紙の本
なるほど
2021/03/17 06:45
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あきらめる」に悪いイメージを持っていたが、次に行くという意味では早くあきらめた方が良い気もする。でも、モタ先生のあきらめる!は、本当のあきらめじゃない気がするので、がんばれる。
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かつて大学3年生のとき。
夜の砂浜で、友人の遠藤君が泣きじゃくる僕に言った。「選ぶことは捨てることだぜ!」と。
それを言った理由やなぜ泣いていたのかは思い出せないが、ダメ人間であきらめの悪い僕に諭させるための言葉だったんだと思う。スッと理解でき、妙に遠藤君を尊敬した覚えがある。
話は変わるが、高校の野球部で合言葉後あった。
「妥協すんな」である。
全力ダッシュを少し手抜きすると
100m先からでも、
「おい!妥協すんな!!」と言葉が飛んでくる。
外野でボールを追うのやめて、クッション処理をしようとすると、「あきらめんな!最後までボールを追え!!」
そんなわけで、僕には以下の思考が染み付いた。
あきらめることはダメなこと。
あきらめるのはいつでもできる。
粘ればうまくいくかもしれない。
あきらめる奴は根性なし。
でも最近になって思うのは、
あきらめる方が難しい、ということ。
ただしくはあきらめて、方向を転換する、
積み重ねてきたものを白紙にする、
ということが難しい。
ではどうすべきかを本書は教えてくれる。
あきらめることは方向の転換
あきらめることは人に譲ること
何事も最初からあきらめ半分でやる
口下手は息を合わせるのが下手なだけ
「僕」中心<「あなた」中心の会話
お互い様という心
作者はあきらめないほうがいい場合もある、と言っているし、あきらめて「はい、終了」とは言っていない。
あきらめてからが重要で、
視点を変えて次への活路を見出す方に、
時間と力を使えと具体例を交えて教えてくれている。
ここ一年で学んだことはお互い様だという心。
その気持ちを持てているだけで、生活や人と接するときの考え方が良い方に変わっている(はず)。
40歳までは適度にあきらめつつ、適度にもがくようにしよう。
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古くない(2009年刊行)本なのに、現代に対応出来ていない。パワハラで首切り、または過労死みたいな時代には、これではうまくいくはずがない。
全体を通して「執着を止めればうまくいく」という内容なので、筆者は根本的なところでは一切諦めていない。
十分幸せな人の小さな問題にはこれでよいのかも。
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負けず嫌いの完璧主義だから非常に気付きが多い本でした…人に勝つことが目的じゃない!
ノン・ダイレクト方
とりあえずやってみて、ダメだとわかったときは、すぐにやめる。
損得勘定
「いい勉強をさせてもらった」
「負ける」ことを受け入れた人から、心は安らか
なりたい自分に向かって成長しているんだという喜びを感じるため>人に負けたくない
転んでもただでは起きない、開き直る芸能
気持ちの「落としドコロ」を見つける
逆らわずに暮らす
あきらめることで、本当に大切なものが残る
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モタ先生の本にも、いつも励まされる。
ただ、価値観が古い箇所がところどころあります…。2009年に出版された新書を、加筆・修正・改題して文庫化したものということなのだけど、そもそもモタ先生は、2006年に鬼籍に入られており、元になった新書ですら、モタ先生が亡くなってから出版されたもの…。モタ先生が初稿をお書きになったのは昭和、どんなに最近でも平成前期と思われ、だとすれば当時の価値観でお書きになっているわけで、まあ仕方ないかなとも思うのだけど、出版社としては、最初に書かれた年くらいは明記すべきではと思いました。
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執着しない、がんばりすぎない、あきらめることを人生に取り入れて過ごしていいんだよ。すーっと浸透する1冊でした。
いい勉強になりました!