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みんなのレビュー64件

みんなの評価3.8

評価内訳

64 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

自分を人に委ねるとはどういう事か

2017/01/23 13:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「考える事を放棄するな」
この小説は私に警告をした。

自尊感情の低い主人公の徳山は現世に諦念を抱いた初美に居心地の良さを感じ惹かれ、初美の揺るがない姿勢に縋った結果、自分の意志で貫いてきた唯一の事を捨ててしまった。残ったのは初美となった自分だ。

生きながら消滅する事の辛さを忘れないよう、また度々読み返そうと思う。

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2014/10/31 01:16

投稿元:ブクログ

校正前バージョンでの感想です(ブクログ企画で頂いたモノです)

なかなかに面白かったです。
全体的に村上龍の様に余分な言葉が多く、オチのメールでは愛と幻想のファシズムを思い出しました。
選評にもあったように、冒頭を読むのがかなり苦痛です。
エッチシーンはエロかったですが、最初の時だけですかね。
後半はただの風景描写的に感じました。重要ではないからいいんでしょうけど。
面白いなと思ったのは、菅野や日浦との決別シーンですね。
決別後の1回だけのハッピーに対して、陰鬱とした雰囲気に包まれてしまうのもかなりいいです。
このあたりはほんと引きこまれました。
ただ、メール以降は若干蛇足かなと。
最後の徳山のセリフも、なんか雰囲気が違う感じで拍子抜けです。
人物関連だと、大体ろくな人出てきませんね。
主人公の徳山はイケメンなだけでダメな人ですし、初美も彼女にはしたくないタイプ(友達ならまだいいかもしれない)。
菅野は空気を読む気が無いのか読めないのか妬み始めるとうざいタイプ。
日浦はお山の大将、内場たちはその腰巾着。
形岡は比較的まともかなと思いましたが、空気読まずに前に進みたがるタイプですね。
冒頭がかなり苦痛でそこを抜けたら一気に面白くなるのですが、メールがらみ、在日の話と、微妙な空気がながれてそのまま終わってしまうのが本当に残念。
どうせなら決別後の陰鬱な空気のまま進んで欲しかったところです。
面白いことは面白いですが、人に薦めれるかというと、かなり選んで薦めなきゃいけない感じです。

2014/11/21 00:00

投稿元:ブクログ

献本企画にて。初美というキャラクターが強烈。
徳山に寄り添っていくようで本当は全く必要となんてしていないんだろうなあ。教祖となるのはこういう人間なのかもしれない。なんというか、思考から支配していく感じ。でも初美自身は無自覚なのかも。最後の「在日」発言は暗示を解くようだった、夢想の世界から現実に引きずり落とすような展開に驚嘆。
文章はとても読みやすくて、途中で長いと思ったけど、振り返るとセンテンスが明解でわかりやすい。何をどう書き換えたのか気になるから改稿版を読んでみたくなった。

2014/11/19 15:28

投稿元:ブクログ

献本企画で 戴いて
先程 読み終わりました。

読み始めて 暫くは 表現が私には合わなくて
ちょっと苛々したり もやもやしたりしました。
途中からは 慣れました。
こういうのは 言葉の認識とか使い方の
相性だと思うから 人によって感じ方は違うのかな
と 思います。

初美と徳山。
初美は 初めから 徳山と自分が
似ていると認識したと言っていて
勿論 そういう部分はあったのだろうけど
私は 元から似ていたというよりも 徳山は
初美の持つ 厭世的で説得力のある 世界観に
飲み込まれていったように感じました。

そして 飲み込まれてしまうことが
無理もないと思えるほどには
読んでいた私も 初美の世界観には
魅了されました。

終わりのほうの 形岡とのメールのやり取り。
形岡の言葉は 確かにとても偽善的で
非現実的だと私も思いました。

でも それでも初美の言葉は痛かった。

そんな言葉を向けなくても
形岡との関わりを
絶ってしまえばいいだけじゃないのか と思いました。

でもきっと 初美の言葉から
私が感じた痛みは
そして 受け取った形岡が感じただろう痛みは
きっと ずっとずっと長いこと
初美自身が感じ続けていた
痛みなんだろうと思いました。

なんだか 自分が一番
繊細だった時代を思い出しました。

2015/05/16 10:25

投稿元:ブクログ

第51回文藝賞受賞。
2浪中の徳山は、ナンバーワンキャバ嬢・初美から、携帯番号と「死にたくなったら電話して下さい。いつでも。」というメッセージを渡される。
彼女の膨大な「世界の残虐史」のコレクションと知識、厭世的な彼女の思考に徳山も影響され・・・。

目標も確固たる意思を持たない人間が、彼女の依存症になる話を描いた話というところか。あまりよくわからなかった。
初美がどういう人なのか、こちらのほうが気になった。
(図書館)

2014/11/19 01:46

投稿元:ブクログ

献本企画でいただきました。(はじめてでとてもうれしかった)

裏表紙にある『現代の「心中もの」登場!』というフレーズに、読後なるほどと思う。本文中にふたりが死んだという明確な記述はないけど、それを示唆する終わり方はしている。他者との関係がなくなっていくこと=関係性の喪失がふたりの死を表しているようにも思える。

他者とのつながりはこんなに大切なんですよ、と諭したいわけではないようだけど、肉体的な死だけが死ではないという一例を示しているような。

個人的には、自分に似ているキャラクターがいて読んでて恥ずかしくなったり「他人から見たらこういう風に思われるのか」と考えて落ち着かなかった。それだけ人物描写が巧みで、キャラクターの性格や思考回路、そこから繰り出されるセリフが現実味を帯びているということ。

ラスト数行は希望にもその逆にも読めるので、人によってどう解釈が違うのか気になるところ。

2016/03/01 22:21

投稿元:ブクログ

浪人生とキャバ嬢の破滅の愛。と書けばカッコ良いけど、ちょっとイカれたキャバ嬢に取り込まれた残念な浪人生が人生を棒にふる話し。

読みやすく、ストーリーも分かりやすいので、中盤くらいまでは、テンポよく読めたのですが…中身が…。
3浪人生の徳井は、居酒屋のバイト仲間と訪れた朝キャバでミミ(初美)と出会う。思考回路が少々崩壊気味の彼女との出会いが徳井の人生を蝕んで行く。
初美の正体、その思考回路の出処がはっきりしないままに終わる。
読後「なんやったと?」と、モヤッとした。笑

2015.02.29
今年の6冊目

2015/01/21 23:42

投稿元:ブクログ

最初、なんて魅力のない主人公なんだと感じた。怠惰を貫くわけでもないのにへらへらした雰囲気が漂う。そして初美の接客態度もあからさまに美人を鼻にかけているような気の強さでなんかいやだなーと思った(身長の低い美人がなんか苦手というのもあり)。でも形岡のパワハラ問題とかネズミ講の悠木とかのあたりで、あ、これ近親憎悪的な「いやだなー」だったんだと気づく。三浪してる男とインテリ風のキャバ嬢。初美は世界の残虐な歴史、みたいのとかがホラー映画とかが大好きで、そういうの好きな自分が変わっててカッコイイ風味がないのが私から見て初美の美点で、初美の世の中に対してのけんか腰な生活態度や言葉は割に普遍的なものだと思う。それをどの程度実生活に反映させるかで他者から見た”人間性”が決定づけられるのだろうけど。徳山の肝心なところでおっちょこちょいとか飲食店の仕事になじめないどんくささなんかは私そのものなんだけど、特に同情的な感情は起きず、徳山の爆発も初美の調教の成果にしか思えず、ただただこの小説自体が初美の産物であるかのような印象を持つ。小説嫌いな初美がこういう小説を動かすんだななんて要領の得ないことをだらだら考えつつ一気に読んでしまった。終わり方がものすごく格好良かったので評価が甘くなる。

2015/02/01 10:12

投稿元:ブクログ

浪人中の徳山はキャバクラで初美と出会う。
経済的に助けられ、徳山は初美と付き合いを深めていくことで次第に変わっていく。
「友達なんて、いりませんそんなもの。徳山さんには私がいますから」
初美の言うなにが本当でなにが嘘なのか。
すべてを納得できるわけではない。
そんなことはどうでも良いくらい徳山は彼女に惹かれる。
初美の持つ魅力的な絶望感にいつの間にか取り込まれている。

初美の詳しい人物描写もされず
彼女のことは最後までよく分からない。
でも、なぜか嫌いにはなれない。

2016/01/16 22:01

投稿元:ブクログ

怖ぁ、イイ女に好かれるとロクな事がないけど、ちょい羨ましいかも、、、 洗脳された事がないから、でも洗脳も気持ちが楽かもねぇー(ーー;)

2014/10/26 21:15

投稿元:ブクログ

選評にもあった通り冗長。悠木とのシーンなんかばっさりカットしてもいい。
でもその冗長さが主人公の思考のまとまりのなさを表しているのかも?

2014/11/18 00:42

投稿元:ブクログ

献本企画にていただきました。
選評の一つに「長い」というのがあったのだけどすごく同意してしまった。でも長いのに読ませる力はあり、好みの話ではなかった割にはしっかり最後まで読んでしまった。
何と言ったらいいんだろう、あらすじでは心中ものという風に書かれていたが、心中というよりは一人の人間が落ち行くさまを描いたというほうが合っている気がする。浪人生という立場の主人公がそれだけでも卑屈であるというのに、ある女性に会うことで彼女に縛られるように、或いは夢見るように、ねじれていくのが奇妙におかしい。されど本人に自覚はなく、本当に転落人生を送るというのは本人にとってはわからないのかもしれないと思うと怖かった。
自分でも段々憑りつかれるように彼女、初美を中心に世界が変わってしまうのは恋や愛というだけの盲信ではない。少しずつ毒を含ませるように、闇に落ちていくのが恐ろしい。
それと特に最後に希望として描いていた未来さえ取り払われてしまうあたりが容赦なく、ある意味下手に希望を残さなくてよい終わり方かもしれない。よい終わりではないけれど、変に明るいものやよい話にしてしまわなかったあたりは一筋ちゃんととおってて良かったと思う。

2015/03/26 22:14

投稿元:ブクログ

3浪生の徳山がキャバクラで出会ったキャバ嬢の初美から、「死にたくなったら電話してくださいとメモをもらう。
初美は、古今東西の残虐・殺人・猟奇・拷問・ホラーの書籍と知識を持ち、それを聞かせながら徳山を快楽に誘う。徳山は初美に溺れていき、友人から離れ、そして・・・

初美の非常に片寄った知識、説得力のある知性、美貌に引き寄せられる。

しかし、なぜ初美が徳山に近づいたのか、初美とはどういう人物か、は最後まで明かされない。
100万円がどうなったかの謎も明かされない。
二人の最後がどうなったかも描かれていない。

それも含めて、非常に強烈な印象を残し、力強い筆力を感じる。初美に、会ってみたい。

2014/10/31 15:28

投稿元:ブクログ

文藝賞受賞作サンプル版を頂いて。

テンポの良さと、人物描写の見事さに惹きこまれた。
暗いけれど、爽快。痛快。
『曽根崎心中』を知っていればさらに面白いし、知らなくても十分に楽しめる。
装丁(表紙)が好きな人はきっと、はまるのではないかと。

2014/11/09 13:47

投稿元:ブクログ

献本企画に当選して、読ませていただきました。

どんどんと「死」に近づいていく。それなのにそこまで暗い雰囲気はそこまでない。「不幸」と思っているようにもそこまで見えない。そんなところが余計に怖く感じてしまった。

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