒業してからも、ときにすれ違い、行き違い、手さぐりで距離をはかりながら、お互いのことをずっと気にかけていた。卒業から20年のあいだに交わされた、あるいは出されることのなかった手紙、葉書、FAX、メモetc.で全編を綴る。ごく普通の人々が生きる、それぞれの切実な青春が、行間から見事に浮かび上がる―。姫野文学の隠れた名作。

2015/02/28 16:54

投稿元:ブクログ

文字になっていない行動や心の動きを
行間から読み解いていく快感。
愛は後悔しないことと謳いながら、
みんな愛で後悔している。
優子から都築くんへの思いと、それを隠し続ける行動に共感する。
一方で悦子や都築くんは思うがままに動いていてあまり良いと思えないけど、きっとこんな行動の方が当然であるように思う。
離婚前と離婚後で悦子と都築くんに向けて書いた元夫、妻が書いた手紙(出されなかったもの)の違いが面白かったし切なかった。

2007/07/01 17:31

投稿元:ブクログ

手紙だけで構成された、不思議だけど素敵な小説。 
 
「手紙」と言っても色々で。授業中に回したどうでもいいような手紙も、甘酸っぱい恋愛を友達に告白した手紙も、出すつもりなど更々なく書いた手紙も。友達の恋愛を本気になって心配したり、大人になってからは重大なことを告白したり…。  
どんな人にもその人の経てきた「人生」があって、そのことを感じさせられる作品。

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