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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.0

評価内訳

14 件中 1 件~ 14 件を表示

紙の本

今回はパガニーニですよ!

2015/08/24 17:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ef - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヴァイオリン職人のジャンニを探偵役とするシリーズ第2作目の作品です。
 ご存知のとおり、パガニーニは18世紀から19世紀にかけて活躍した、超絶技巧で名高いイタリアのヴァイオリニストですが、今回のお話は、彼が愛用したとされるグァルネリ・”デル・ジェス”、別名「大砲」の異名を取る銘機のヴァイオリンが、ジャンニのもとに修理のために届けられたことから始まります。

 このヴァイオリンは、いつもはジェノヴァ市の市庁舎に保管されているのですが、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールの優勝者には、副賞の一部として貸し与えられ、演奏することが許されているというものでした。
 今回、コンクールに優勝したのは、まだ若いエフゲニーという演奏家だったのですが、このヴァイオリンを使って練習していたところ、誤ってぶつけてしまったらしく、以来、異音がするので、その夜のコンサートまでに大至急修理して欲しいとの依頼でした。

 ジャンニがうまく修理をしてあげたことから、エフゲニーとも親しくなり、彼を招いて友人同士で弦楽四重奏を楽しむなどの機会も得ることができました。
 ところで、エフゲニーにはいつも母親がべったりと張り付いているんですね。
 すべては母親の言いなりになっていました。
 エフゲニーだってもう子供ではないというのに、母親の決めたことが絶対という生活を強いられていたのです。

 そうこうしているうちに第1の殺人事件が発生します。
 それと前後して、エフゲニーも行方不明になってしまうのです。
 今回のお話は、殺人事件の捜査とエフゲニーの捜索が絡み合う展開となります。

 このシリーズは、普通のミステリのように殺人事件などの謎解きを楽しむというよりは(それももちろんありますが)、むしろ歴史的な謎(今回はパガニーニにまつわる謎です。ロッシーニも登場しますよ)を解き明かしていくところに独特の面白さがあるんですね。
 パガニーニが贈られたというモーセが描かれた黄金の箱と、その中に入っていたと思われる小さなヴァイオリンの行方がその謎になりますし、また、パガニーニが作曲したと思われる幻の曲の行方も絡んできます。
 大変上質なミステリではないでしょうか。

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紙の本

豊かで贅沢な音楽ミステリー

2015/08/09 22:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヴァイオリン職人のジャンニは60代半ば。ミラノ郊外のクレモナという小さな田舎町に一人住んで、ヴァイオリンの製作と修復を生業にしている。ストラディヴァリにまつわる事件と、その歴史上の謎に迫った前作に続く第二作目。

ある日、電話で修復の依頼が入り、当日に持ち込まれることになった一本のヴァイオリンは、かのパガニーニが愛用したグアルネリの名器、その名も「イル・カノーネ(大砲)」。推定価格二千万ユーロ(?)とかいう世紀の名器だ。
ジャンニの住む片田舎の一軒家に、これが演奏家とその取り巻きと護衛に警察がついて、物々しい6台車列の護送艦隊(?)とともに登場。しかしこのグァルネリの名器を携えた、ロシアの若き天才ヴァイオリニストエフゲニーは、実生活では母の影におびえる実に気の弱い青年だ。その青年の気持ちをほぐし、温かな交友を持つジャンニ。

その後、殺人事件が起こる。同時に天才ヴァイオリニストのエフゲニーは謎の失踪。背景にはパガニーニとその愛人の秘められた物語が絡むらしい。愛人はナポレオンの妹で女公でもあった。彼女が恋人に愛を込めて贈った宝物と、お返しにパガニーニが送ったと思しき未発見の小曲の行方。そこに殺人事件が絡み合いながらストーリーが展開していく。はたしてエフゲニーは犯罪とどうかかわっているのか・・・?

まずは冒頭の名器登場で思わず大笑いして、すっかり話に掴まれてしまった。行間から様々な音楽が、豊かに流れてくるような感覚も相変わらず。
ジャンニは前作で経済学者のマルゲリータと穏やかな関係を育み始めるのだが、この二人の静かな会話もよい。
全体に静かで穏やかな語り口なのだが、ストーリーテリングはよどみなく、一気に読み耽らせてくれる。多少飛躍したように思える筋もあるのだが、この際そんなもんどうでもいいなと思えるくらい、登場人物や背景が魅力的な話だ。

ちなみに新作の状況を調べてみたら、まだ続編は出ていない由。次を首を長くして待とうと思う。
最新作では本シリーズと打って変わって、1910年代のニューオーリンズとその頃のジャズを背景にしたミステリーもあるとかで、こっちも楽しみな一作。
どっちでもいいから早く出ないかな♪

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2015/09/07 20:27

投稿元:ブクログ

ヴァイオリン職人が探偵役のミステリ、シリーズ2作目。
ヴァイオリンをめぐる事件や、音楽がらみの薀蓄が新鮮でした。

初老のジャンニ・カスティリョーネは、名ヴァイオリン職人。
200年前に活躍した天才ヴァイオリニスト、パガニーニが愛用した名器が修理のために持ち込まれます。
コンサートを前にした若きヴァイオリニストとのふとした出会いに、父親めいた感情を抱くジャンニ。

ジャンニも知るディーラーが事件に逢い、金庫には黄金のヴァイオリンが残されていた。
友人のクレモナ警察の刑事アントニオに協力を依頼されたジャンニは、事情を調べ始めます。
若い友人のアントニオは、ジャンニの薀蓄と推理を頼りにしているんですね。
枯れた雰囲気のジャンニですが、一人暮らしでも料理はてきぱきと。しかも実は知的な美女と、大人の関係に。
さすが、イタリア☆

パガニーニのパトロンだった女公エリーザは、ナポレオンの妹。悪魔のような才能に溢れたパガニーニの、きらびやかだが不安定だった生涯。
心の交流がうかがえる歴史の一こまに思い馳せたり。
渋いようで、味わい深い、なかなかの佳作でした。

2016/01/24 06:35

投稿元:ブクログ

イタリアのミステリにしては癖がなくてスンナリ読めると思ったら、作者はイギリス人でした。音楽に関する蘊蓄も楽しいし、主人公がチャーミング。

2016/08/28 15:10

投稿元:ブクログ

 ヴァイオリン職人が歴史上の演奏家と名器の秘密を解き明かす、音楽ミステリ第2弾。
 今回は、“悪魔のヴァイオリニスト”ことニコロ・パガニーニと『黄金の箱』の謎を追う。
 相棒役の若き刑事とのやりとりも、相変わらずテンポ良い。
 虚実を織り交ぜた事件は知的好奇心を擽られ、歴史ミステリとしても楽しめる。

2017/05/01 18:03

投稿元:ブクログ

ヴァイオリンを始めたのをきっかけに手に取った一冊。
殺人にまつわるミステリ部分より、その周辺のお話である、破天荒なパガニーニの人生のエトセトラや、ロッシーニの妻の話にひかれた。
クラシック界の過去の偉人も人間なんだなと思える。

2014/11/29 14:33

投稿元:ブクログ

シリーズ2作目!前作は幻のストラディヴァリの謎でしたが、今回はヴァイオリンそのものではなく、悪魔的ヴァイオリニスト・パガニーニの人生の謎が絡んできます。
そして、当時のヨーロッパの有名な王族階級の人々の人生も絡まり、歴史ミステリの要素も満載! もちろん名ヴァイオリン、パガニーニ使用のグァルネリ「大砲=イル・カノーネ」も登場します! そして殺人事件も!
ジャンニとアントニオが殺人事件の謎を追うのと同時に音楽や楽器に関する謎も解けてゆく…という前作のスタイルは変わらないので、安心して楽しめました。
クラシック音楽好き、ヴァイオリン好き、そして西洋史好きの私にはもうドンピシャ♪な内容です。
3作目のアナウンスはありませんでしたが、出たらまた読みたいなあと思います。 

2014/12/12 23:22

投稿元:ブクログ

ヴァイオリン職人のジャンニがパガニーニ愛用の名器を修理する栄誉に浴した翌日、美術品ディーラーの撲殺死体が発見される。
さらに新進気鋭のヴァイオリニスとが失踪し…。

ヴァイオリンに関する知識がなくても楽しめるシリーズ。
ジャンニ爺さんが元気でがんばっていて楽しい。
読後感がいいのも⚪︎
そして読んだ後シンプルなパスタが食べたくなってくるw

2016/01/04 12:29

投稿元:ブクログ

シリーズ2作目。相変わらず読みやすい文体で話もヴァイオリンのうんちくも含め面白い。ただ1作目に比べインパクトに欠けるかな。次作が出れば読みたい。

2015/04/14 20:31

投稿元:ブクログ

『ヴァイオリン職人の探求と推理』に続くヴァイオリン職人が主人公のミステリー第2弾。殺人事件の謎解きよりも、作曲家や演奏家の私生活の話などの詳細な解説に興味をそそられる。

2015/02/13 13:19

投稿元:ブクログ

主人公がヴァイオリン職人だけにあり、ヴァイオリンについて、しっかり書かれている。音楽を読んでいるような感覚に陥った。

2016/09/04 14:10

投稿元:ブクログ

殺人事件の謎解きだけではなく、パガニーニの人柄や恋愛の一部についても知ることができる。おもしろかったけど、物語の始まりから、最初の殺人事件の発生が唐突でしばらくついて行けなかった。

2014/11/13 13:46

投稿元:ブクログ

名ヴァイオリン職人ジャンニのもとに、パガニーニ愛用の名器“大砲(イル・カノーネ)”が持ちこまれる。修理の翌日、美術品ディーラーの撲殺死体が発見された。彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けており、中にはエリーザという女性がパガニーニに宛てた古い手紙があった。これは事件解明の手がかりなのか? 名職人にして名探偵が“悪魔のヴァイオリニスト”をめぐる壮大な歴史の謎に挑む! 解説=青柳いづみこ

2015/08/04 07:59

投稿元:ブクログ

イギリスの作家ポール・アダム、2009年発表の小説。初老のイタリア人ヴァイオリン職人が主人公の歴史ミステリー2作目。前作より物語としての面白さは大きく劣り、ちょっとがっかり。蘊蓄は相変わらず興味深いですが。

今作は18~19世紀に活躍した天才ヴァイオリニスト、パガニーニにまつわる秘宝探しのお話し。音楽家の人生を調べ、消えたお宝の行方を探すわけですが、しょうもない伝記的物語の羅列が多く、正直うんざりします。
何人かの伝記を切り貼りすることでうまいことお宝探しのストーリーを捻出した、ということなのかもしれません。
主人公周辺の魅力的なキャラたちも今作ではあまり生かされていないし、新たに登場した新人ヴァイオリニストをめぐる騒動もまたしょうもない話で・・・。

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