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hontoレビュー

笑う月 改版(新潮文庫)

笑う月 改版 みんなのレビュー

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みんなのレビュー101件

みんなの評価3.9

評価内訳

101 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

オチがなくてもいいじゃない。

2015/09/13 17:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

安部公房の作品は、この中に入っている「鞄」から読み始めた。

独特の気味悪さは、夢が題材と言われれば妙にストンとおちる。
だって、「不思議の国のアリス」みたいだもの。
他愛もない物・あるいは他人にぎゅぅっとフォーカス…、というか執着した描き方は短編の方が息がつまらなくて好きだ。

個人的には、昼と夜のあわいだったり、時間軸がボカされた描写は想像力をかきたてるので好きなのだが、
この作家の作品が「怖い」という人の多くは、木造建築の木目や壁の染みがこっわい顔に見えたり、
絶妙な具合で壁にかかっている鏡や窓ガラスの屈折に壮大な恐怖体験を見出すタイプではと思う。(総じて、大病はしたことのない体の丈夫な人が多いのも特徴。)

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紙の本

夢のスケッチ

2002/07/29 23:02

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:boogie - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の夢を克明に書き綴った夢のスケッチ。
夢の不条理・超現実の世界を書き取ることで人間の心の奥深くを記述した著者の、他作品の萌芽がところどころにあり、安部文学生成の秘密を垣間見ることができる。もちろん他の作品を読まなくてもこれだけで楽しめる。
個人的には「公然の秘密」がとても印象に残った。

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紙の本

シュール

2002/10/23 12:41

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えど - この投稿者のレビュー一覧を見る

安部公房といえば『砂の女』を一番に思い出します。
環境に順応し、そのまま不満もなく暮し…、今では北朝鮮の拉致問題も頭をかすめます。私にとってかなりこわい作品でした。
続けて何作か読みましたが、どれもこれも怖いはなしでした。

しかし、笑う月は思わず笑ってしまいました。
とても可笑しい作品でした。決して明るく朗らかという作品ではありませんが、面白くあっという間に一冊を読み終わりました。

夢というのは可笑しいものなんですね。

しかし、いったいあの夢のスケッチは完全なノンフィクション(フィクションに決まっているのでこんな聞き方は可笑しいとおもいますが)なんでしょうか。
本当にあんな夢をみながら寝ていたんでしょうか。
御本人に聞いてみたいと思いました。

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2008/10/05 16:32

投稿元:ブクログ

 安部公房版「夢十夜」といった感じだろうか。題材が夢だけに、小説なのかエッセイなのか、曖昧なものが多く、話の中に登場してくる主人公が作者自身なのかそれとも架空の登場人物なのか、判然としないこともある。安部公房という著名な作家が、夢の中で無名性に埋没している。彼も彼の多くの作品の主人公同様、夢の中で名前の要らない人物になる。

2005/09/12 16:25

投稿元:ブクログ

新潮文庫『笑う月』に収録されてる「鞄」。
私は高校3年の現代文の教科書で読みました。この教科書とノートをいまだに取っておくくらい、この作品は、私にとって衝撃的なもので、とても印象に残っています。

とても短い作品で登場人物は2人だけ、ほとんどこの2人の会話しかありません。その短い中に潜んでいる、人間が自由を求めていながらも縋り続けているもの。それを見つけたときの衝撃は、授業の最後に書いた感想文の興奮っぷりが物語っていました。人生観を変えたと言っても過言ではない作品。

2008/06/10 17:38

投稿元:ブクログ

夢の話を集めた短編集。

安部公房のお話は、基本的に悪い夢をみているようなふわふわとしたものが多いが、実際に作者が見た夢を手掛かりに、それをいかに物語に反映させているかがよくわかる。

ただの夢の話、と考えるのはとんでもない。そこでは深い意識下での創作活動が行われているのである。
短編の一つ、「公然の秘密」にはこんな言葉がある。

「弱者への愛には、いつだって殺意がこめられている」

夢を考察すれば、それも創作になりえることがよくわかる。

2010/06/16 14:17

投稿元:ブクログ

「公然の秘密」という短編は
何度読んでもどういうわけか
涙が出てきます。

ストレッサーとなりうる話の筋
だからでしょうか。

他編も好きです。

2008/12/11 03:21

投稿元:ブクログ

安部公房の短編集。というか、創作メモ集という名の夢日記。この方の作品はどれも夢の中で起こるシュールレアリスムのような世界ですが、彼自身が作品のテーマを夢から生み出しているのですね!安部公房のファンで、作品の発想の裏側を知りたい方には面白いかも。何冊か彼の作品を読んだ人向け。

2006/04/22 14:49

投稿元:ブクログ

鞄くらいしか読んでないけどすごい奇妙な話。不思議な世界観をお持ちですごいなぁ!独特だ!まるまる一冊読んでみたいです

2006/05/18 03:11

投稿元:ブクログ

衝撃だった。生まれて初めて出会ったような印象を受けた本。とにかく凄い。日本文学がストーリー性として現実がひしひしと伝わる。マニア向けらしい。

2015/06/22 23:25

投稿元:ブクログ

スラスラって読めるもの、
ゾッとするもの、
淡々と進むが何とも言えない後味が残るもの、
「えっ?」と読み返したくなるもの(個人的には『自己犠牲』がそうでした)

エッセー・小説の間というのでしょうか。
安部公房ならでは、の独特な短編集です。

2007/11/20 00:52

投稿元:ブクログ

この本を読んで、夢日記をつけはじめました。
島田雅彦も夢日記について色々書いているけれど、ローリー寺西も、夢見工房(タカラ)で夢を操って王国を築いているけれど、この安部公房の夢の世界もかなり凄い。

2007/03/20 21:25

投稿元:ブクログ

どこにもなくてどうしようかと思っていたら学校の図書室にありましたって本。不思議な感じ。笑う月と表紙がかわいい

2006/10/28 11:38

投稿元:ブクログ

他の作品を読んでいないと理解の浅くなってしまう話もありますが、教科書にも載っている『鞄』など、短いのに深く考えさせられる作品は魅力的です。

2006/12/13 01:29

投稿元:ブクログ

「夢」をテーマに書き綴られた短編小説集です。中でも「鞄」は私が安部公房を知った大切な作品でもあり、また私が編集長となって活動している「鞄文学」の由来でもあります。安部公房初心者にはまずこれを読んでもらいたいです。

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