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地図とスイッチ

地図とスイッチ みんなのレビュー

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みんなのレビュー23件

みんなの評価3.2

評価内訳

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23 件中 1 件~ 15 件を表示

2014/11/23 18:15

投稿元:ブクログ

+++
昭和47年9月8日。同じ日、札幌の同じ病院で生まれたふたりの赤ちゃん――
「ぼく」蒲生栄人と「おれ」仁村拓郎。進学、就職、結婚、離婚etc.……
毎日毎日、無数にあるスイッチの中からひとつを選んで押して、
選択を繰り返したふたりの男は、どんな道筋でそれぞれの人生の「地図」を描いてきたのか――。
感動作『田村はまだか』の名手・朝倉かすみが紡ぐ、40歳の「ぼく」と「おれ」の物語。

「スイッチは無数にあるんだよ。問題はどれを押すかってこと、ちがう?」
+++

同じ病院で生まれた二人の男の子、という時点で、赤ちゃん取り違え事件?と思ったが、そんな劇的なこともなく、二人はそれぞれの人生をそれぞれに歩んでいく。ときどきに選んだスイッチが正解だったのか間違いだったのか、別のスイッチを押していたら今より素晴らしい人生があったのか、そんなことを突き詰めるわけでもなく、二人はそれぞれにスイッチを押し続ける。この先の地図がどうなっていくのか、どこへたどり着くのか。誰しも生まれてきたからにはスイッチを押さずにはいられないのだ。そう思うと、いままで以上に真剣に人生の地図のことを考えるようになる。英人と拓郎がこの先どんなスイッチを押していくのか、どんな地図を描いていくのか、興味が湧いてくる一冊である。

2016/08/18 11:44

投稿元:ブクログ

私の周りにはいないけど、東京出身の人にはよくいるタイプなのだろうか。小説ではよく目にする。朝倉かすみ、これから少しずつ読むのが楽しみ。

2015/02/24 20:33

投稿元:ブクログ

 女子にやに下がる男子が登場するお話。
 そしてそれが読んでいて心地よいというか、こちらもにやにやとしてしまう牧歌的さである。
 こうあるべきというより、あるものの中にあるぬるま湯のような幸せ(褒め言葉的な意味で)。こういった男性たちを、憎むべきも愛しい女性たちを女性作家が書くのかぁと思わせた。

2015/01/20 10:26

投稿元:ブクログ

同年同月同日に同じ病院でうまれた「2人」の人生がそれぞれ描かれていく話。各章の冒頭に、その章で出てくる「年」に何があったかの概略と、その「年」の紅白歌合戦で誰が司会で、トップバッターが誰で、トリが誰だったかという細かい情報が書いてあり、ちょろっと紅白ネタが出てくる箇所はあるにしても、どの章の冒頭でも律儀に紅白情報が掲載されているのがちょっとおかしかった。

主人公の「2人」は、1972年うまれという設定。わりと歳が近いので、それぞれの「年」を経験した歳も似てるところがあって、でもその中で、こんな人生もあんな人生もあるんやなーと思いながら読んだ。

「ぼく」=蒲生栄人(がもう・えいと)は、東京育ち。「おれ」=仁村拓郎(にむら・たくろう)は、札幌育ち。同じ札幌の病院で生まれたのは、栄人の母が里帰り出産をしたからだった。母同士は、小学校、中学校の同級生だった。といっても、さして親しかったわけではなく、「ぼく」の人生と「おれ」の人生がそれぞれ違っているように、その母の人生もまた違うのだった。

各章で、「ぼく」の話と「おれ」の話が綴られる。2人の話が、ところどころで、チラっとつながる。幼い日には、それぞれが母方のばあちゃんちを訪ねたときに、公園で遭遇してもいる。

いま2人は東京で、実はけっこう近くにいる。「ぼく」がインテリアショップの同僚として働いている「ちえり」さんは、「おれ」の2度目の妻なのだ。そして、「ぼく」と私立の小学校でずっと同級だった「相野谷(あいのや)」(つまりは、この男もまた1972年うまれ)が、「ぼく」と「ちえり」が働くインテリアショップのオーナーなのだ。

「ぼく」の話と「おれ」の話が並行して語られるだけではなく、この「ちえり」や「相野谷」の目から見た「ぼく」や「おれ」の姿が見えてくるところがおもしろい。とくに「ちえり」が平成生まれと、「おれ」よりかなり歳下(高1のときに生まれた赤ん坊、という歳の差)という距離感が。

たとえば、ちえりが、"使えないおじさん"の「ぼく」のことを、「おれ」に愚痴る場面。「ぼく」も「おれ」も相野谷さんも同い歳だが、だからといって何もかも同じじゃないと頭では分かるけれど…とちえりは言う。
▼おれは、首をかしげるちえりの頭を撫でた。
 「『いまどきの若者』がみんな同じじゃないのと一緒だよ」
 「そっかー」
 ちえりは真ん丸い目を輝かせた。
 「大人のひとに『いまどきの若者』って括られて、あーだこーだ言われると腹立つのに、あたしも『おじさん』にたいしては同じように考えてたー」(pp.123-124)

あるいは、結婚パーティーに親きょうだいを呼びたくないという「ちえり」の心に、「おれ」は戸惑う。
▼本心はひとつとはかぎらない。四十にもなれば、そんなことくらいは承知の上だ。なのだが、おれの可愛いちえりのなかに潜む、得体の知れない暗いものを見てしまった気がしてならなかった。それが、おれの胸になすりつけられたように残った。(p.174)

歳こそ「ちえり」が一番下だけれど、同い歳の3人のうち、わけても「ぼく」のフラフラ具合は、むしろ「いまどき」か��なぁと思った。

雑誌連載時には、「地図と年表」というタイトルだったそうだ。「スイッチ」という言葉が入って、人生のどこでどんなスイッチを押して、自分の道はここまできたのだろうと思わせる。

(1/14了)

2015/04/22 07:26

投稿元:ブクログ

カッコつけぞう蒲生栄人、
在来線運転士「おれ」「たっくん」仁村拓郎

うー。

図太い女が気持ち悪い。

男は諦めと優しさで出来ている?
我儘なあたしは感謝の気持ちで読んだ。

2014/12/15 10:10

投稿元:ブクログ

「俺」と「僕」
同級生の母親どうしから同じ日に同じ産院で生まれた、ふたりの男のひとのお話。

どっちがどうって比べたりじゃなくって、
この時代・この年令の男のひとをふたり書きました、みたいな書き方。
タイプは違うけど、今どきとても多い気がする、卵の殻をお尻にくっつけたまんま年令だけ大人になりました ってな感じの。

対して、関わる女のひと達は
肩肘ごぃごぃ張ってたり、ねちっと強かだったり。
あんま友達にはなりたくないタイプ。
でもそれは、私も女だからこその近親憎悪なのかもしれんな。

でもまぁ
最終的にみんなそれぞれにそこそこのハッピーエンドで、多少の肩すかし感が逆にリアルかもね。
 ■ ■ 余談 ■ ■  
「俺」と元ヨメとの諸々がさ、
なんかもぉ、これってウチの元ダンナが書いたんじゃ?って思ってしまったくらいの近似っぷり。
私達も傍から見たらこんな感じだったんだろか。
てな感じで、その辺りは羞恥の念にかられて、なんか冷静に読めなかったよ…。

2014/11/28 09:25

投稿元:ブクログ

いつ、人生のスイッチを押したのか。それはきっと皆が思うことだろう。スイッチと言わなくても、例えば二択、三択の道の選択肢、または人生の曲がり角、的な。
同じ日に同じ病院で生まれたぼくとおれ。いくつかの共通点があり、どこかで交差しそうなそんな距離にいる二人の視点から物語は語られる。

ぼくみたいな男を私はとてもよく知っている。長年付き合っていた彼氏がそうだ。家庭が裕福、大学進学まで困ることなく、その気にならなくてもコネで就職もなんとかなってしまう環境。ゆるゆると、それはもうゆるい性格、バランスのまま中年期を迎え、そういう中でもきちんと道を、人生のスイッチを押していく。頑張らなくてもなんとかなるタイプ。

そしておれ。高校卒業と共に絶対に潰れない会社へ入社し、ときに恋愛もし、相手の女性に主導権を握られたまま二度の結婚をする。おれタイプもわたしの周りにもいるし、きっとどの読み手の周りにもいそうなタイプの男だ。

この作品の面白さは、いるいるこういうヤツ、となるところにあり、あるあるそういう経験というところと、さらには近年に、ぼくとおれが辿ってきた道筋に起きた数々のニュースの懐かしさにもあるだろう。ボリューム的にも読みやすく親しみやすい物語

2014/12/16 18:00

投稿元:ブクログ

同じ病院で同じ日に生まれた「僕」と「俺」のお話、母親同士も同級生。一瞬取り違えのような事件もの?と思いました。
二人ともなぜかぬるい男で、でも現実にもいる男だ。押してるスイッチは違えどからんでくる女の人が一筋縄ではなく面白い。
朝倉さんが女の人を書くのが好きなのかな、上手いなと思う。他の本でも粘着質の女の人、よく出てくるもの。

2015/01/15 21:34

投稿元:ブクログ

肩肘をはらない人生。こんな言葉をはくのは簡単だ。でも、どのような状況の人が言うかで、重きって変わるんだよね。

若い人は、自分に与えられた環境を恨むし、もしくは喜ぶし。

でも、二十年後には気付くんだよ。与えられた環境よりも、自分がどう生きたいかが大事だってこを。

そんな感想を持ちました。

2014/12/12 00:23

投稿元:ブクログ

今までの人生で、いったいいくつのスイッチが目の前に現れいくつのスイッチを押したり押さなかったりしてきたのだろうか、とふと思ったり。
同じ日に同じ場所で生まれたオトコ2人。環境も性格も全く違う2人の目の前に現れて来るスイッチの種類も数も全然違う。
もしあのとき別のスイッチを押していたら、今とは別の人生を歩いているわけで、その選ばなかった人生をもしかすると別の誰かが歩いているかもしれなかったり。
と、いうようなことを考えながら読んでいて、いや、これはもしかするとしたたかなオンナたちとちょっとダメっぽいオトコたちのありふれた日常の物語なんかじゃなくて、あの日あの場所で2人が入れ替わったりなんかしたりしてたかもしれないぞ、なんて思いながらもう一度読んでみようかな、と。

2015/03/15 15:31

投稿元:ブクログ

人生には道筋となるスイッチがある。ストレートなテーマであるにもかかわらず、ほんの少しぞっとさせる部分があるのはさすが。
同じ日同じ病院で生まれた男の子の半生を描く。これといった大きな節目はないのだけれど、どことなくつながっているところがあるから不思議。でも、世の中ってそういうものだよ、と納得してしまった。

2015/03/14 22:55

投稿元:ブクログ

昭和47年9月8日に同じ病院で生まれた2人の男、僕とおれの交差した人生を描いた長編。昭和の時代の出来事とともに語られる普通の人の40年の人生ですが引き込まれました。

2015/06/24 09:30

投稿元:ブクログ

同じ年、同じ日に同じ病院で生まれた男性2人のそれぞれの人生。この設定だけでも十分にそそられるのだが、絶対読みたい!と思ったのは、私が彼らと同じ昭和47生まれだからだ。2人の歩みを辿りながら、自分の人生も振り返るような感覚で読み進めた。
蒲生栄人(ぼく):母の実家・札幌の産院で生まれ、東京で育つ。家柄の良い坊ちゃんで、ふわふわと生きる「ぼく」はフリッパーズギターの小沢を意識した風貌。人生常に受け身、コネで就職した会社で「カッコつけぞう」というあだ名をつけられる。高校時代の彼女のこずえと微妙な腐れ縁。長いフリーター生活を経て、現在は友人の経営する雑貨屋に勤める。
仁村拓郎(おれ):札幌出身、高校卒業後就職の為上京、大手鉄道会社に勤める。上昇志向の強いワイルド系。ただ、価値観古すぎ?女心を掴みきれていないというか…遠距離恋愛の決着の付け方が下手くそ。その後年上の彼女と早い結婚をして一児を授かるが離婚、現在は一回り以上年下の彼女のちえり(栄人の現職場の上司)とできちゃった入籍したところ。
2人の母親が同級生同士というのも、奇遇も奇遇。その後一度だけ2人は札幌で出会っている(小学校のとき)。それ以外接触はないものの、共通の知人を通して不思議とつながりを持っているのが面白い。ストーリーは時代を前後させながら進むが、章毎に描かれる時代の主な出来事が載っており、その時代の流行りや事件と絡められながらアップダウンする彼らの人生は大いに共感できるところもあり、逆に引いてしまうところもあり(笑)←これは、団塊ジュニア世代の男性の特徴をうまく表現してるなというところ。ある意味2人をつなげる役回りとなるのが、栄人の学生時代からの友人であり、栄人と拓郎の妻:ちえりが勤める会社“Switch of Life”の社長、相野谷。彼がまぁ、相当なクセモノ。坊ちゃんでありながらなかなかのグイグイ系で、女に手を出すのも早い早い。彼もまた昭和47生まれなわけで、三者三様の47年男性のキャラの違いを比べるのも面白いかも。
クセモノといえば、拓郎の若妻のちえり、栄人の腐れ縁彼女のこずえもかなりのもの。そのハンパない上昇志向の強さや腹黒さにはぎょっとするが…彼女らに翻弄される男共もちょっと情けないぞ!ところどころで朝倉さん特有のエグさが顔を出し、うわぁ…と思いながらも、何だか笑いながら読めた。
最後は「え、そうなるの?」という感じだが、意外と人生ってそういうものかもしれない、ある意味リアルかも。
彼らと共に今までの自分の軌跡を振り返り、人生いくつものスイッチがあったんだよなと改めて思う。そしてこれからも。栄人と拓郎のこれからが気になるような…知るのが怖いような(笑)

2015/03/01 23:56

投稿元:ブクログ

同日に生まれた二人の男性の人生をその時々の時代と絡ませて描く方法はおもしろいのに、印象が薄く物足りない。まず、"スイッチ"が活かし切れていない感がある。("地図"に至っては全く、という気がした。)また著者には珍しく文章がわかりづらく何度か読み返さなくてはならない部分があったこと。そして物足りなさの最大の理由は恐らく、主人公二人に魅力が感じられなかったこと。

2015/02/06 11:49

投稿元:ブクログ

母親が、同級生で、同じ病院で、同じ日に生まれた男の子2人。
「おれ」と「ボク」で、構成されており、生まれた47年の出来事と、紅白歌合戦の司会者まで書かれている。
時々、歌のは歌の話など、懐かしく思ったり、湾岸戦争や、9.11など、ついこの間のように思える。

この二人の人生40年程の間に、何処で、スイッチを入れて行ったのだろう。

右左、三叉路、と、人生の選択肢は、色々あるだろうが、老いてから、ああ~幸せな人生だった、、、と、思えるようなスイッチを入れて行きたいものだと、思った。

内容的には、何か、平凡過ぎて、題名よりの印象から、外れていた。

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