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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.3

評価内訳

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7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

素晴らしい青春物語

2015/08/21 18:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

田舎の州立大学(当時,今は名門)ワシントン大学のボート部が東部の金持ち私立大学やカリフォルニア大学を下してベルリンオリンピックに出場して金メダルを獲得するまでの物語。母校だからという理由で購入したのだが,徹夜で一気に読んでしまった。選手たちが,お坊ちゃまたちでなく苦学生なところがよい。それも並みの苦学生ではない。“苦労して大学を卒業しました”というストーリーだけでも十分読ませるのに,それで金メダルまで取ってしまうのだから…。まさに“真実は小説よりも奇なり”である。こういう学生生活もあるのだということを一人でも多くの日本の大学生に知ってもらいたい。今年のノンフィクション部門の中で一押しである。

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2015/03/02 10:48

投稿元:ブクログ

1936年、ベルリンオリンピック。ボート競技の花形エイトに賭けた青春。
ボートを知らなくても楽しめる、とありましたがその通り。
コックスを含めた9人の若者が集まるまで、が序章。たまたま筆者の隣家に住んでいたジョーランツを中心にして話は進みます。
見せ場はたくさん有ります。1年生としての東部の大学対抗戦での優勝、2年生の時のポキプシーでの優勝、3年生の時の連覇、そしてオリンピック代表選考会での優勝。
それぞれが劇的な勝利で、また単調なレース(ホントはそうじゃないんだろうけど素人にはそう見える)を手に汗握る駆け引きの描写にしてしまう作者の力量も凄い。
時代を感じさせる描写もあって興味深い。ベルリンまでの旅費を自分で工面しろだの、競技用ボートを自分達で客船に積み込めだの、今なら考えられない。
対するベルリン側も面白い。ベルリンオリンピックを「美の祭典」としてレニ・リーフェンシュタールが撮った事は余りにも有名だが、そこまでの紆余曲折がゲッペルスの人間性やヒトラーの野望も交えて面白く、且つ控えめに描かれている。
ボート競技の描写はホントに素晴らしい。ハリウッドで映画化するそうだが、オリンピックでの決勝はきっと素晴らしいシーンになるでしょう。
その後の9人の仲間の死に至るまでの描写は淡々と描かれている。最後の一人が亡くなったのは2003年、つい最近だ。
しかし今でも9人の若者が乗ったボートはワシントン大学の漕艇庫の天井に吊るしてあり、入部希望の学生たちが集まると監督はボートを見上げて偉大な先輩達の話が始まる。
余韻の残るいいラストです。

2015/11/03 11:24

投稿元:ブクログ

1930年代、当時貴族のスポーツとされていたエイト(ボート競技)。労働者階級の若者たちの集まりのワシントン大学ボート部は、なみいる強豪を打ち破って全米王者に輝き、オリンピックへの出場を果した。
哀しい生い立ちを持つ青年ジョー・ランツの半生を中心に、エイト競技の苦しさや楽しさが書かれた、臨場感あふれるノンフィクションです。

2015/03/02 15:43

投稿元:ブクログ

ノンフィクションにおける最優秀作品の一つだと思う.主人公の逆境と悲しみ,そこからの努力.豊かな人のスポーツと思われているボートに集まる貧乏な育ちの子供.素晴らしい.金メダルをとるということがわかっているのでハラハラドキドキはないのだけれど,よく書けている.

2015/02/01 11:27

投稿元:ブクログ

古き良きアメリカが大好きなおっさんには本当に楽しいんじゃないかな。相性の問題だけなんだけれど。訳は悪くないんじゃないかな。たぶん。

2015/06/09 16:44

投稿元:ブクログ

 世界大恐慌の余燼がくすぶり、ヒトラー抬頭により大きく動こうとする時代を背景に、希望と不安、友情と憎悪、勝利の栄光と敗北の挫折などが交々に織りなすマグマを裡に秘めた静かで、熱い水上のドラマ。

2015/05/29 10:20

投稿元:ブクログ

訳者あとがきにもあるが、たしかに誰かに薦めたくなる本だ。ボートにまるで興味がなくても、読めばこの競技のもつ肉体的・精神的な過酷さがわかるし、その果てにある思いがけない神秘や美に出会える。大著のノンフィクションに尻込みするかもしれないが、まるで青春小説を読んでいるようにグイグイと物語に引き込まれる。綿密な取材を感じさせない著者の力量もあるのだろうが、幸福な両親の昔話に熱心に耳を傾けた娘の存在が大きい。耳を澄ませば「エイト」の奏でるシンフォニーや観衆の喝采が聞こえてきそうで、読みながら何度も目頭が熱くなった。

本書を手に取る前にどれほどのアメリカ国民が、この物語の主人公であるジョーを知っていただろうか? 彼は幼くして母を失い、義母から嫌われ、父親から見放され、捨てられる。地下で暮らし、「教会のネズミのように貧乏」だが、生活のため学業のためボートのために必死に働く。両親を恨むでも自身の不運を嘆くでもなく、ひたすらタブでポジティブな若者。

「他の人が見落としたり置き去りにしたりしたものの中」に価値を見いだし、樵夫として丸太を割りながら、ボートと相通ずる「心と筋肉を注意深く調和させること」のすばらしさに気づく。「四つ葉が見つからないのは、探す努力をやめちゃったときだよ」恋人はジョーがくれたクローバーを手元にラジオの実況に耳を傾けた。

口べたなポーカーフィスであり、記者から「この男の血管には、氷水が流れている」と評されるアル・ウルブリクソン・コーチも魅力的だが、イギリスから来たボート職人であるジョージ・ポーコックはそのさらに上をいく。ボートを単に「つくる」のではなく、「造形していた」というほうが正しいと評されるほど、彼のシェル艇はもはや芸術の域に達するほどの職人なのに、ちっとも気難しくなく、誠実で謙虚。そのくせボートの生き字引のような存在で、諸々のテクニックから勝敗の心理に至るまで深い洞察を持っている、ボート界の神のような男。

すでにアメリカでは評判を呼んで映画化も決定しているらしいが、ともすれば自由の国のアメリカの善良な若者たちが、自由の制限されたヒトラーのいる悪のドイツ帝国に挑むという安易な構図に陥ると、本書の魅力が半減する懸念を感じる。その意味で、日本語訳のタイトルにもう少し配慮があれば良かったと思われ残念。

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