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2016/05/04 21:45

投稿元:ブクログ

植民地というと、暴力的にある国がある国を占領し支配してしまう、みたいなイメージが持たれがちではないだろうか。しかし、本書を読むと、そのような単純な考え方では理解できないものだということがよくわかる。

本書によれば、アメリカ植民地期のフィリピンが、「市民的理念」をアメリカによって教育されるという「恩恵」を受けたという。この「恩恵」というのがポイントで、フィリピンの側も、アメリカによってもたらされた教育行政を「恩恵」として捉えているのだという。そのように「恩恵」としてフィリピンで受け止められた理由として、本書ではフィリピン人知識人による白人優越史観の需要が挙げられている。それは「科学的な記述」として、受け止められていたという。一方で、フィリピン革命の挫折は、「未完の革命」としてフィリピン人のナショナリティに集約されなかったという。

〈差別や暴力は「恩恵」という言葉のもとに覆い隠されることがある〉。これが本書の論じた最大の論点であろう。たとえフィリピン人たちがアメリカの植民地政策を〈受け入れていた〉としても、それで了とすることはできないのである。まして、実際に差別や暴力が伴っていればなおさらである。本書からは、「覆い隠された事実」を見つめることの大切さと、ナショナリズムのなかに、実は生じている「〈国民〉の断絶」に注意深くあることの重要性を感じることができる。

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