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霖雨(PHP文芸文庫)

霖雨 みんなのレビュー

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.9

評価内訳

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12 件中 1 件~ 12 件を表示

電子書籍

生き様が良いです

2016/01/23 18:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美恵子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

天領であった日田で生きる人々。それぞれの生き様が、淡々と描かれている。
霖雨という題名のように全編を通して雨が降っている。川沿いの風景と雨の情景が浮かんでくる。

葉室さんの作品を読むと全くの悪人が出て来ない。始めは悪人に見えて、でも読み進むと様々な事情や感情が描かれていて中々に面白く深い。

日田の美しい風景と稟として生きる人々が良いです。

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2014/11/26 14:39

投稿元:ブクログ

全1巻。
九州の儒学者、広瀬淡窓の物語。

ああ。
ぽい。
今作を読む前に「冬姫」を読んだけど、
あっちは全然だった。
こっちはらしい。

大きなメリハリがある訳じゃないけど、
まさに表題の通り、
しっとり、じわじわ染みてくるような話。
生きていくことの哀しさが底に漂い続ける
藤沢周平っぽい葉室凛。
ちょい役だと思ってたやつが重要なキーマンだったり、
大塩平八郎と対比するアクセントだったりと、
構成もよくできてるなあと思った。
まあ、地味だけど。

自分はみちのく出身なので、
藤沢先生の暗く湿った感じは理解できるんだけど、
カラッと眩しい九州の人間が、
どうして藤沢先生と同じようなニオイをさせているのか、
改めて不思議に思った。

2015/01/19 20:11

投稿元:ブクログ

帯に書かれていた「凛として生きる」たとえ雨が降り続こうとも・・・この言葉に尽きる内容でした。
現在の大分県日田市に、江戸時代の私塾咸宜園の塾長淡窓とその弟で、稼業を継いだ九兵衛。
二人のそれぞれの生き方に感動します。
教育とはこうあるべきと思ったし、真摯に生きてみたくなる。

2015/01/25 18:28

投稿元:ブクログ

広瀬淡窓と久兵衛、私塾を営む兄と実業に生きる弟、降りかかる難題に懸命に対処するふたりの生き様が潔い。ときに保身に奔らんとする誘惑にかられたり、側に置いた使用人に思いを寄せた女性の面影を追ってしまったりと、兄弟の心の葛藤が人間臭さを醸し出しているのも面白い。

2016/01/28 09:30

投稿元:ブクログ

大塩平八郎の乱は知っていたけれど、それはあくまで歴史上の事実で、勉強で覚えただけでした。
その時代や、同じ時代の九州にある咸宜園が中心に描かれることで、リアルな人の心を見ることができました。
乱を起こした当人にとっては、それが義であるが、外側から見るとただの狂である。ということ。
千世の視点からも見ることができたので、女性の生き方や今の女性とも通じる部分、いろいろな感じ方ができました。
淡窓という実際に存在したけれども、よく知らなかった人を知ることができたのはとてもよかったです。

2016/06/22 15:51

投稿元:ブクログ

奢りなく、己を戒めながら…様々な雨が降りしきる中を、地道に一歩一歩進む兄弟。地味な展開ながらも教育者としての慈愛に満ちた一冊♪。

2015/01/09 14:28

投稿元:ブクログ

題名の「霖雨」とは、幾日も降り続く雨とのこと。
次々と襲い掛かる艱難辛苦を例えて。
しかし、雨に象徴されるように、しっとりと味わい深い作品。
作者は、大塩の乱と対比させることにより、一層主人公を際立たせる。淡窓はいう。
「・・・人の心を動かすのは、つまるところひとを生かしたいとの想いなのだ」
そして自らに言い聞かせる。
「・・・たとえ霖雨の中にあろうとも進むべき道を誤ってはなるまいと」
主人公の姿勢、生き方、見習いたい(無理かなあ笑)。

2016/10/05 07:01

投稿元:ブクログ

モヤモヤしてた気持ちをすっきりさせる読書として、ストイックに自分を鍛える登場人物が出てくる小説を読むってのがある。ダラダラしてたりウジウジしてたりする自分に対してカツを入れる処方薬みたいなもんなんだけど。
典型的なのはスペンサーシリーズ。ミステリー要素とかアクションも素晴らしいが、それらは全てカツ本(?)を引き立てる要素にすぎないというと言い過ぎか…

葉室麟の小説も、読後自分がすっきりしてるのが分かる。スペンサーシリーズとはまた違ったすっきりの仕方。スペンサーシリーズのそれよりももっと日本人にマッチしたストイックさと言えばいいか。無理なく心地よさが沁みてくる感じ。

本作もそういう葉室小説の要素はたっぷり詰まっていて、読めばすっきり心が洗われる。毎日のしんどさ苦労を頑張ってしのぎ、積み重ねることでじっくりじわじわと前に進む。雨の日を耐えて日々精進すれば、晴れの日が来る。そういう心意気を読んですっきりしないわけがない。

ただ、重要な登場人物である佳一郎・千世ってのが戴けない。彼らがいるから物語に波乱万丈さが加わることは十分わかっていても、どうもすっきりしない二人なので、こいつらさえいなければもっと清涼感あるのになぁ…とか思ってしまうのである。

ここまで言うたら、これはもう読者の勝手すぎるおせっかいになってしまうんだけども

2015/07/12 01:02

投稿元:ブクログ

天領日田で私塾を営む兄の広瀬淡窓と弟で家業を継いでいる久兵衛ですが、最初はどうも馴染めませんでした。いい人は清廉な生き方、難題をふっかけてくる人達がありきたりの嫌な奴にしか見えなかったからと思います。
でも読み進むにつれ、しっとりとした雨が沁みてくるように惹かれていったんですね。大塩平八郎の乱、そして幕末へと至る歴史を絡めながら、ぶれることなく生きていった兄弟、地味な物語ですけど心に残ります。
ラストでちょっと肩透かしを食った感じがしましたが。

2016/04/02 09:09

投稿元:ブクログ

日田の咸宜園で有名な広瀬淡窓とその弟を描いた本。
日田には縁があるが、咸宜園が有名な理由を知らなかったので図書館で借りて読んでみた。
優秀な人材を輩出した塾ではあるが、何が凄いかは描かれていない。
為政者からの圧力に苦しむ姿は、幕末の風雲児たちの物語とは大きく違う。
淡窓の弟、久兵衛が成し遂げた藩の財政改革や開墾事業だとドラマチックに描けただろうに。
だが、著者は敢えて淡々とした物語を書いている。
それは、巻末の広瀬勝貞大分県知事との対談で語られている。
「大塩平八郎は革命家で、革命はインパクトがありますが、社会に衝撃を与えるだけで荒廃と混乱しか生まないともいえる。衝撃を与えることは無駄ではないけれど、よりよい社会を作るためには社会の構成員である一人ひとりの意識を変え、育てていくことが大切なんです。性急に結果を求めるのではなく、辛抱することも必要」

『屠龍の技』とは、「荘子」の「列禦寇篇」にある、龍を殺す技を苦心の末に身につけても、実在しない龍に出会うはずもなく、役立てる機会がない技の謂いだ」

2016/06/06 18:19

投稿元:ブクログ

6月-2。3.0点。
儒学学校主催の主人公。弟が大きな商家、また学校の
主催後継。
地場の代官が、評判の良い学校を支配下に入れようと、
いろんな嫌がらせを。スパイも学校にいるし。
そこへ他藩からいわくありげな姉弟が。

まあまあ。

2014/12/05 00:00

投稿元:ブクログ

どうしてこんな主題にしたんだろう?
主人公の兄弟、兄の広瀬淡窓は幕末直前に私塾の中とはいえ身分制度を廃した先覚者とされているし、弟の博多屋久兵衛は干拓事業や藩の財政立て直しに「民衆のため」という信念を持って当たった人物として描かれています。なのに物語の主題は西国郡代の私塾・咸宜園へのちょっかいとその対応なのです。何か小さい。しかもそれにドロドロとした色恋沙汰まで絡ませて。
これが例えば弟・久兵衛の信念を主題に置いて、その伏線として兄の学識を置き、圭一郎と千世のゴタゴタを無くして千世一本に絞ってしまえば、随分すっきりとしかもスケールの大きな話になったように思います。

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