紙の本
灰がキューピッド
2016/01/30 22:16
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆるツンデレ受けで、大人でちょっとムッツリな攻めが
とても上手な対応で受けを掌の上で可愛がりますが
ごくたまに、余裕がなくなって振り回されちゃうときもあるという、
攻めにも可愛いげのある話です。
受けは美形で女にもてるわ、仕事はできるわで、
しかも気が強くて意地っ張りな毒舌です。
最悪な出会いから恋に発展という王道展開ですが、
面白くてスルスル読めました♪
鹿児島が舞台の作品で、火山灰がキューピッドです。
この灰がキューピッドであり、受けの仕事にも絡み
全編で実に良い味出してますし、噴火や降灰の話自体がとても面白い。
鹿児島に行ってみたくなりました。
紙の本
甘い…!
2017/02/20 22:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中馬の甘さと言ったら!
素敵でした!
フラフラ遊んでたかに思えていた久我山の気遣いや優しさに温かい気持ちになりました。穂波さんのイラストも最高でした!
電子書籍
桜島萌え
2018/10/02 12:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきに現実の鹿児島ではないとのお断りがありましたが、これから当分は鹿児島を思い出す度に連動して萌え滾りそうです!最初は可愛いげがなかった誉が、いつの間にか成長して…それにもホロリ。
紙の本
鹿児島!
2016/11/29 16:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜島付近での生活って、こんななんだぁ、と、興味を持って読みました。
ちょっと、コメディ要素もあり、泣けるとまではいかなくても、切ないところもありで、楽しく読めました。
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順風満帆で生きてきた大手広告代理店に勤める久我山が、あるトラブルのせいで鹿児島の支局に左遷されることから始まる活火山ラブ。
久我山がとても口が悪くてハラハラさせられます。誰でも心に抱くような愚痴だけど、それを口にしてしまうことで久我山は悪く思われてしまう、損な性格です。
口が災いしてバスの乗客の男とトラブルになる久我山に、おおいに心配させられてしまいました。
根は優しくてお人よしなのに、毒舌のせいで失敗続き。そんな久我山にあれこれ構ってきて、なにかと面倒も見てくれる器の大きいお隣さんが、バスで最悪の出会いを果たした中馬です。
意地を張って中馬には反発したり毒を吐く久我山も、さすがに自然の脅威にだけは勝てなかったのが面白かったです。で、仕方なく嫌いなお隣さんに頼ってしまって…という、このあたりの描き方がほんとに上手くて引きつけられました。
イヤだと思っていた火山灰が、次第に自分にとって大切な意味あるものとなっていく経緯に、心がじんわりとします。桜島に対する思いが中馬に対する想いとオーバーラップしていて、感動的。
中馬がとても寛容で魅力的な攻でした。単にやさしいのではなくて、ちょっとイジワルなところもぐっときました。
オトナな中馬のせいで、いっそう久我山が子供っぽく見えてしまうのも面白かったです。中馬もまた完璧な男ではなく、言葉が過ぎる久我山とは対照的に、言葉が全然足りないんですよね。
まあ、二人でちょうど良いバランスになるのかもしれません。
エロ的にもすごくよかったです。あれです、鼻持ちならない受がベッドですっかりかわいく調教されてしまうギャップ萌えww
砂原センセはこういうエロがものすごく上手くて、超好みです。
お仕事ものとしても左遷で他所に来たという気持ちの強かった久我山が、ここに根を下ろして勝負をかける決意をするまでの様子が力強く迫ってきます。
人助けで貧乏くじを引いてしまった久我山が幸せをつかむ姿に、心から良かったねと言いたくなります。
頑張ったら必ずいいことがあるんだよ、って思えるやさしさあふれる恋物語でした。穂波ゆきねセンセのイラストもストーリーにぴったりでうっとりです!とても萌えました。
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▼あらすじ
大手広告代理店のクリエイティブ・ディレクターとして、社内でも出世頭だった久我山。
ところが社内スキャンダルに巻き込まれて、鹿児島の一営業所に左遷!?
仕事も土地もローカル一色でふてくされる久我山だけど、隣人で医者の中馬が、なぜか親切に世話を焼いてくれて…!?
灰の降る地で咲いた恋の花
ワケあり医師×美人広告マンのご当地ラブストーリー!!
***
他のお話目当てでたまたま購入した『小説Chara vol.29』に載っていたお話で、何か面白そうだな〜と思って読んでみたら鹿児島に夢を抱いてしまうほどドハマりしてしまい、こうして一冊の本になる日をずっと待ち詫びていました…!!
書き下ろしの『隣人とラブストーリー』を含め、取り立てて派手な事は起きないんですが、ストーリーの展開の仕方が上手く、会話のテンポも非情に良いので最後まで楽しく読む事が出来ました。
最悪な出逢いから始まり、それから親密になるまでの過程や、喧嘩から仲直りまでの流れも丁寧に描かれている為、お話がストンと違和感なく心の中に入ってきます。
甘々、ほのぼの、シリアス、エロ。これらのバランスが個人的には丁度良く感じられ、物足りないと思う事もなかったです。
特に爽やかな雰囲気で終わったラストが凄く印象的で良かったです。
仕事や恋愛の問題もラストで一気に片付けるんじゃなくてちゃんと時間をかけて解決させているので説得力がありますし、読み終わってこんなに爽やかな気分になった小説は久し振りでした。
個人的には非のつけどころがない作品だと思いますが、強いて言うなら受けの性格がちょっとな〜と思う部分は多々ありました(笑)
特に鹿児島県民の方に失礼じゃないかと読んでるこっちが心配するほど口が悪かったりする部分もあるので、好き嫌いは分かれそうな受けだな、と…(笑)
それに引き換え攻めの包容力の高いこと高いこと…!
しかも普段は紳士で、ベッドの上ではちょっぴり変態っていう…!素敵やー!!(笑)
穂波ゆきね先生のイラストも作品の雰囲気に合っていて凄く素敵でした…!
お気に入りの一冊。文句無しの★5です!!
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雑誌掲載時に読んで、穂波さんのイラストも相まって誉の嫌味な性格がかわいらしく読めました。
その後のお話が気になって、文庫も買っちゃいました。
鹿児島もどきから東京に戻るのか?と心配しましたが、ラブラブな二人でした。
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ツン受が苦手なので評価が辛いです。にも関わらず、ノンケ同士がくっつくようになっていく過程が自然で、自分のような苦手意識を持ったタイプでも面白く読むことができました。鹿児島の描写がしっかりしていて、読んでいると一度行ってみたくなること必至。
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医者×鹿児島に左遷のツンデレ
いまいち攻めが受けに惚れる過程が良くわからなかった…。受けは公然で人をホモ呼ばわりするし、猪突猛進型とはいえ、社会人とは思えない立ち居振舞い。付き合い後も、Hのときしか可愛げがないのでウーーーンと思ったり…というか、受けが普通に浮気しようとしていたことにびっくり。
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鹿児島に左遷されてきた広告マンと(あまのじゃく・受)そのお隣さんの医者(結婚してると思いきや…ないい男)
鹿児島民の桜島火山灰との日常的な戦いにへええ!てなる(一番の感想)。何故だろう、この方のお話読むと付属要素そんなにいらないなって思ってしまうこともしばしば…ノーマル同士の割にふつうにくっ付いたな?というのはどうしても気になってしまうの悪い癖かな…
挿絵穂波さんはやっぱりとてもすき!
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CMディレクターの久我山さんが、左遷された鹿児島で中馬(ちゅうま)さんと出会う物語。
最初は最悪な出会いをした2人の距離が、少しずつ縮まっていく過程が面白かったです。第一印象が良くない相手と、その後に仲良くなっていくことって、本来難しいと思うのです。でもこの2人は、気が付いたら近づいているって感じでした。きっと気が付かない根っこの部分で、お互いに好意があったんだろうなと思いました。
☆は、中馬さんの心の動きがイマイチわからなくて、久我山さんを好きな理由が理解しにくかったです。元々2人とも異性愛者なんだから、そんなに簡単に好きにならないだろうと思うので、好きになる過程にもう少し説得力がほしかったです。