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みんなのレビュー2件

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評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

2016/03/14 23:35

投稿元:ブクログ

過去400年金融危機の歴史について経緯を詳述し、そのメカニズムについて説明した書。具体的には、信用供給増加→経済の好転→楽観論の台頭→資産価格の上昇→消費の増大→投資の増大→陶酔感の蔓延→バブルのピーク→バブルの破裂という道筋を辿るようだ。特に目から鱗が落ちるというわけではないが、数々の事例を説明されると、説得力がある。ただ、近年の日本の状況を見ると、信用供給の増大にもかかわらず、一時的な経済の好転、資産価格の上昇があっても、消費の増大につながっていないのは何か別の説明が必要な気もする。

2017/01/02 02:19

投稿元:ブクログ

2014年(原著6版、事実上の補訂版の訳本)刊。著者故キンドルバーガーは元マサチューセッツ工科大学教授、アリバーはシカゴ大学名誉教授。

 バブル発生と崩壊は銀行制度の普及時から不可避的に生まれる経済現象か、そんなふうに思わせるほど、世界中でいつの時代にも起こってきた。
 本書の数多ある経済史的事件から感得できるこの事実や、バブル崩壊頻出を解説する書は、平成バブル崩壊から拓銀・山一・各長信銀破綻の時期以降、それこそ数多刊行済み(幾つかは読破済)である。
 そういう意味で、29年大恐慌、米貯蓄貸付組合破綻、平成バブル崩壊。あるいはチューリップバブルなど、史的なバブル崩壊史はそれほど新味ではない。

 ただし、本書は、かかる歴史上のバブル崩壊事案における、市中銀行や中央銀行、あるいは国際間協調や逆の反発、さらには世界銀行やIMF等の国際機関の果たした(果たさなかった)役割を史的事実を含めて説明し、他書に見ない叙述もある。

 防止策も触れるが、本書はオーストラリア学派に近く、個人的には賛同できないところではある。
 が、先の長所を見れば読む価値は十分あると思える一書といえる。

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