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ミミズとか都々逸とかタイルとか力士とか、守備範囲外ばかりでどうするよと思ったが、ペットとかソロバンとか、やっぱり興味ないよー。しかも古い本が多くて、図書館の検索システムで引っかからない(涙)
中島敦・氷上英廣・軍事勝義の話、宮本常一の「はきものとのりもの」が良かった。
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ドイツ文学者でエッセイストの池内紀(おさむ)さんの「戦争よりも本がいい」(2014.11)、タイトル、確かに(^-^) 129冊の本の紹介とコメントです。馴染みのない本、昔の本、専門的な本が多いですが、著者の造詣の深さだと思います。あらゆるジャンルの本が紹介され、私も読みたい本が10冊ありました。木下謙次郎「美味求真」、寺山修司「日本童謡詩集」、バーバラ・レヴィ「パリの断頭台」、大木卓「猫の民俗学」、いしもりよしひこ「うちの近所のいきものたち」、菅原光二「スズメ」、渋沢龍彦「夢のかたち」など。420頁です
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すごいタイトルだが、表立って戦争批判をする本ではない。こんな本があるよ、という本の紹介本。戦争より本がいいなんて、誰だってそう思う、と思ったら大間違い。「美しい国」なんてわかったようなきれいな言葉が氾濫するようになって、言葉の下半身が失われてしまったと嘆く。
読んだことのない本が次々に紹介され、それだけで心躍るのに、本と自分の考えをうまいことミックスしている。どちらかばかりになると、やっぱりつまらないからね。
すべての本は読み手との関係から成り立ち、読み手の状況しだいで評価は変わる。
あたり前だけど、何か絶対的なものだと思っている人がいる。否。
ひとつの本からいろいろな本に、そして世界に行ける本。