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hontoレビュー

魔道師の月(創元推理文庫)

魔道師の月 みんなのレビュー

文庫

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みんなのレビュー29件

みんなの評価4.5

評価内訳

29 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

好みに合います

2016/09/06 11:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:moco - この投稿者のレビュー一覧を見る

乾石さんの文体が、心に浸透してきて、肌に合います。

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2016/11/30 23:59

投稿元:ブクログ

「夜の写本師」に続く2作目。
同じシリーズで登場人物もダブりますが、続きというのとはちょっと違います。
若い魔道師二人の運命が帝国の危機に交錯し、さらに数百年前にまでさかのぼり絡み合う人々の物語。

コンスル帝国が繁栄を謳歌していた時代。
大地の魔道師のレイサンダーは、心のうちに闇を持たない半人前。
幸運の守りとして献上された<暗樹>が帝国を蝕んでいくとき、恐ろしいものだとはわかっても何をするすべもなく、城から逃げ出してしまう。
レイサンダーは追われる身に。

黒髪に緑の目で長身、という特徴がレイサンダーと似ていたキアルスは書物の魔道師。
心に深い傷を負い、衝動的に貴重な書物「タージの歌謡集」を燃やしてしまった。
レイサンダーと共に、不思議なタペストリーの中へと入っていくことになる‥

タペストリーに描かれているのは、かってコンスル帝国に侵略されて抵抗した人々。
一介の少年テイバドールが苦難を経て成長し、魔道師らの力添えを得て‥
古代を思わせる辺境の民人の暮らしに魅力があり、勇気ある決断を応援したくなります。

へたれの若者二人がこのタペストリーに学びながら、協力し合い、力を尽くしていく。
誰も見たことも聞いたこともない現象を、言葉の力だけでありありと描きあげていく筆力に感嘆しました。
結末は、それまでの濃厚さに比べると、急に終わる感じもなくはないですが。
希望の持てるシーンに、一気に風景が変わったところに自分も立っているような心地になりました☆

2015/06/12 19:34

投稿元:ブクログ

繁栄と平和を謳歌するコンスル帝国の皇帝のもとに、ある日献上された“幸運のお守り”〈暗樹〉―だがそれは禍々しく怖ろしい太古の闇であり、次第に帝国の中枢を蝕み始める。
余りにも強大なその闇を前にし、皇帝の甥ガウザス付の魔導師レイサンダーは宮廷から遁走した。
闇を持たぬ稀有な魔導師レイサンダー、書物の魔導師キアルス。
二人は人々を世界を破滅に導く太古の闇を退けることができるのか―
『夜の写本師』と舞台を同じくしたファンタジーシリーズ第二作。

もうちょっと詳細な地図付けてよ-!

自分にしかわからない、しかも対処の仕様もない圧倒的な悪意、なんて恐ろしすぎる…
若い魔導師にも、ちゃんとメンターがいたのが心強かった!
ソールなんて一見役立たずっぽいのに、あんな凄い役割をさらっと担ってくれて。流石に皇帝付きの魔術師!気力胆力半端ないわ-と感心しました。
物語中の大人が格好良いのが良いよね。一部頭堅くて古臭いのも居るには居るけど。
エブンは残念すぎました…
前作を大部分忘れてしまっていたので導入部でちょっと戸惑いましたが、直ぐに引き込まれて一気に読めました-
厳しいけど優しくもあり循環している世界が素敵でした。
シリーズ続刊の文庫化を待ちたいと思います!

.

2015/03/16 20:59

投稿元:ブクログ

なんかよくわからんかったな。笑
夜の写本師がすごい面白かったので読んでみました。
ちょっと頭の中で整理しきれず、ちょっとついていけませんでした。暗樹怖かった…

2016/03/21 16:13

投稿元:ブクログ

前々から思っていましたが、装丁が物語のイメージにぴったりです
イラストが物語を壊すのではなく支える、という感じ

2016/11/01 16:56

投稿元:ブクログ

ずっと紛失していたオーリエラント魔導師シリーズ1巻目の「夜の写本師」を発掘し再読したので、前から買って読んでいなかった2巻目の「魔導師の月」をようやく読破。

思えば「日本のファンタジー」を毛嫌いしていた僕がファンタジーを読み漁るようになったのは「夜の写本師」がきっかけだった。なので続編はとても楽しみにしていた。

そして、期待は裏切られた。

まず、この本は「夜の写本師」の続編ではなく、あくまで同シリーズの作品ということ。裏表紙を読めば分かるものの、何も読まずに本屋で即購入したのが勘違いの原因だった。
だが続編ではなくとも世界観は同じであり、共通するキャラクターも登場する。



今回の主人公の内一人は前作で主人公を(特に後半で)支え導いていた書物の魔導師キアルス(別名は一巻のネタバレになるため伏せる)。キアルスが大事な存在であるシルヴィアンを救えず失ったところから始まる。また、もう一人の主人公は闇を抱えない半端な魔導師レイサンダーは仕えていた帝国に贈り物として献上された“邪悪なもの”から逃げるところから始まる。

また、この小説は前作同様「過去の主人公」が存在する。そして、その過去を知り、二人が出会った時に“邪悪なもの”を解く光が生まれる。


前作の続編ではないと気付き失望したのは一瞬。
日本ファンタジー小説の中でも卓逸した作品となっている。
前作を読んでいない方にも読んだ方にもお勧めしたい。

2016/05/04 10:56

投稿元:ブクログ

三冊目。前二作品の自分が書いたレビューを読んでも、いまいちパッと思い出さなかったので、ていねいに書いておかなくては。


レイサンダーの名前は記憶しているのだけど、どこで出てきたんだろう?
闇を持たない魔術師。まあ、初っ端からラスボス闇樹相手に尻尾まいて逃げ出す。
んー。なんか、ハウルっぽい。

そして、本の魔術師キアルス。
こちらもいきなりいじけて、大事な大事な「タージの歌謡集」を火に変える失態。
二人とも、何やってんの?

とまあ、ここまでは二人の魔術師のヘタレっぷりを面白く読んでいるのだけど、タペストリーの魔力から遥かな過去、テイバドールの時代へ。
部族と帝国との争い、双子ちゃん魔術師の登場、病み姉アーチェ。うわー。燃える!
吟遊詩人の思わぬ攻撃力に、ちょっと見直しをかけた私でした。

まあね、後は二人の魔術師がそれぞれの成長を遂げるといえば簡単にまとめられてしまう(笑)

キアルスと奴隷少年エブンの会話が好き。
魔術師の資質を問い、それがないことに気落ちするエブンに向かって、キアルスは「自分の中にあるものを数える」ように諭す。
足が速いことや、教える力、努力家であること。
それらを持っていること、選択肢がたくさんあることを喜ぶように言う。

魔術というチートな力が渦巻く世界にあって、でも、己の手元を見よと言えるキアルスがいいな、と思った。

2016/06/08 09:30

投稿元:ブクログ

ソフトカバー版を既読。物語を読む楽しみがページ数の何倍も詰まっている作品だ。はじめて読んだとき、「夜の写本師」を読んだからこその感動であると理解したうえで、前作よりもこちらのほうを非常に気に入った。それはどちらの作品もだいすきだというのが大前提ではあったが、キアルスに魅了されたことがおおきかったかもしれない。この複雑な世界を構築しながらキャラクターにも魅力を持たせるということをやってのける作者には、みずから翻弄されたい気持ちにもなった。さいごにキアルスが得たものと、見上げた夜空の姿に胸がいっぱいになった。

2015/01/01 22:11

投稿元:ブクログ

壮大な、本当に壮大なストーリー。
登場人物の物語ではなく、歴史書を紐解くような、だからこそ微に入り細に入った描写は省かれ、濃密で重厚なのに淡々と物語は進む。

己の中に闇をもたない魔導士レイサンダー。「闇をもたない」ことが、長所ではなくむしろ短所であるように描かれているのが興味深い。そして、闇(暗樹)は押し戻すことはできても、決して滅ぼすことはできないのだということも。闇と光が裏表であることも。

読み始め当初は、キアルスの性格に戸惑ったけれど、なるほど、テイバドールの生涯の追体験とその後の長い長い時間によって彼もまた変わっていくのだ。この物語が終わった後、「夜の写本師」へたどりつくまでにも、本当に長い時を必要としたのだから。

この長い物語の行き着く果てはどこなのか。登場人物に入れ込むのではなく、時の流れの物語として、この先も追っていきたいと思う。

2015/09/19 10:13

投稿元:ブクログ

面白かった~
「太古の闇」というコワーイ物体を封じ込めるという話。
前作『夜の写本師』にちょこっと登場するクセの強い人物キアルス(書物の魔道師)のその後が描かれていますが、今回はある家の壁にあった「タペストリー」に織り込まれた古い時代の人々の物語が主役を張っています。
人の営みや想いがずっと繋がって続いてこの先もどこかに…という歴史の流れを感じられて、読んでいてとてもワクワクしました。

2016/10/09 22:17

投稿元:ブクログ

キアルスはあのキアルスなのよね。

まだまだ消化不良なので読み返しが必要だけれど、おもしろい!夢中で読んでいます。

2015/02/15 15:59

投稿元:ブクログ

散文詩みたいな表現を持て余しながらも、吸引力には逆らえず。
予想外の人物が退場したりするので「うわー!!」となった。

2014/11/27 22:42

投稿元:ブクログ

前作『夜の写本師』の前日譚であり後日譚でもある本作は、その密度の濃さといい、想像世界の豊穣さといい、前作にひけをとらない。
嗚呼ホント、こういうファンタジーを読みたかったのだ。

2016/02/21 14:24

投稿元:ブクログ

「静かにうちよせる波、ときおり響く海鳥の声、半日航路の対岸には帝国本土の連絡港ヂャイの町が白くへばりつき、空も海もイルモネス女神の美の錫杖にかきまわされて、冬でも菫青石(アイオライト)の底なしの青さだ。」

ページを開くとすぐに、こんな文章で書かれた美しい描写。
前作「夜の写本師」と同じ世界でありながら、時間軸が違い、これはその頃から1000年もの昔の話。さらに作中ではそこから400年もの昔にも旅立ちます。
ギデスディン魔法の創始者キアルスなどが登場し、その魔法の成り立ちもおもしろいし、若かりし頃の彼の未熟さもまた読み手にはたまらない。

あとがきにも「本書は前作に先立つ物語であると同時に後日談でもある」と書かれているとおり、どちらから読んでも支障はありません。

さて、壮大な大地、雄大な時間とともにとにかくスケールが大きくて、引き込まれます。何だか、神話を読んでいるような気分です。

この世界には通常に息づく魔道師ですが、その成り立ちが丁寧に書かれているのも魅力です。魔道師とはいえば、万能で何でもできるかのように思うけれど、決してそうではないということ、闇を引き受け、それでいて闇に飲み込まれないようにしないといけないということなどが綴られていますが、今作では「太古の闇」が登場することもあって、闇に思いを馳せることになった1冊でした。

魔道師はその生い立ちや才能から誕生するもののようですが、魔道師に限らず誰もが大なり小なりの闇を抱えて生きています。
誰かを妬むこと、呪うこと、復讐したいと思うこと、など闇の力を強めてしまう心の動きもあります。
私たちも闇を知ることで相手の闇に気付き、寄り添う優しさを手にしたりもしますが、一方で大きすぎる闇は自分を滅ぼします。時には無自覚に飲み込まれてしまうこともあるかもしれない。
人の業とも思える太古の闇は、退けることはできても滅ぼすことができない、というのも印象的でしたね。

これは確かに異世界ファンタジーで確立された世界観に酔いしれたりもするのですが、根底には人の業、人の持つ闇について綴られたもう1つのテーマがあるようにも感じています。
更にこのシリーズは続いているので、記憶が薄れる前に読んでいきたいと思います。

2015/05/02 11:11

投稿元:ブクログ

夜の写本師のシリーズ2作目。
魔法の世界や仕組みの細やかな描写が、筆者の魅力なのだと思います。でもそちらより、私はストーリーやキャラクターを重視。2作目でようやく広がりや深みが見えてきた気がするので、これからに期待します。

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