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パプリカ(中公文庫)

パプリカ みんなのレビュー

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みんなのレビュー23件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (8件)
  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
23 件中 1 件~ 15 件を表示

夢と現実にダイヴ

2002/03/21 21:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もくれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 千葉敦子は天才的なサイコセラピスト。PT機器という、患者の夢をモニターするものを使って日々治療にいそしんでいた。
 彼女はまた、それを使って患者の夢の中に入りこむ事も出来る稀有な才能を持っていた。
 そんな彼女にはもう一つの名前があった。それが「パプリカ」。
 医師としての治療ではない、内密なセラピーの時に使うコードネームである。
 「パプリカ」として何人もの患者を癒していくうちに、PT機器の発明者である時田の新たなる発明品によって起こる事件に巻き込まれていき…

 前半はまさにジェットコースター。一気に読みましょう。
 とても興奮する、傑作エンターテイメントSFです。

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夢と幻想の間のトリップ

2007/01/27 13:30

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現実と夢の融合、という素材は、割とそこかしこに溢れているものだったりします。夢は現実の象徴、現実は夢の延長戦、そんな描かれ方をする物語の一端は、人間の深層心理を描こうとする試みと共に、意外に誤謬を伴わない想像の産物として、物語の中に組み込もうとするときには、書きにくいものではない。けれども本作のように、全くもって、現実と夢が言葉通り「融合」してしまう様を描いた物語は、そうそう見つからないのでは、と思われます。今まさに進行している「物語」が、夢の中での出来事なのか、それとも夢を抜け出した現実でのことなのか、それとも「これは現実なのだ」と自覚している明晰夢の中での夢想に過ぎないのか…、一種のトリップ感は物凄いものがあって、その世界観はファンタジーに限りなく近いSF。
 無論、そう表現してみたものの、本作がSFであるのかファンタジーであるのか、という境界線は、非常に曖昧であると言えます。この物語での主要アイテム「DCミニ」は、精神治療を施そうとする患者の夢の中に治療者が潜り込み、患者の内面から直に治癒を試みる、というもので、如何にもな精神物理学に則った科学的機器の登場により、読者は現実感を損なうギリギリの位置で物語を読み進めることが出来る。しかしその機器の効力が使用者の意識を媒介して増大し、夢が現実に作用するに至り、読者は混乱を排除しきれなくなる。現実には存在しないはずの物質、人物、動物、といったものが無意識の夢から抜け出して現実を侵し始めるとき、それは果たして「現実に存在するもの」であると呼んでいいものかどうか、途惑わずにはいられないのです。そもそも混沌が基本的なスタイルである「夢」を、カオスのまま描き切る手腕は見事としか言いようがありません。トリップ、と称したくなる本作の感覚は、そういったところからくるもの。筒井氏の無駄な間を持たせない文章と絡み合い、冒頭から終盤まで間の読めぬ展開(「先の読めぬ」ではなく)が繰り広げられます。
(初出:CANARYCAGE)

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2009/10/17 00:45

投稿元:ブクログ

2009.10.16. 後半からは特に、勢いで読み終わった。夢分析、夢探偵ととっても興味深い。そして、どんどん夢か現実かの判断がつきにくくなる。実際あったら怖いだろうけど、小説としてはおもしろい。時田先生のキャラクターが、「イン・ザ・プール」等の伊良部先生に若干似ていると思うけど、こっちの方が先かな。

2010/03/23 11:36

投稿元:ブクログ

イタリア行ってたとき読んでた。ちょうどローマの美術館の「聖セバスチアンの殉教」のホモっぽさについて述べられてたので次の日そこに行くことにした。いい思い出だ。

2006/10/08 13:49

投稿元:ブクログ

最近映画化されました。(アニメ)
実は新潮版を読んだのですが、ジャケ的にこっちが好きなので。
筒井作品の長編では、とっつきやすい方だと。
60歳くらい(執筆当時)で、こんな話を書くということが信じられない。

2007/08/11 17:25

投稿元:ブクログ

途中まではすごく面白かったけど、最後のあたりで空中分解しちゃった感じが…。アニメ映画化されて、絵が綺麗なので、そっちも気になります。

2007/07/01 04:03

投稿元:ブクログ

最怖の小説。
この作品をホラー・恐怖小説にランキング出来ないダヴィンチ読者は哀しい。ってかみんな目がつぶれて死ねばいいのにと思った10代の頃。

2012/07/21 17:55

投稿元:ブクログ

去る2010年8月24日に、今敏(こん さとし)監督が46歳の若さで他界した。その追悼番組として、NHKのBSで「パプリカ」を放送していたので、それを(録画して)観た。

第一印象は「すごい」の一言に尽きる。
これだけの心象世界を構築した筒井康隆氏も、それを映像化し見事に描写した今監督もすごいと思った。
自分には、これを賞賛しきるだけの筆力がない。その魅力を伝えようとすると、全てを語らなければいけない。いや全てを語っても語り尽くせないからである。
たとえば「彼が語りかける」シーン一つをとってみても、映像で表現される時間以上をかけて膨大な背景の説明をしなければいけなくなる。
まさに、読者・視聴者が想像力を駆使することで成立している作品であり、その想像力を引き出す演出・構成となっている。

そして、その後で、やっと、小説「パプリカ」を読んだ。
当然のごとく、想像力を強く刺激する作品であった。映像を先に見ていたからといって、飽きが来るということはない。
むしろ、作中の会話などは、映画版での音声で脳内再生されるのが心地よく、声ばかりでなく、シーンそのものも思い浮かべることができた。

大筋のストーリーは同じであるが、登場人物やその立場など微妙に異なっている。
別の作品というか、いや、あるいは…どちらかが「夢」なのかもしれない。

そして、時田浩作と敦子は別の作品(朝のガスパール) でもカメオ出演している。まあ、これは、別の虚構の話である。

「パプリカ」は実は根っこの部分では、「夢の木坂分岐点」とも同じ流れがあったりして、いろいろと興味深い読み方を経験させてもらうことが出来た。

小説「パプリカ」を先に読んでから映画「パプリカ」を観た人にとっては、あのシーンは衝撃的なサプライズだったんだろうと、これまた余計な想像をして、にやにやしている。

2009/09/28 19:45

投稿元:ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
精神医学研究所に勤める千葉敦子のもうひとつの顔は「夢探偵」パプリカ。患者の夢を共時体験し、その無意識へ感情移入することで治療をおこなうというものだ。巨漢の天才・時田浩作と共同で画期的サイコセラピー機器「DCミニ」を開発するが、ノーベル賞候補と目されたことで研究所内には深刻な確執が生じた。嫉妬に狂う乾副理事長の陰謀はとどまるところをしらず、やがてDCミニをめぐって壮絶な戦いが始まる!現実と夢が交錯する重層的空間を構築して、人間心理の深奥に迫る禁断の長篇小説。

いやもうめちゃめちゃ面白かったです。約500ページの夢の世界を一気に駆け抜けてしまいました。SFですが、夢の中のリアルな描写に笑いありエッチありw 文句なくオススメです♪
著者の筒井康隆氏は、同志社大学文学部時代にフロイト全集を読破したとのこと。この小説はサイコセラピーの研究所が舞台ですが、登場人物の感情を諸所でさりげなく的確に解説しているのが痛快でした。

2009/09/22 11:53

投稿元:ブクログ

初SF作品かも。
現実と夢の交錯にちょっとわけわからなくなったけど、
比較的読みやすかった。
2009年夏の旅のお供。

2009/09/07 21:55

投稿元:ブクログ

[novel]
古本で購入。
夢と現実が入り混じり判別つかなくなっていく感覚が堪らない。
ものすごく面白かったけど、SF的にはアウトだと思うのでタグは付けないでおく。

2010/03/31 21:18

投稿元:ブクログ

面白かったです!後半の夢と現が混ざっていき、混乱しそうになりながら夢中になりました。
何より理想の女性ともいうべきヒロイン「パプリカ」こと千葉敦子さんのキャラクターが魅力的です。

2009/12/31 06:06

投稿元:ブクログ

筒井康隆久々の娯楽小説。
しかも「虚人たち」や「虚航船団」といった実験的作品を経て
往年の得意技にいっそう磨きがかかっている。
大好きな一冊。

2010/06/02 03:25

投稿元:ブクログ

前半は好みだった。夢に関する蘊蓄や心理学。
後半があまりにファンタジー化しすぎてついていけてなかった…冒険小説はあまり得意としないので

2012/05/12 09:37

投稿元:ブクログ

SF。主人公の千葉敦子は精神科医。サイコセラピーの手法として、夢探偵「パプリカ」という裏の顔をもつ。同僚の天才、時田浩作が画期的な装置「DCミニ」を開発するが、研究所内の敵に盗まれてしまう。そこから、「夢」と「現実」両方でのバトルが行われるが、次第にDCミニの副作用によってその境界が壊され、夢と現実は交わっていく。
後半の盛り上がりは異常。マンガみたいになってくる。キャラクターが濃い。筒井康隆お得意の、セクシャルな表現にともなう背徳的な描写は凄まじい。
難しい単語も出てくるけど、基本的に丁寧でクセのない文章。
オチは、どう解釈していいのか。もっと考えないとわからんな。
「夢」っていうのは物語のエッセンスとして使いやすいし、誰でも使うものだが、こうも見事に物語と絡ませられると、さすがに著者の筆力に圧倒される。エンタメ小説と「夢」の絡ませ方は、これが正解。

映画の方はほとんど覚えてないので、また観ようと思った。

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