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理想の村マリナレダ

理想の村マリナレダ みんなのレビュー

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

2015/09/26 09:46

投稿元:ブクログ

フランコの独裁の後
一人のカリスマ性の強いリーダーを得て
非暴力を掲げながらも様々なアイディアによる
ハンガーストライキ・不法侵入・集団窃盗など
不法な手段も駆使しながら
死にものぐるいで極貧から立ち上がった村

自称スペインの片田舎にポツンと生まれた共産主義の村
しかし官僚制度の陰もなく
まるで全員参加による直接民主主義を実施している
ホピ族やアボリジニの暮らし振りに近いような
階級のない無政府状態にすら見えるユートピア
最大地主の土地を合法的にもぎ取ることに成功し
小作から自営農業を集団で営む福祉国家へと進む
利益を目指すことなく雇用を目指し
オリーブオイルなど第2次産業を視野に入れた
農業を計画する

2015/04/28 22:32

投稿元:ブクログ

「ここの人々は自然に共産主義者に育つのかという問いには彼も何と答えていいか分からない様子で、「村人の多くは共産主義者になるけど、それは仕事や家が欲しいからで、別に共産主義者になりたくてなるわけじゃない。家でカール・マルクスを読んでいる人なんていないよ」と言った。」

スペインの小さな村、マリナレダ。そこには資本主義の世界とは違う暮らしが存在していた。かつて、ロバート・オーウェンはニューハーモニー計画の下、共労社会を作ろうとして失敗した。しかし、このマリナレダではそのような共産社会が実現している。

この本の前半は村の成り立ち、後半は村の現実について書かれている。6章”ユートピアの反対派”以降は面白かった。やはり住民の自発的な協力は得られない。強いリーダーが強力に共産主義を押し進めていかなければ実現しない。ミニチュア版ソ連だ。トロツキーの目指した理性に訴えかけて革命を導くのは無理で、ボリシェビキのような即物的な方法が住民の理解を勝ち取る。結局、貧困層に知性を期待してはいけないのだ。

共産社会はたいへん興味深く、面白いと思う。しかし、今まで多くの人々がそれを達せられなかった点から分かるように、全員が平等になるのは、全員の知性が平等じゃない時点で不可能だ。

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