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電子書籍

中国に対抗するのはベトナム

2015/10/24 21:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:okadata - この投稿者のレビュー一覧を見る

キャッチーな題名だが少し内容にはそぐわない。原題はAsia's Cauldron: The South China Sea and the End of a Stable Pacific、中国の南シナ海での覇権だけに焦点を当ててるのではなく、周辺国がどのように出来上がりどう対応しようとしているかを見ている。因みに尖閣諸島と東シナ海は全く触れられていない。

世界の商船の輸送量の半分以上、世界中の艦船の交通の1/3がこの海域を通過する、石油だけでもマラッカ海峡を通って東アジアに運ばれる量はスエズ運河の3倍、パナマ運河の15倍にもなる。中国の原油の80%、韓国のエネルギーの75%、日本と台湾の60%は南シナ海を通過している。岩礁の占拠はすでにほぼ終わっており、中国は施設の恒久化を進めている。アメリカがカリブ海を内海化し、パナマ運河をコントロールしたように中国は南シナ海を内海化しようとしている。たとえ海底資源がなくても南シナ海を影響下に置ければ自国のシーレーンを護り、他国のシーレーンを潜在的に圧迫できる。

中国の国防費は毎年10%以上増え続けこの29年間で8倍の1000億ドル規模になった。軍拡を進めているのは中国だけでなく、例えばシンガポールは世界10位以内に入る武器輸入国になっている。特に潜水艦の購入は激しくアジアの国々は2030年までに111隻の潜水艦を購入する予定だ。ジェラルド・フォード級の空母は1隻艦載機抜きで120億ドル、中国は将来9隻まで保有する計画というが中国政府の歳出規模は地方政府と合わせて17兆元(約2.7兆ドル)と国防費はGDP比ではそれほど高くないとは言え高いオモチャになるだろう。

この中国に対抗するのがベトナム、「マレーシアはおとなしくしているし、ブルネイは中国との問題を解決している。インドネシアはこの問題に関して明確な対外政策を持っておらず、フィリピンは独創的かつ騒がしい扇動的な声明を発表する以外にあまり手段を持っていないし、シンガポールは力があるのにそもそも国の規模で負けている。」つまり南シナ海の問題がどう転ぶかはベトナム次第なのだ。後半ではこのうちインドネシアとブルネイを除く国に重点を置いて解説しているが、ほぼこの一文に集約されている。

残る問題は台湾、本土とは160km離れており、中国軍が台湾を占拠することはそう容易ではない。中国と台湾の間では領土に関する主張に違いはなく、後は北京政府が本気で台湾を従わせようとするかだ。今のところアメリカが関与する限りは軍事侵攻はおそらくないのだが南シナ海での海軍力で中国がアメリカを上回るようになると北京から台湾に対する関与が強まる可能性は高い。アメリカのプレゼンスが落ちたところで軍事力を見せびらかし、台湾内の親中派を後押しして北京の言うことを聞かせると言ったところだろう。

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2015/01/28 22:28

投稿元:ブクログ

中国にとっての南シナ海は19世紀から20世紀にかけてのアメリカにとってのカリブ海のようなポジションにあるとみなすことができる。アメリカはカリブ海にヨーロッパ列強のプレゼンスと領有権があることを認識していたが、それでもこの地域を自分たちだけで支配することを狙っていた。

アメリカは西半球を支配しており、しかも東半球のバランスオブパワーに影響を与えられるだけのパワーを持っているため、世界の平和を維持するだけでなく、国際貿易の土台となる海上交通線というグローバルなコモンズを守っている。

軍事の分野で本当に多極化が進むと、ある特定の地域では地理的に中心に位置している国家が有利になる。それが東アジアにおける中国だる。

国際政治におけるあらゆる道徳観念の問題の背後にあるのは、結局のところパワーに関する問題。

北東アジアでは中国、日本、韓国の間でおおまかなバランスオブパワーが成立している。南品化いでは中国が圧倒的な大きな脅威になっており、ベトナム、マレーシア、フィリピンのような国は日韓ほどには米軍やアメリカとの関係を持っていない。

2014/11/16 23:20

投稿元:ブクログ

中国が自国の覇権を確立しようと周辺国やアメリカなどと摩擦を引き起こしている南シナ海。
本書は題名から想像できるように、この南シナ海をテーマにしたものです。

構成はプロローグとエピローグの他、全8章からなり、その内容は、南シナ海をめぐる現状をまとめた後、中国、ベトナム、マレーシア、シンガポール、フィリピン、台湾の各国の事情を解説しています。

実は以前、同じ著者の「インド洋圏が、世界を動かす」を読んだ事があるのですが、本書もこれと同様に著者の現地取材に基づいて執筆されており、上記各国の理解を深めてくれる内容となっています。

しかし、その一方で、「著者が現地に行き、その実情を見て思索する」だけとも言え、何がしかの総合的な分析、結論を出している訳ではありません。
その為、著者自身による明確な分析・結論を求めている方には物足りない内容となっているかも知れませんが、刺激を与えてくれる内容である事は間違いなく、南シナ海の現状について、読者に自ら考えようと言う気持ちにさせてくれる内容です。

2015/01/17 12:00

投稿元:ブクログ

初めてこの著者の本を読んだ。訳者が語るように、ルポジュタール的な文体と旅行記スタイルで、その地で感じたことやインタビューと歴史を紐解きながら、その未来であるとかを考察している。納得させられるものであった。しかし、人間は戦いなくしては生きていけないのか?

2017/01/03 12:10

投稿元:ブクログ

2016/12/中旬に読了
南シナ海各国の現状、展望をルポタージュ的に概観していてなかなかおもしろかった。

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