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2014/12/09 14:25

投稿元:ブクログ

今回は、スマナサーラ師他40名がカンボジアやラオスの仏教寺院を訪ね、僧侶と語らってきた旅の報告がなされた、実践的な内容となっています。

カンボジアの歴史上で、ポル・ポトの知識人大虐殺を語らないわけにはいかず、おびただしい数の僧侶もその被害者となりましたが、悲惨な過去を通り抜けた彼らは今、再び仏教への道を邁進しています。
日本でも震災を体験し、ptsdに苦しむ人は大勢いますが、つらい現実にも寛大な心ですべてを許すことが、平和な未来へ続く道だと説きます。

仏教への悟りの道は、修行を通した自分の欲との戦いではありますが、人との交流の大切さも説かれます。
エンゲージド・ブディズムという言葉があり、それは釈迦が60人の阿羅漢たちに一人ずつインド全体を歩いて、人に平和の道を教えるように語ったことを指すそうです。

俗世から離れて修行をするだけが仏教ではなく、日常の中での食べ方や話し方、考え方、総じて生き方が仏教となるとのこと。どの局面においても「正しいやり方」が仏教だと解釈されるそうです。

また、僧院ではウォーキング・メディテーションも取り入れられているとのこと。瞑想というと、イコール座禅とつながる日本では、あまりピンとこないものですが、歩きながら集中することの効果は高いそうです。

南部仏教は、日本仏教よりももっと日常生活に即しているような印象を受けます。
だからこそ、大勢の人々が僧侶になるのでしょう。
日本では、出家といったら一世一代の決心が必要で、完全に俗世間と縁を切ることを意味しますが、インドシナでは人は簡単に出家したり還俗したりするそうです。
僧侶も私服に着替えて家に帰れば、それで還俗したことになるのだとか。
僧侶は聖なる世界の存在で、出家すれば親子の関係はなくなりますが、その一線は実は簡単に越えられるものだと知りました。

タイやミャンマーでは、働いていても三か月ほどの「出家休暇」がもらえるのだそうです。
それだけ人々の生活に根差したものなのでしょう。

南部仏教の側から日本仏教を眺めると、かなり独特だと感じます。
厳しい規律があるようで、妻帯が許可されていたり食事制限はゆるかったり、法衣を脱いで寺を出ると、一般人だったりする点は、彼らには信じがたいことのよう。

また、現代社会において、避難所的な立場を担っていない点も指摘しています。
現在、在日難民申請者の面倒を見るなど、弱者のアジールになっているのは主にクリスチャンの団体だという指摘になるほどと思いました。
日本の寺は、観光寺か檀家専用のもの。どちらも広く地域に根差したものとは少し違う気がします。

今回の特集号には、いつもよく見るおなじみの寄稿者の他に、TVで見かける大來尚順氏、著書を数冊読んだことがある冒険家の高野秀行氏、お世話になっている星飛雄馬氏などと幅広い人が文章を寄せているのがまた新鮮でした。

巻末にはテーラワーダ仏教の経典に用いられる、呪文のようなパーリ語入門のページがあり、仏教留学者になった気分で目を通しました。

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