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娘と私(ちくま文庫)

娘と私 みんなのレビュー

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

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4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

娘と私

2015/09/26 00:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさちえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

獅子文六は、戦中戦後の大衆小説作家としては抜群に面白いです。本作品は昭和28年1月から31年5月にかけて執筆されたものですが(昨年購入した獅子文六全集に記載されていました)、NHK朝の連続テレビ小説の第1作(昭和36年4月から翌年3月)で放映されたとおり、人気小説だったようです(私はまだ生まれていませんでした。私は昭和40年代前半の中学生時代に最初に読みました)。フランス人の先妻との間に生まれた娘(麻里)の成長を見守る、昭和初期から戦後を回想したご本人の自叙伝です。細かい内容は読んでのお楽しみですが、苦労話も含めてユーモアたっぷりの獅子文六文学を堪能できます。併せてお勧めは「悦っちゃん」(執筆は「娘と私」より前ですが、元ネタは「娘と私」)で、感動的なラストです。獅子文六作品は、最近復刻でいくつか出版されています。獅子文六はユーモア作家とされていますが、近年の殺伐とした世相傾向の中で求められて復刻されているように思います。hontoのHPで現在出てくるのは本書「娘と私」以外に「てんやわんや」「コーヒーと恋愛 」「七時間半」「食味歳時記」「大番」「ちんちん電車」「海軍随筆」等です。もっともっと復刻して欲しいです。ちなみに「悦っちゃん」はまだ復刻されていません。平成18年にフランス語で翻訳・出版された「自由学校」も見当たりません。「獅子文六の二つの昭和 (牧村健一郎著、朝日選書)」もお勧めです。

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2015/02/09 17:35

投稿元:ブクログ

この小説は 1953年から1956年にかけて雑誌に連載された小説。今読んでみると昭和の小説でありながら現代小説ではなく、かといって古典でもない。この半世紀の間に日本の価値観や文化が著しく変化したということに驚かされた。
ほとんど著者の自伝的小説といえる作品。昭和初期にフランス人との国際結婚で得た一人娘を母親の死によって男手で育てていく。またその途中から再婚して娘にとっての新しい母親を迎え、家族を形成していく姿、そして娘の結婚までを描いている。
この時代の中流家庭がどのような生活をし、また第二次世界大戦をどのように受け止めていたかを実感できた。私自身、戦争は知らないが市井の人々はアメリカとの開戦まではそれほど切迫感や暗さはあまりなく、日常を淡々と過ごしていたのだと感じた。
また男女の関係は今この小説のような表現や内容では男尊女卑と言われそうな書き方をしている。それだけ、男女平等という関係が変化していったのだろう。若い人が読めば、私以上にその変化に驚かされるだろう。
ただ、表現や行動等は今とは違っても、父が娘を思う気持ちは変わりない。あの時代に国際結婚で生まれたハーフの子ども、しかも母親を幼いときに亡くし、新しい母親を迎えるまでの数年は本当に著者にとっては親鳥が雛を守るように必死に育てたという感覚がその行間にあふれている。
昭和初期の普通の家庭の日常や価値観を知ることが出来る作品だ。

2015/02/23 16:51

投稿元:ブクログ

前半の部分は獅子文六とは何と身勝手な男だろうと思って読んでいました。
でも話は最初から興味深くて引き込まれて行きました。

読み進むうちに獅子文六の娘に対する深い愛情があふれている事が分かってきます。

獅子文六が結婚という制度に向いてないことや、
子育ても出来る事なら放棄したいという気持ちを持ちながら後半では立派に娘を嫁に出し終えてほっとしているが少し寂しい気持ち等が素直に書かれていて、好感が持てました。

獅子文六の生き方も素敵でした。
もっと早くこの小説を読んでいたら男心が理解出来たかも知れません。

この本を読むのに10日間もかかりました。
少し長いですが、毎日サクサクと読め、私的には久しぶりのヒット作で面白かったです。

2015/02/26 11:46

投稿元:ブクログ

【装幀・デザイン】
宇都宮美鈴  河村怜
【あらすじ】
文豪、獅子文六が「人間」としても「作家」としても激動の時を過ごした昭和初期から戦後を回想し、深い家族愛から綴られた自伝小説の傑作。亡き妻に捧げられたこの作品は、母を失った病弱な愛娘の成長を見届ける父親としての眼差し、作家としての苦難の時代を支え、継娘を育てあげ世を去った妻への愛、そしてそれらを全て受け止める一人の人間の大きな物語である。

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