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ダンテの遺言

ダンテの遺言 みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.2

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

電子書籍

おもしろかったです

2015/01/12 20:35

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もち - この投稿者のレビュー一覧を見る

ガリレオ裁判のはなしから始まって、どこに終結していくのか最後まで読めない。
そのあと過去と現在が交互に描かれます。
ロダンが地獄の門を作成したのは、ほんとうは変えさせられた歴史のためだったの?複雑なのに、ぐいぐい読める。展開にスピード感があっておもしろかったです。

禁書なんてあったのか。どこまでが史実なのか、よくわからない。でもリアリティーあって怖いところもありました。自分はダンテとか詳しくないけど、楽しみました。

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2016/07/25 16:12

投稿元:ブクログ

イタリアの国民文学であるダンテの『神曲』。現存しないとされていた直筆原稿が実は存在しており、現在に伝わる内容は改竄されていたものだったことがわかる。

もし実際に『神曲』の原稿が発見されたら、この小説のように本当は内容が違うかもしれない。原稿が残っていない古典作品は全てそう言えるかも。こういうのは考え出すとワクワクする。
キリスト教、禁書目録、ロダン、地獄の門…。素人にもわかりやすく書いてくれてるほうなんだろうけれど、知識があればもう少し読みやすかったのかなと思う。正直、私はちゃんと理解できてないし、登場人物の顔が最後まで浮かんでこなかった。でも、テーマは非常に興味深く面白かった。

2015/02/23 00:45

投稿元:ブクログ

キリスト教の歴史等、世界史の知識があった方がよりよいですが、なくても十分楽しめます。

なかなか知的興味を刺激するテーマでした。
だけど、最後はちょっと唐突かつ尻切れとんぼな印象を否めませんでした。

あと、文章の癖からか、テーマは面白いのに、読み出したらページをめくる手が止まらないとまではいきませんでした。

せっかく面白い物語なので、文庫化されるときに、最後を膨らませて、伏線も全部回収したら、もっとスリリングな物語になるだろうと思います。

著者の今後に期待します。

2015/03/22 12:43

投稿元:ブクログ

16世紀の場面と現代が交互に語られる。
主人公は香田節子25歳
イタリアはボローニャにある大学の美術学科に通っているが、大学生活も佳境を迎え、残すは卒業試験ぐらい。
小論文の単位を受理してもらおうと大学に来ていたのだが、担当であるアンジェロオルタ教授がまてどもまてども来ない。失踪ではなどと囁く者もいた。
学校側の帰りに教授の自宅に寄ると、妻のサラでさえ居場所がわからないと言うが心配する気配はない。
アンジェロがいなくなってから一週間後くらいに届いたという一通の封筒を渡され開けてみると、中にはオルタ教授の自宅にある文書庫の書架番号が記された紙。
その本の中には古いボローニャ方言と思われる言語で書かれた書簡が2枚あり、節子は解読を依頼されるが、よくわからない。サラに紹介され、図書館に勤めているというオルタ教授の助手カシワタカシを訪ね、再度教授の自宅に伺う。ロダンの彫刻を見せてもらうと、埋もれていたのはなんとロダンによる未知の傑作だった。
どうもその作品はダンテの「地獄の門」に関するものらしく、謎が深まる。カシワ曰わく、教授がダンテに関して調査しているらしく、節子を心当たりのある場所へ案内するという。

読み終わってすぐに「ダンテの『神曲』を読んでみよう!」そう思った。というより、「読んでみよう!」と思わせてくれる力がこの小説にあると思う。ダンテはもちろん、『神曲』とロダンの関係のことも知らなかったが、本書は僕のようなビギナーにもわかりやすく説明してくれている。展開としてはミステリー、謎解きもので、スイスイと読み進められるかと思う。ただ、最後は(ハッピーエンディングなのだけれど)少し書き急いだかなという気がするし、余韻を残すような終わり方であればなあと感じた。ただ、デビュー作でこの完成度はこれからが楽しみな作家さんだし(大体デビュー作というものは大したクオリティではないという偏見があるが、もちろん必ずしもそれは正しくないということも知っている)、次回作も歴史ものを書いているということなので、期待したい。
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4729

2014/12/13 16:05

投稿元:ブクログ

イタリアの古都、中世からの学術の街ボローニャを舞台にして、ダン・ブラウンか、ウンベルト・エーコか、東西の巨匠に向うを張る様な題材とスケールで描かれる、歴史、文学ミステリは様々な虚構入り混じって実に深くて、エンターテインメントに満ちている。
これが処女作とは恐れ入る完成度だが、何故だろうか、一気に読み切る程の熱が持続しない。
これがやはり熟練の書き手との差なのかもしれない。人物造形に紋切り型のところがあるし、物語の起伏の付け方もしっくりこない部分がある。
結末に回収出来ていない伏線も多く、勿体無い印象が強い。
良い脚本があれば、映画にしたら面白いかもしれないが…。
何しろまだ一作目だし、塩野さんの様に対象に拘り続けたらきっともっと面白いものが産まれるんじゃないかと期待する。

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