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いつか来た町

いつか来た町 みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

2017/05/12 18:28

投稿元:ブクログ

+++
町を好きになることは、恋をすることに似ている――。
風が運んできた香り、ふと目にした風景、耳に入ってきた会話、あの日の舌の記憶……。歌壇を牽引する一人であり、心の琴線に触れる言葉を紡いできた著者が、25の町の表情を五感で綴った随想集。まるで、著者と一緒に町を歩いているような気持ちになれる珠玉の25篇を収録する。
本書に登場するのは、山形/松山/名古屋/遠野/下北沢/京都/大森/入谷/紀伊田辺/神保町/立川/仙台/銀座/吉祥寺/池袋/表参道/新宿/御茶ノ水/江古田/有明/青森/パリ/高幡不動/横浜/福岡。
歌人ならではの独特の視点で切り取られた何気ない日常のひとコマは、あたたかく、せつなく、時に妖しく感じられ、あなたの知らない“もうひとつ町の顔"を見せてくれるはず。
+++

なによりまず、それぞれの町の紹介の仕方が特徴的である。直接的に表すのではなく、町の由来や風物などに事寄せて語るうちに自然にどこの町かが判っていくという趣向である。なるほど、と思わされることも多く、それだけでも次の町のことが愉しみになる。さらに、語られるエピソードが、著者の子どもの頃の思い出だったり、過去の体験だったリ、感じたことだったりするのだが、そのどれもが趣に富んでいて惹きこまれる。著者の目線でその街を歩いている心地になれる一冊である。

2014/12/03 11:21

投稿元:ブクログ

初の東直子さん。

穂村弘さんが好きで、そこから。

静かなのだけれどリズムがあって気持いい。

自分の記憶の引出しから、ぽろぽろと色んな物が溢れて、すぐに回想が始まり、意識が本から離れてしまい、読了まで時間がかかった。

ことばの神様。

幸せな読書だった。

2014/12/06 22:31

投稿元:ブクログ

歌人・東直子の町のエッセイ。
読み始めてすぐにどこなのかは分からない。
どこか分かると、ああ、あそこの店の事だ、とか知っている町だと、ニンマリしてしまう。
歌人らしい表現や知識は楽しい。

2015/05/04 10:39

投稿元:ブクログ

神保町、銀座、吉祥寺、立川など25の街を東直子さんの感性で綴ったエッセイ集。街の歴史や文学作品やマンガから引用して語られる街は通い慣れた街でも違って感じられてまた訪れたくなりました。優しいタッチの挿絵も良かったです。

2015/07/22 10:12

投稿元:ブクログ

東さんのエッセイは初読み。小説を読んだときに感じた、彼女独特の浮遊感が漂い、現在と過去を自由に行き来している感覚に捉われた。
「町」をテーマに紡がれた25のエッセイは、タイトルが全て漢字二文字で(木霊、流転、循環、風信、補色、昇降、などなど…)読み始めすぐにはどの土地のことかはわからない。東さんがその地を訪れたエピソードから連想されたこと、その地の歴史や今が数珠のように繋がれ、とりとめのない一つ一つがゆるく重なって語られていくのが心地よく、さて次はどの土地が出てくるのかな?と読み進めるのが楽しみだった。その地にふさわしい短歌や俳句も随所に織り込まれているのも東さんらしい。
幼い頃から各地を転々とし、故郷と呼べる地がないという東さん。だからだろうか、転々と移動してきた町を愛おしむように見つめる視線がやわらかく優しい。神保町、池袋、表参道、下北沢、横浜、遠野、青森、松山、京都、パリ…。首都圏から地方、海外まで。知ってる町も知らない町も、新鮮さと懐かしさが混じり合い、改めてその土地の魅力を再認識する。
個人的には仙台を取り上げてくれたことが嬉しかった。仙台文学館初代館長の井上ひさしが脚本を担当した「ひょっこりひょうたん島」、あの島は死んだ子供たちのユートピアの世界だったということを今更だが初めて知った。このエピソードと震災を絡めた文章がさり気なく優しく、いつまでも生々しい傷をそっと撫でてくれたようで、読んでいてぼたぼたと涙が落ちた。別に泣かせようとする文ではないのに、涙腺が崩壊してしまった自分にびっくりするほど。
「私たちは、偶然生きているのだと思う。偶然生まれて、偶然死なずに今も生き続けていて、偶然出会えたのだ。偶然は、ものすごい力で私たちを引き合わせ、ときを経て必然となる。」
本書で素敵だなと思った文章はたくさんあったのだけど、この「来歴」(仙台篇)の文章がとても好きで、引用してみました。味わい深い一冊に出会えてよかったです。

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