紙の本
藍色にまつわる人生ミステリー
2023/04/14 20:18
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
4人の女性がそれぞれ、藍色につながる人生のミステリーに翻弄されていく。それぞれがこれからも生きていく上で解決しなくては進めない「藍の謎」に翻弄(?)されながらも真実に到達し、ある決断をしていく。
生きていくことは、辛い真実がいいか、優しい嘘がいいかを選ぶ時が来る。主人公は辛い真実を優しさに変える力を持っていた、と思いました。
紙の本
四色の藍
2023/04/03 18:01
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
三ヶ月前に主人を殺された紫屋の環と兄の仇を追って江戸にやってきた伊織が東雲屋で出会う。環は主人殺しの下手人探し、伊織は兄の仇の新堀上総を追ってきたのであった。二人は協力者の女が二人とともに東雲屋の情報を探り始めるが・・・・・。
想像していた内容とは違いましたが、なかなか面白かったですね。まさか、獅子身中の虫がいたとは思いもよらなかったですね。内容的には満足でした。
紙の本
女だからこそ
2017/05/26 23:00
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の街で女4人が力を合わせて…と言いたいところだがそれぞれ抱えているものが違うから一心同体と言うわけじゃない。それでもちょっとでも希望を持てる方向へと歩いていく皆には女だからこその逞しさを感じた。
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藤沢周平のような清冽な雰囲気もない。和田竜のような奇想天外な内容でもない。
飯島和一のような内に秘めた熱い魂も感じられない。なのに面白い。
人情物でありながら、それだけに終わらないスリリングな展開も読み応えがある。
時代小説って、作者によっていかようにも雰囲気が変わるので、いろんな作家を読み比べているが、読まない作家は全く読まない。そんな中でまた一人読みたい作家が増えた。
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女四人で事件の真相を、それぞれ過去に秘めたことが
これだけどんでん返しは久しぶり
まあ、一応ハッピイエンドか?
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おもしろくて引き込まれました。意外な展開でびっくり。女4人の仇討ち。この時代に女だけでというところがまたいいです。ハッピーエンドとは言えないのかもしれないけれど、それなりにおさまってよかったです。男と女って難しい。
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最近、西條奈加作品ばかり読んでいます。いくつか読んだ中で共通するのは、いつも善と悪が単純なものでないところでしょうか。今回のはちょっと切ない終わり方だったかな。女性たちの強さが気持ち良いです。
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環、お唄、おくめ、伊織。四人は環の夫が殺された事件の真相を探っている。それぞれの係わり事に屈託を抱えながら。
それぞれの想いを持って。
真相が分った時、想いは乱れながらも一つの方向にむかっていく。四人ともが心安く過ごせますように
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2021/12/15
普通に面白い人情噺。
でもとびぬけてではなかった。
東雲屋をもうちょっと見せてくれたらとびぬけたかも。
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初めての西條奈加さんの作品。話自体はよくあるパターンだが、藍を巡る町人・商人中心の話から某藩の陰謀まで迫る展開は意外で十分に楽しめた。キャラの描写が非常に丁寧だと思う。強烈なキャラクターを描かなくても魅力が出ている作品は非常に好きだ。
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時代小説に慣れていないので、読み始めは抵抗のある文体でしたが、内容にだんだん引き込まれ途中からどんどん進みました。
どの登場人物の人柄もとてもいきいきと描かれているところにも引き込まれました。
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202207/真相は好みではなかったけど、登場人物達がみなキャラがたって生き生きと描かれていて楽しめた。
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#読了 様々な事情を抱えた女四人が、時にぶつかり合い、時に支え合って一つの目標に進んでいく。どの女性も魅力的だけれど、いまいち話に入り込めなかった。四人が探りをいれる敵役の東雲屋をもう少し詳しく描いてほしかったり、四人の掛け合いがもっと見たかったり、物足りない部分が少し多かったかな。
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紺屋の主人が殺害された事件の裏には、藩の有力者が糸を引く真相が隠されていた。
全く個性が異なる4人の女性の関係性が非常に好ましく、悲惨な事件が重なる割に雰囲気が暗くならず、むしろ微笑ましいのは作者のバランス感覚の為せる技か。
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江戸時代の話を読むと、昔はこの道を江戸の人も歩いていたんだよな〜とか想像して生活ができて楽しい。
登場人物たちもそれぞれ強い女性たちでみんな好きになった。