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良寛 旅と人生(角川ソフィア文庫)

良寛 旅と人生 みんなのレビュー

文庫

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5 件中 1 件~ 5 件を表示

2016/01/09 11:04

投稿元:ブクログ

(2016.01.08読了)(2016.01.06借入)
Eテレの「100分de名著」で「良寛詩歌集」が取り上げられたので、図書館で借りてきました。借りてきた1月6日が良寛さんの命日でした。

「デジタル大辞泉の解説」には、以下のように記述してあります。
【良寛】りょうかん[1758~1831]
江戸後期の曹洞宗の僧・歌人。越後の人。号、大愚。俗名、山本栄蔵。備中円通寺の国仙和尚に師事。のち、諸国を行脚し、生涯寺を持たず、故郷の国上山の五合庵に隠棲して独自の枯淡な境地を和歌・書・漢詩に表現した。弟子の貞心尼編による歌集「蓮(はちす)の露」がある。

第1章で、良寛の生涯を簡潔に紹介してあります。それに続く章では、4つの時期に分けて、代表的な漢詩・和歌・俳句などを紹介しています。
原文と、現代語訳と言葉の説明などが記述してあります。
和歌では、枕詞が多用されているようです。内容的には、万葉調ということで、割と素直な表現となっているようです。
漢詩では、堕落したお坊さんに苦言を呈しているものが、いくつかあるようです。

【目次】
はじめに
良寛の生涯と詩歌
 一 論語びたりの町名主の長男
 二 家出したのち円通寺で修行
 三 寺に入らず托鉢する乞食僧
 四 国頭山に住んで仏道の実践
 五 花開く詩歌と書芸
 六 晩年の貞心尼との出会い
修行から帰郷へ
 故郷をめざす―ふるさとへ行く人あらば
 旅寝の宿にて―浜風よ心して吹け
 名勝に遊ぶ―眺むれば名も面白し
 ほか
国上山の五合庵
 岩間の苔水―山かげの岩間を伝ふ
 梅にうぐいす―梅の花散らば惜しけん
 花咲く春に―子どもらよいざ出でいなむ
 ほか
乙子神社時代
 国上山・乙子の宮―いざここにわが世は経なむ
 弥彦に詣でて―ももづたふ弥彦山を
 春の野に出て―むらぎもの心楽しも
 ほか
晩年の島崎草庵
 島崎へ転居―あしびきのみ山を出でて
 密蔵院にて―夜明くれば森の下庵
 筆紙持たぬ身―水茎の筆紙持たぬ
 ほか
付録
 参考図書
 初句索引
 良寛略年譜
 新潟の良寛足跡図

●てまり(62頁)
霞立つ 永き春日に 子どもらと 手まりつきつつ この日暮らしつ
●五月雨(78頁)
五月雨の 晴れ間に出て ながむれば 青田涼しく 風わたるなり
●民が悪しくば(81頁)
領ろしめす 民が悪しくば 我からと 身を咎めてよ 民が悪しくば
(お治めになる領民が悪いことをするならば、それは治めている自分が悪いからだと思って、わが身を反省しなさい。民が悪いことをするならばその前に。)
●佐渡の島(85頁)
いにしへに 変はらぬものは 荒磯海と 向かひに見ゆる 佐渡の島なり
●秋は来ぬ(96頁)
わが待ちし 秋は来ぬらし このゆふべ 草むらごとに 虫の声する
●光を待ちて(98頁)
月よみの 光を待ちて 帰りませ 君が家路は とほからなくに
●山里は(102頁)
山里は うら寂しくぞ なりにける 木々のこずゑの 散りゆく見れば
●新池や(112頁)
新池や 蛙とびこむ 音もなし
●よしきり(114頁)
人の皆 ねぶたき時の ぎやうぎやうし
(ぎやうぎやうしは、よしきりの異称とのことです。鳴き声が、ギョギョシギョギョシと聞こえるので。)
●秋の風(116頁)
柿もぎの 金玉寒し 秋の風
●別れ(166頁)
世の中の 玉も黄金も 何かせむ ひとりある子に 別れぬる身は
●杖を忘れて(179頁)
老いが身の あはれを誰に 語らまし 杖を忘れて 帰る夕暮れ
●筆持たぬ(210頁)
筆持たぬ 身はあはれなり 杖つきて けさもみ寺の 門叩きけり
●盆踊り(249頁)
手ぬぐひで 年をかくすや 盆踊り

(2016年1月9日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
子ども達と手まりで遊ぶお坊さんとして名高い良寛は、越後国出雲崎の名主の長男に生まれたが、わけあって22歳で出家の道を選んだ。生涯に残した七百余首の漢詩には人の生きる道がやさしく説かれ、千四百余首の和歌には生きる喜びと悲しみが大らかに歌い上げられている。江戸時代末期、貧しくとも心豊かに生きたユニークな禅僧の生涯をたどり、和歌・漢詩を中心に特に親しまれてきた作品を解説した、良寛入門の決定版。

2009/05/10 12:33

投稿元:ブクログ

良寛の人生観に触れてみたかったが、中身をよくみずに買ってしまい、俳句、短歌集だった。
各々解説されているが、俳句、短歌から良寛を読み取るには自分には難しかった。
ただ、これらの世界に浸る人は大いに良寛の人生に触れることができるかと思う。

2015/12/31 23:50

投稿元:ブクログ

旅と人生というサブタイトルの通り、名家の出でありながら出家し、修行僧として寺にも入らず乞食僧として過ごした良寛。彼の書や歌の調子は当時から人気だったそうだが、現代でも色褪せないみずみずしい響きがある。

「愛語」「戒語」という言葉も出てきたが、言葉には人をプラスにもマイナスにもする魂があると言う。生活の中で汚い言葉やネガティブな言葉遣いを遠ざけること、そのような人を避けることも自分にとって必要だと痛感した。

気に入った歌は時折読み返してみたい。

2016/03/08 15:16

投稿元:ブクログ

合唱で良寛相聞を歌うので、良寛という人がどういう人物か詳しく知りたくなり手に取った本。
短歌、詩の説明がほとんど人物説明はあっさり。

2015/02/08 14:45

投稿元:ブクログ

完全に、合唱曲「良寛相聞」の影響で良寛にしばらくハマったときに繰り返し読んだ本。
手まりつく優しいお坊さん。超ロリだったであろうお坊さん。
良寛相聞の「手まり」が頭の中に流れながらこの本を読むと、遊ぶ春日は暮れずともよし ってフレーズがものすごく心地よく響いてくる。
“あなたが心をこめて作り、贈ってくれた新しい手毬を、わたしは数えてつきながらこの長い春の一日を過ごすよ”
村里で手毬をつくその姿が本当に美しくて、なんとも胸が締め付けられる一冊。

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