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エニグマ奇襲指令(ハヤカワ文庫 NV)

エニグマ奇襲指令 みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.3

評価内訳

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5 件中 1 件~ 5 件を表示

シビアなスパイ小説と、古き良き時代の冒険小説との、絶妙なブレンド

2003/08/01 23:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る

舞台は第2次世界大戦中のヨーロッパ。英国情報部は、ドイツの暗号機エニグマを盗み出すよう、フランス人の怪盗ベルヴォアールに持ちかける。

バー=ゾウハー作品をいくつか読んでいれば、オチはさほど意外ではない。また、エニグマは実在した暗号機なので、その逸話を知っている人なら、容易にオチを予想できるだろう。だが、オチがわかっていてもおもしろい話があるが、本書はまさにそれである。
話はとにかくおもしろい。ページ数は少ないが、とても密度が濃い。波瀾万丈、スリル満点の展開。シビアなスパイ小説と、古き良き時代の冒険小説との、絶妙なブレンドが楽しめる。

そして、何と言ってもキャラクターが魅力的。アルセーヌ・ルパンを彷彿とさせる怪盗ベルヴォアールを筆頭に、男気たっぷりの親友ブルーノ、薄幸のユダヤ人娘ミッシェル、切れ者だが良心的なドイツ国防軍情報部員フォン・ベック…と印象的なキャラクターが顔をそろえる。無惨な死を遂げるレジスタンス戦士エマールも、チョイ役なのだが鮮烈な印象を残す。
だが最も印象的なのは、英国情報部のブライアン・ボドリー長官。目的のためには手段を選ばない、冷酷非情きわまる人物なのだが、私情を排した徹底した非情さには、かえって感嘆させられる。

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古典の貫禄

2013/08/29 01:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

エスピオナージュ、スパイアクションのもはや古典。オチの衝撃は少しずつ変調を加えながら、今も様々な作家によって描かれ続けていると思う。今なら500ページ超で書かれてしまうところを、過不足無い紙数でまとめているのも好印象。

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2010/03/11 16:03

投稿元:ブクログ

第2次大戦中、英国諜報部の依頼でナチスドイツ軍の暗号機エニグマを盗み出すことになったのは「殺しはしない/銃は持たない」が信念という洒脱なフランス人の大泥棒。
一方、エニグマを護るドイツの若き大佐は、少年時代に憧れた冒険への情熱を押し隠して任務に就く。
どちらも愛すべき人物だけれど、戦争という状況は全てをめちゃくちゃにしてしまう。決着やいかに!

という感じの読後にモヤモヤの残らない活劇。
すらっと読めて面白かった。

2012/09/17 05:39

投稿元:ブクログ

主人がドイツの暗号機エニグマの研究をしてるので 題に惹かれて読みました。最初はアレ~ェ違うわァ?と思ったけど 最後で納得。

2015/10/17 11:34

投稿元:ブクログ

第2次世界大戦の話ながら、内容的には、古き良き冒険活劇と非情な諜報活動がミックスされたような不思議な感じ。最期のどんでん返しがこの小説を名作のひとつに押し上げている。

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