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パリの国連で夢を食う。

パリの国連で夢を食う。 みんなのレビュー

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みんなのレビュー37件

みんなの評価4.1

評価内訳

37 件中 1 件~ 15 件を表示

2014/11/02 21:58

投稿元:ブクログ

読み物としてとてもおもしろかった。

国連の内情や、異国の人たちの行動や考え方に、「へ〜〜〜」となったのはもちろんなのですが、それよりもどちらかというと、笑ったり泣いたり(特に、お父さんとの別れのシーンや、サキーナの苦しみのあたりなど)感動したり、小説として楽しんでいた気がします。

読後、著者を妬んだり羨ましがったり自分の平凡さに落ち込んだりしたらどうしようかと心配しつつ手にとったのですが、そんなことはまったくなく。(アリオさんきっと、能力が高いだけでなく、人間的にとても魅力的なかたなのだと確信してます!!!)

パリでメシを〜もぜひ読んでみたい!

2015/07/18 20:29

投稿元:ブクログ

世界一のお役所の舞台裏は、驚きの連続だった!パリと国連での5年半におよぶ自身の体験を描いた、30代女性のライフストーリー。
自分とは対極にあるような人生を歩んでいる著者のエッセイは良い意味で軽やか。きっと言うほど簡単ではないだろうと思いつつも、思いつきと気軽な気持ちで新しい場所へ飛び込むことの素晴らしさが伝わってくる。幸せの形は人それぞれ違うのであって、どんな仕事がいいのかはその人による。自分が満足できることを探すのも大変なんだなと思う。個人的には国連って漠然とカッコいい大人たちがバリバリ働いているイメージだったのでかなり驚いたし、自分は働きたくないな~と思ってしまった(笑)

2016/02/21 05:20

投稿元:ブクログ

軽い気持ちで履歴書を送ってしまった国連職員の募集。それから2年後、突然の採用面接案内。パリで面接を受けて、あれよあれよとパリの国連で働くことになった著者。国連職員は帰国旅費つきの長期休暇アリ、買物の免税特権アリ、残業ナシ、25年勤務で死ぬまで年金支給という超ホワイト労働条件だ。2000倍の就職競争率はダテじゃない。

そんな恵まれた職場だが、そこは言葉も文化も主義も宗教も異なる人々がバラバラに働くカオスでもあった。通常の企業であれば、「利益」という共通目標に全員が向かっていくが、国連にはそれがない。世界各国から集められた支援金をどう使い切るか、どう配分するかという、お役所的な内向き論理が幅を利かせている。そのため、予算がない部署は何もできないし、何もしなくていい。コピー用紙すら不足する。そのうえ、正規社員と非正規社員の格差はとてつもなく大きい。

そんな職場での働き方は2つ。ひたすら出世して予算を使いまくれる部署を目指すか、アフターファイブを満喫するか。著者は後者だった。大学講師になり、趣味ではじめたパリ在住者へのインタビューを経て、作家になりたいという夢が仕事のモチベーションを上回ってしまう。

こうして、著者はパリ国連生活を5年半で終わらせ、帰国してフリーライターに。著者の夢の実現に対する貪欲さと行動力には、すごい爽快感を感じる。そして、世界平和を目標にする国連の非効率さを知ると、戦争はなくならないはずだと納得。

2015/06/12 21:39

投稿元:ブクログ

今読めてよかった。
感性が自分と似ていると思った。やりたいことはずっとわからない、もんもんとしている、ある程度安定も大事、でも心の底では自由に生きる人への憧れがある。書くのも好き。
結局、自分のことしか考えてない。働くって、他人のためだと思うけど、表現者にはこういう人が多い気がする。
マイプロプロジェクトっていうのは、プロジェクトオーナーシップ。どれだけ自分の仕事と思えるか。つらくても、やり遂げられるか。使命感が支えているか。やりたいからやる仕事にこんな感覚はあるんだろうか。
仕事は楽しいものであればいい、でもなんか違う。

126 人生には仕事より大切なものがたくさんあるんだよ
168 25年勤めないと満額の年金をもらえない。だから、誰しも大小の不満を抱えながらバイオリンを習ったりテニスサークルに打ち込んだり、長い旅行に行くことで折り合いをつけていた。マイプロジェクト。
185 年金をもらうために25年ピンとこない仕事を我慢するなんてありえない
208 人生って不思議だ。たった一人の人間が現れただけで、生活が大きく変わるのだから
229 結局、どんなにプライベートが楽しかろうと、1日の大半を費やす仕事が充実していないと人生の多くの時間が無駄になる
234 「やりたいことをやれている」「充実している」と思いこむことで、なんとか精神のバランスを取っていた。がむしゃらな時期は必要だったかもしれないけれど、本当の意味では人生を楽しんでいなかった
249 マイプロジェクトのほうがよっぽどリアリティがある。そこには生身の人間がいて、現実に起こっているストーリーだ。マイプロジェクトは暇つぶしを超えて、熱をもったプロジェクトに変化していた。お金にならなくても、誰にも読まれなくても、自分のやりたいという気持ちが自分を動かしていた
257 私は世界を変えたかったのではない、自分を変えたかったのだ
279 キャリアも、難関突破よりも、今は大きくなりつつある内なる声を無視するほうが怖かった

2014/11/01 00:41

投稿元:ブクログ

『バウルを探して』以来目が離せない作家さんの本。素晴らしく面白かった。パリでの生活、国連で働くということはやっぱりなかなか体験できない特別な世界の話でそれだけでも興味深いけれど、そこで生きる人々の魅力、それぞれの苦悩、自分が納得できる生き方を巡る迷いみたいなものは非常に読み応えがあって、没頭して読ませて頂いた。

そして最後に退職記念に同僚に向けて残したメッセージが著者の生き方を何より示しているような気がして、ほんとに素敵だと思う。

2015/09/06 20:45

投稿元:ブクログ

国連で働いている人たちのほとんどがやりがいや幸せを感じていないという事実は、驚きであり、さみしさを感じてしまう。平等とか平和というものの難しさを考えさせられる。と言いつつも、本自体や登場人物たちは個性的で面白い人々ばかりで楽しく読んだ。

2014/12/12 09:53

投稿元:ブクログ

日本人が、パリに住み、国連で働く。この2つの体験を通じて何を考え、どのように行動するか。こんな大変な状況に比べたら、自分のおかれている環境は天国なのだろう。文章も軽快で、読みやすい。

2016/02/17 13:14

投稿元:ブクログ

パリは美しいだけじゃなく、
人間らしい、懐の深い街。
国連(本部、フィールドじゃなく)は、
もちろんと優秀な人が集まっていて、
個性的だけど、特に特別な職場じゃない。

暮らした街で感じていたこと、
働いて感じていたことが、
遠からずシンクロして、
読みやすく書かれていた。
おもしろくて、とても共感した。


自分の感じ方を文章で再確認するような感覚もあって、
一晩で読んでしまった。


p197 驚いて窓辺に行くと、確かにおじさんが窓を大きく開け放ち、通りに向かって全身全霊で声を張り上げているではないか。バックにはバイオリンとピアノの演者が一人ずついる。曲はなにかのオペラのようだ。
前触れもなく空中に現れた小さな舞台に。私たちはすっかり見入ってしまった。街行く人々も「なんだろう」と頭上を見上げ、立ち止まっている。
十分ほどで劇的なクライマックスを歌い上げると、おじさんはパタリと窓を閉じ、あたりには
いつもの日常が戻った。


パリに対する描写は、特に共感できた。
ー こういうことが、日常的にあるのだ。
色々あるけど、懐の深い街。
人間臭くて、
ふとした日常に心をギュッと掴まれる街。
そうなんだな、
やっぱりそうだったんだな。


p107 私は、この街を好きになってきていた。それはただ美しいからではなかった。パリはとても人間的な街だった。多くの場所に歩いて行けて、人々は路上で議論したり、けんかしたり、歌ったりしている。通りにはギターを抱えたストリートミュージシャン、セーヌ川沿いには日光浴やピクニックをする人が増えた。いつも何かが路上で起こっている、そんな街に見えた。


p174 彼らはやり方は違うものの、みな表現すること、卓越したものを生み出すことに飽くなき情熱をぶつけていた。彼らが生み出す作品は、リアルな世界そのものだ。人が感動し、生きる活力を得る、そういう種類の作品だ。そういうものに触れると、心が震えた。

2016/02/18 22:36

投稿元:ブクログ

面白くて一気に読み終えた。
国連の仕事(正確には著者のやっていた仕事)はわりあい退屈でやりがいがあるわけではない、というのはちょっとびっくりした。でも考えてみると国連というのはどう考えても官僚組織だし、国際政治をそのまま反映しているのだと考えればそれこそ妥協と矛盾の産物であって、融通が効くはずもない。ぼくも会社で働いていて、仕事を始める前に社内政治と根回しで疲れ果ててしまうことがたびたびあるが、きっとそういうレベルではないのだろうな。
そういうところに放り込まれて、四苦八苦しながらいろいろ考える著者の彷徨が楽しい。確固たる哲学や野望があるわけではなく、割合その場の勢いで、でも真剣にがんばる姿は、そこらの一生懸命なサラリーマンとあまり変わらない。

2014/10/05 21:18

投稿元:ブクログ

国内のシンクタンクに勤務していた著者が、パリの国連に転職し、色々な経験をして離職するまでを描いた青春記。一見オシャレで夢の職場である国連だが、その内実は複雑で、著者は次第にやりがいを失っていき…。前作「パリでメシを食う。」ではパリに移住した日本人10人を扱ったが、今回はその「パリメシ」の拡大版ver.というか、自分ver.(著者ver.)といった内容。

タイトルからは想像もつかない泥臭いエピソードが満載で、「自分の本当にやりたいこととは何か?」と自問自答するあたりは、ちょうど今後のキャリアを考えているアラサーの自分には響く内容でした。文学的な文章も印象的で、パリの一角で古びたシャッターを開けるところから始まり、後ろでにドアを締めて螺旋階段を降りるくだりまで、流れるように一気読み。この本を読んだ後に、AC/DCのIT'S A LONG WAY TO THE TOPを聴くとガツンときます。「ロックしたいんだろう、頂点への道のりは長いぜ!」。自分も夢に向かって頑張らなきゃね。

2014/10/17 17:11

投稿元:ブクログ

行ったことがないから 行ってみたい!
会ったことがないから 会ってみたい!
見たことがないから 見て見たい!
聴いたことがないから 聴いてみたい!
経験したことがないから してみたい!

未知なるものを 
ここまで徹底して楽しんでしまう
その 生き方 と 生命力 に
大拍手!

もちろん その裏に筆舌に尽くせない
苦悩や 悲しみ も あるのだろうけれど
それらを 蹴散らしてしまう いや 呑み込んでしまう
好奇心 に 拍手!

実にさわやかな気持ちにさせてもらえる一冊です

よくぞ 物書きの道を 目指してくれました
次の一冊が 楽しみです

2014/12/26 19:36

投稿元:ブクログ

パリの国連で働いていた女性のエッセイ。
パリ生活の理想と現実、あるあるネタ満載。響きはかっこいいけど…な裏側が見えて面白かった!
興味や働く上での面白みを感じる点が筆者と近いこともあり、なんのために働くのか?を改めて考えさせられた。うーん。

2014/09/16 21:51

投稿元:ブクログ

いざ憧れの世界に入っても、夢と現実は違うもの。今後の仕事について考え直すきっかけになりそう。どこで働くかよりも、どんな働き方をしたいか。いつまでも自分の信念を貫いて、しがらみなく生きていけたら幸せなのかな。

2014/10/08 21:40

投稿元:ブクログ

パリには引き付けるなにかがある。住みやすさとかで行ったらやっぱ日本だろって思うけど、なんだろ、あの薄暗くて陰気くさい古びた冷たい建物にどうしてひかれるのだろう。日本にいながら多種多様いろんな人がいるパリの国連を覗き見れたようですごく楽しかった。
一生のうちで出会える人って限られているし、ずっと一緒にいられるわけじゃないけど、誰かの人生の1ページ入れることだけでも幸せなことだと思った。通り過ぎるにしても、とどまるにしても楽しいと思えることが1番いい。

2015/01/04 14:22

投稿元:ブクログ

これは面白い。アメリカ留学後現地で就職、日本のコンサルタント会社に転職し、そこからさらに国連の正規職員に転じて(倍率2000倍だって!)パリのサンジェルマン・デ・プレ教会近くのアパートに暮らした日々を綴ったもの。おお、こんな風に紹介したら、どんなセレブライフが披露されているのかと思ってしまうなあ。いやもうこれが、全っ然違うのである。

そもそもこの本を知ったのは、高野秀行さんが「はぐれノンフィクション軍団」に入会(入団?)希望する酔狂な人がいると紹介していたからだ。高野さんは、川内さんは既に新田次郎文学賞を受賞しているし、その華やかな経歴からして、こんなはぐれ者の集まりに入れちゃうのは悪いなあ、でも是非にと言ってるから喜んで迎えようと書いていた。それで俄然興味が湧いて読んでみた次第。

川内さん、あなたは立派に高野軍団の一員だ! 自分のやりたいことを求めて、あまり後先考えずに新しい環境に飛び込んでいく行動力といい、どこへ行ってもその場になじんでいく懐の広さといい、まったくたいしたものだと感心する。お金や地位や世間体などより、自由と好奇心を満たすことを優先し、結局は、これ以上ない労働条件で安定を約束された国連も退職しちゃう。このあたり、「放っておいても明日は来る!」で高野さんが紹介していた自由人の方たちと同じだ。

でもこの川内さん、決して突飛な変わった人ではないのである。企業人としても国連職員としても真面目で(もちろんとても優秀で)、職場では周囲にさりげなく気を遣い、一人暮らしがちょっと寂しくて恋人が欲しいなあと思い(後にちゃんとできる。その顛末がステキだ)、お父さんが病気で亡くなり涙にくれる。そういうごく当たり前の人としての暮らしが自然に書かれていて、共感を持って読み進めていけた。

国連と言っても、描かれているのは著者が勤務した国連の一機関だが(ぼかされているがユニセフかな?)、その実態もとても興味深かった。巨大組織であるだけに問題も根深そうで、漠然としかイメージできなかった国連の仕事というものを少しだけ身近に感じることができた。そういう「お仕事もの」としても優れた一冊だと思う。年の初めに良い本に出会えました。

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